ローマ(CNN) 米国が計画しているキューバ・グアンタナモ米軍基地の対テロ収容所閉鎖にからみ、イタリアのベルルスコーニ首相は25日、CNNの取材に応じ、同国として収容者の受け入れを検討すると表明した。
ベルルスコーニ首相は「米国民と米政府のため、われわれにできることであれば是非とも実行する」と述べ、グアンタナモ収容者の受け入れを通じて米国の対テロ政策を後押しする用意があると表明した。
受け入れ可能な人数については時期尚早を理由に明言を避けたが、「米国がわれわれすべてのために単独で戦ってくれると期待してはいけないと感じている。テロリズムはわれわれすべてに影響を及ぼす問題だ」と指摘した。
オバマ米大統領は2010年1月までにグアンタナモの収容所を閉鎖する計画を表明したが、これに対して民主、共和両党から批判が噴出。オバマ大統領は、米本土の安全を脅かすことなく収容者を移送することは可能だと強調している。