偏食ロックンロール

 おはようございます。NSC22期生、7の中山です。このコーナーでは僕がリスペクトするアーティストとその作品を 紹介していきたいと思います。基準は「ロックかどうか?」そこです。紹介した作品に触れてもらって、皆さんに何か感 じてもらえれば幸いです。


NO.1    藤子不二雄A  「シャドウ商会 変奇郎」  秋田文庫 全3巻

少し前にTVドラマ化されたのでご存知の方もいると思います。「笑ゥせぇるすまん」や「魔太郎がくる」に近い、悪のヒーローものです。東京の超高層ビルに囲まれた一軒の骨董店「変奇堂」。そこに住む一人息子はごく普通の中学生。   しかし、その実態は、人の弱みにつけこんでひたすら金を請求するとんでもない少年だった!             未成年の犯罪がさわがれている現在、読み返してみると、妙にリアルに感じてしまいました。 

 

チェックポイント   

  ・決して理不尽ではなく、ターゲット(被害者)になんらかの落ち度があるということ。しかし請求額は法外

  ・オチのコマを太い黒枠にして無理やり怖くしている、A先生のお家芸。しかしオチてない話も多い!

  ・A先生のアンティーク物へのこだわりが、ひしひしと伝わってくる。

  ・なにより、漫画として、あまりおもしろくないということ。

名言集

  ・「もう二度と僕の秘密を暴こうとしてはだめですよ!!」

  ・「なにしろそのひき逃げ犯人が、今人気最高のフレッシュスター星光さんだったから。」

  ・「今日の四時にインド人がくるんだ。それまでに開けないと十万円がまる損になるよ。」

  ・「それ飛んでけ飛んでけ白い粉!飛び散れ飛び散れ白い粉!」