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ツバルタイトル
正式国名| ツバル(Tuvalu)
面積| 25.9平方キロメートル(東京都の新島とほぼ同じ大きさ)
人口| 9,760人(2006年、ADB)
首都| フナフティ(Funafuti)(首都人口:4.3千人)
民族| ポリネシア系人種がほとんどで、その他若干のミクロネシア系がいる
主要言語| 英語及びツバル語(ポリネシア系言語でサモア語に近い)
宗教| 主としてキリスト教(プロテスタント)、ほとんどの国民がツバル教会に属する
略史| 1568年  スペイン人メンダナがエリス諸島のヌイ島を発見
1892年  ギルバート・エリス諸島として英国の保護領となる。
1915年  ギルバート・エリス諸島として英国の植民地となる。
1975年  ギルバート諸島と分離、ツバルと改名
1978年  10月1日、独立
1981年   独立後、初の総選挙により、プアプア政権成立
1989年   総選挙により、パエニウ政権成立
1993年  総選挙により、ラタシ政権成立
1999年  イオナタナ氏が首相に就任
2000年  9月、国連加盟
2001年  2月、ルカ氏が首相に就任
2001年  12月、タラケ氏が首相に就任
2002年  8月、ソポアンガ氏が首相に就任
2004年 10月、トアフア氏が首相に就任
2006年  8月、イエレミア氏が首相に就任
ツバル地図
気候

気温グラフ ツバルは熱帯の海洋性気候で、温度は1年を通じて28〜31℃で変化に乏しい。降水量は北より南が多く、フナフティでは年間約3,000mm、短時間に激しく降る。雨期と乾期の差はさほど極端ではなく、雨の多いのは12月から3月の間で、300〜400mm程度、その他の月は平均240mmほどである。11月から4月は北西からの風が重く、5月から10月は南東からの貿易風が心地よい。


政治

政体|立憲君主制
元首|エリザベス2世女王(総督: フィロメア・テリト師 2005年4月15日就任、任期 4年)
議会|1院制、15議席、任期 4年(解散あり)
政府|首相:アピサイ・イエレミア
政治状況
ツバルには政党は存在せず、誰を首相に推すかにより派閥が形成される。1993年の総選挙でラタシ政権が誕生したが、議会における首相派(ラタシ首相派)対反首相派(パエニウ前首相派)の勢力は7対5と伯仲していた。その後1996年12月にパエニウ前首相は自派及び首相派の一部議員を結集しラタシ首相に対する不信任案を議会に提出、可決させ、自らが首相に就任した。パエニウ首相は1998年3月の総選挙の後、首相に再任されたが、1999年4月、内閣不信任案可決により辞任。同月、イオナタナ議員が首相に就任。2000年12月、イオナタナ首相が逝去。2001年2月、ルカ議員が首相に就任したが、同年12月、内閣不信任案可決により辞任。同月、タラケ新首相が就任した。2002年7月、総選挙が行われ、8月、ソポアンガ前大蔵経済企画兼観光・貿易・商業相が首相に選出された。2004年8月、内閣不信任案可決により、ソポアンガ首相および議員が辞任。10月にNukufatau州補欠選挙で復帰。11月にトアフア氏が首相に就任。2006年8月の総選挙では全閣僚が落選し、新しくイエレミア内閣が誕生した。
外交
基本方針
西側との友好関係を維持・強化。共産圏諸国とは一線を画すとの方針を基本としている。なお、近年は近隣の太平洋島嶼国との関係強化も図っている。
経済

主要産業| 農業及び漁業が主要な産業であるが、自給自足的な部分が大きい。その他、若干の建設業、サービス業等
GDP| 27.5百万豪ドル(2002年、ツバル統計局)
1人当たりGDP| 2,872豪ドル(2002年、ツバル統計局)
経済成長率| 2〜3%(2007年推定、ADB)
物価上昇率| 3.3%(2007年、ツバル統計局)
通貨| 豪ドル
為替レート| 1豪ドル=59.24円(2009年2月11日現在)
経済概況
資源に乏しく、国家財政の収入源は、入漁料と外国漁船への出稼ぎ船員等による海外送金が主で、財政赤字をツバル信託基金(ツバル、英、豪、NZの拠出により、1987年に設立)の運用益から補填していた。同信託基金はこれまで健全な運営をしていたが、2001年度は、米経済の減速、米株式市場の低迷、米ドルに対する豪ドルの低下、豪経済の低迷等の悪影響を受け実質マイナス運用となった。米国のインターネット関連会社に貸与したドメインコード「tv」の使用権の契約料が99年から入ることとなったが、右使用権に係わる収入は毎年変動が大きいことから、今後限られた収入を如何に運用していくかが課題。
貿易

貿易総額|(2006年、ツバル統計局)
輸出:13,033千豪ドル
輸入:16,839千豪ドル
主要貿易品目|(2005年) 
輸入:鉱物燃料、食料・野菜   
輸出:N/A
主要貿易相手国|(ツバル統計局)
輸出(2002):フィジー(58.8%)、豪(22.3%)、NZ(11.4%)
輸入(2006):豪(22.5%)、フィジー(20.5%)、シンガポール(20.2%)、NZ(12%)
経済協力

日本の援助実績|
2006年度2006年度までの累計
有償資金協力なしなし
無償資金協力1.19億円52.45億円
技術協力0.69億円12.04億円
主要援助国|(百万米ドル、2005年、DACベース)
豪州(2.91)、NZ(1.63)、日本(1.04)、加(0.20)合計5.89
日本との関係

政治関係| 1978年 10月 ツバル独立と同時に承認
1979年 4月 外交関係樹立
対日貿易| (2007年、貿易統計)
輸出額:701千円
輸入額:2,002,808千円
主要輸出品: (2006年)実績なし
主要輸入品: (2006年)輸送機器(71.8%)、電気機械(23%)
日本の直接投資| 12件、1,700ドル(1951〜94年度累計)
在留邦人| 13名(2006年10月現在)
在日ツバル人| 0名(2007年末、出入国管理統計)
社会と人々

民族としてはポリネシア系が96%で、残りはミクロネシア系の人々がヌイ環礁に多く住んでいる。人口1万人のうち首都のあるフナフティ環礁に全体の約45%が住み、残りは6つの環礁と2つの島に居住している。フナフティには5,000人ほどが生活していることになるが、計算上での人口密度は1km2当たり1,600人ということになる。人口増加率は年間1.7%なので、41年後には人口が2倍になってしまう。
ツバルには、現在では伝統的な特権を持った首長は存在していないが、影響力をもつ特定の家族は存在している。また、社会は圧倒的に男性優位であり、女性はいろいろな面で制約を受けている。たとえば入浴に際して、未婚の女性は裸でなく、服を着たり、体に布のようなものをまとっていなければならないなど、現在でも伝統的慣習が残っている。
このような古い体質を残しているツバル社会だが、人々の教育への関心度は高く、6歳から15歳までが義務教育で、識字率は99%に達している。

教会
日曜日は教会へ
ツバルの人々にとって日曜日は特別な日であり、すべての人が着飾って教会へ行く。
ツバル人の97%は最初にツバルで伝道を開始したロンドン宣教師会の組織である ツバル・プロテスタント教会に属しており、残り3%が安息日再臨派やバハイ教徒となっている。

動物と植物

ツバルは低い環礁島であり、ココナツやパンダナスのほか、バナナやキャッサバ、タロイモ、パンの木などが耕作されているが、種類は次第に減ってきているという。いっぽう海洋生物は多様であり、イルカやマンタ・レイなども日常的に見ることができる。 ツバル独特の哺乳動物はいない。

在日政府機関

名誉総領事館|〒107-0061 東京都港区北青山1-2-3 青山ビル13階
電話:03-5411-5967    FAX:03-5411-5970
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