岡山放送局

2009年5月26日 19時3分更新

防災情報メールを誤配信


岡山県が26日行った防災情報を配信するシステムのテスト中に、避難勧告を知らせる訓練用のメールを、誤ってあわせておよそ1700人に配信していたことがわかりました。

訓練用のメールが誤って配信されたのは、岡山県が運用している「総合防災情報システムメール配信サービス」です。

このシステムは、あらかじめ登録していた人に避難勧告や避難指示などの防災情報をメールで配信するもので、県内でおよそ5000人が登録しています。

岡山県によりますと、26日午前9時から、県や市町村の防災担当者が参加してシステムのテストを行っていましたが、午前10時11分に、美作県民局の職員が津山市で避難勧告が出たことを知らせる訓練用のメールを誤ってあわせて1697人に配信したということです。

ミスに気づいた岡山県は、およそ40分後に訂正のメールを配信したほか、県の総合防災情報システムのホームページで、誤った配信だったことを知らせているということです。

県は「いざという時に正確に情報を届けられるよう訓練を行っていたのに、県民に不安を与えるような結果になって残念だ。再発防止を徹底したい」と話しています。