GW高速バス利用、軒並み前年割れ ETC値下げ影響か
九州運輸局が発表したゴールデンウイーク(GW、四月二十五日−五月六日)期間中の高速バスの輸送実績によると、福岡−長崎など九州域内の主要十五路線の輸送人員は二十六万四千人で前年を13・7%下回った。前年実績を上回った主要路線はなく、自動料金収受システム(ETC)搭載車を対象にした高速道路の「大幅値下げ」が影響したとみられる。
減少率が最も大きかった路線は福岡−鹿児島で、前年比21・4%減。北九州−長崎が19・0%減、福岡−宮崎が17・9%減と続いた。本県関係の主な路線では福岡−長崎が14・6%減、福岡−佐世保12・1%減、長崎−熊本9・5%減、長崎−大分13・2%減、長崎−宮崎8・2%減など。
一方、九州と九州外を結ぶ計二十五路線も15・3%減。前年を上回ったのは長崎(長崎駅前)−大阪(梅田)、佐世保(ハウステンボス)−名古屋を含む四路線だけだった。GW期間中、各地で相次いだ交通渋滞の影響で、ダイヤの乱れも生じたという。
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