トリガーハート エグゼリカ エグゼリカ



【TH60との遭遇経緯報告書】

<000002>
正体不明の飛行戦闘物体(ヴァーミスと呼称する)との戦闘により、墜落した異星製の少女型戦闘ユニット
「TH60 エグゼリカ」を回収、保護のちに面談による意思疎通を試みる。
後、TH60の随伴ユニット及び自身の自己修復が完了するまでの保護と便宜を図る事と引き換えに、
敵ヴァーミス情報の提供、及び一部トリガーハート技術の供与に同意を得た。

<000261>
随伴艦アールスティアが修復不能は程のダメージである事が判明。
及び、ディアフェンドの機能回復にも目処が立たない事を、TH60より知らされる。
現状では、ヴァーミスとの戦線に復帰する事は絶望的である。

<000459>
TH60研究班が、女性型人体で子宮に当たる部位に独立したパワーユニットの存在を確認した。
TH60との面談により、それが人類のそれと同じく、THシリーズを生産するための装置と判明。
以後これを「Fユニット」と呼称し、起動実験の協力をTH60に求めていく事にする。

<001011>
Fユニットがある人間の染色体を吸収、反応する事が明らかになった。
そして実験中、いわゆる性的な肉体接触により、パワーユニットの過剰発熱を検知した。
この発見により、オートポンプによる24時間精液注入を中止。
当施設員による直接接触による模擬生殖行為にてFユニット起動実験を再開する。
TH60は大変従順に、我々の要望に応えてくれている。

<001273>
Fユニットの起動に対処するため、TH60の24時間モニタリングを開始。
及び、各施設員が割り当て時間に自由にTH60に接触する事を許可した。
TH60はさらに献身的に、当施設員との模擬生殖行為に応じるようになった。
恐らく自身のパーソナリティに由来するものであり、研究には好ましい傾向と思える。

<001320>
本日、国連より当施設視察の申し入れがあった。
その中に、TH60との接見及び擬似生殖行為の体験、との項目が存在した。
即答は避け、TH60に可否の判断を求めるが、これを快諾。
拒否する理由は無い為、7日後に国連視察団40名を受け入れる事が決定した。


視察団による、TH60との模擬生殖行為体験会

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