みけとのこと【7】親ばかができるまで
当時私は猫を飼うとは決めていましたが、どういう形で猫と出会うのかはまだ決めてはいませんでした。

ただ漠然と、長毛の猫がいいなぁ~と、ソマリやノルウェージャンフォレスト、ラヴドールなんかを飼うことを想像して、友人にもそう伝えていました。
猫好きの友人たちは私が猫を飼うことをたいそう喜んでくれました。
でも最終的に私が決めたのは、保護団体のシェルターで出会ったみけ。
引き取ったばかりの時、頬がこけていて、痩せていて、あまり器量よしとは思えなかったみけ。
(その頃の私の理想は目がクリッとしてほっぺがぷっくりしててモフモフの猫でした・・・)
今では私も立派な親ばかですが、最初は冷めている自分も同居しておりました。
だから当初、わたしにとってみけは「見た目はいまいちだけどかわいい子」だったのです。

情の移ってしまった私にとっては大切な子でしたが、友達がどう思うかな?って少しだけ思っていました。

でもそれはまったくの杞憂でした。
力強く最高と言われて嬉しかった。

確かにみけは最初から人懐っこい猫でした。
ほかの友人も、みけをすごくかわいがってくれました。

みけのトイレは居間のすみにあります。
遊びに来た時、猫を飼っていない人にはいやなこともあるかもしれない・・・と思って警告したのですが、友人は大きな愛(笑)で受け止めてくれました。

遊びが高じてあま噛みしてしまうみけとも、上手に遊んでくれました。
子猫を迎え入れて、これから私は「子育て」をするんだ・・・という気負いがあった私。
みけのためにも、かわいがり過ぎてはいけないと思っていました(ダメな猫?になると思っていた)。
でも・・・みけは人間の子どもじゃない。将来一人で生き抜いていくわけじゃない。
天寿をまっとうするまで、私が幸せにすればいいのです。一生そうするつもりで猫を飼ったのです。
そう思ったら、妙な気負いが消えていきました。まったく、飼い主初心者すぎですね(っ_ _)っ

そんなこんなで、かわいがる時は肩の力を抜いて親ばかに徹することを決意(`・ω・´)

「美人だね」「かわいいね」「うちに来てくれてありがとうね」「みけでよかったよ」と声をかけながら育てました。周囲から失笑をかっても(笑)

私が何を言っているかはわからなくても、なにやら優しい顔と声で話しかけてるなぁということは・・・伝わっていると思うのです。

そして不思議なことに、いつしかみけは本当に美人な猫になったのです。うふふふふ~。←親ばか

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里親・ペットショップ・ブリーダーからの譲渡など、ペットと出会う方法はさまざま。
飼い主の方が幸せじゃないと、ペットも幸せになれないんじゃないかなぁと思います。
それぞれの良いところ、悪いところをよく調べて、一番いい形でペットと出会えることをお祈りしています!
by cat_owner | 2008-10-16 00:16 | * みけとのこと(イラスト)
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