広島市議会は25日、都市・経済活性化対策特別委員会を開き、旧市民球場(中区)跡地利用計画を審議した。市が計画に位置付けた折り鶴展示施設(折り鶴ホール)への批判が噴出する一方、具体的なイメージ図を早期に提示するよう市に求める意見も出た。
跡地利用計画をめぐり、市議会は3月の定例会で市の予算案から関連費の一部を削除。今秋の球場解体スタートを想定する市に「待った」をかけている。
委員会では、定例会で予算削除に回った会派の議員が「みんな『あんなもんつくってどうするのか』と言っている」などと相次いで批判し、折り鶴ホールの必要性を否定した。
予算削除を支持しなかった会派の議員は「市民がイメージを共有する必要がある」など指摘し、折り鶴ホールを含めた全体の図案の制作費などを盛り込んだ予算案を早く再提案するよう求めた。
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