【北米総局】学校を中心に新型インフルエンザの感染が持続している米ニューヨーク市で、新たに16カ月の男児が18日、高熱を出したまま死亡し、新型インフルエンザ感染の疑いがあるとして、米疾病対策センター(CDC)が調査している。また同日までに、ニューヨーク市でインフルエンザのような症状を訴える生徒が多く、計17校が休校措置をとった。CDCは「この時期に学校で感染があるのは極めて異例。20歳以下で入院が必要な人が多くいて、一部は集中治療室に入らなければならないのも特異だ」と指摘。新型インフルエンザが特異なパターンで感染を持続していることを指摘した。米国では他に、ミズーリ州でメキシコを旅行した男性(44)が19日に死亡した。
毎日新聞 2009年5月20日 東京夕刊