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加害少女との面会・情報開示かなわず 長崎・小6殺害

2009年5月26日21時6分

 長崎県佐世保市の小学校で04年6月1日、6年生の女児が同級生に殺害された事件が起きてから5年となるのを前に、被害女児の父、御手洗恭二さん(50)が26日、会見した。御手洗さんは事件後から継続して加害少女(16)の更生状況の情報開示や更生担当者との面会を求めてきたが、この1年間で進展がなかったと述べ、「被害者との関係なしに更生は成立しない」と改めて訴えた。

 御手洗さんは「被害者の思いを踏まえて少女の更生に取り組んでいるのかどうかが、児童自立支援施設や厚生労働省からは伝わってこなかった」と述べ、「少女に自分の気持ちが伝わっているという手応えを実感するためにも、努力している姿勢を見せてほしい」と求めた。

 改正少年法で殺人など重大事件の被害者やその家族が少年審判を傍聴できるようになったことにも触れ、「審判は刑事裁判と違って裁く場でないことをきちんと説明し、傍聴後に被害者や家族のケアをする人が必要だ」と話した。

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