2009年5月26日5時20分
【ニューヨーク=松下佳世】北朝鮮による核実験を受け、国連の潘基文(パン・ギムン)事務総長は25日、核実験が「明確で深刻な安保理決議違反」であるとして、「強い遺憾」を表明する声明を発表した。
声明は、今回の北朝鮮の行動が、「地域の平和と安定に悪影響を与えることを深刻に懸念している」として、「地域の緊張を高めるさらなる行動」を自制するよう求めた。決議の完全な順守や6者協議の早期再開も強く主張した。
また、25日午後(日本時間26日午前)から緊急会合を開く国連安全保障理事会が、朝鮮半島の非核化と地域の安定に向けて、「一致した強いメッセージを出すと信じる」と述べた。