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TX東京延伸計画に弾み、目標の1日平均乗車27万人突破

5月26日5時32分配信 読売新聞

 茨城県つくば市と東京・秋葉原を結ぶつくばエクスプレス(TX)の1日平均乗車人数が、開業時の目標27万人を突破したことが25日、わかった。

 運行する首都圏新都市鉄道によると、4月に27万500人を記録した。この目標は東京駅までの延伸を検討する前提とされており、千葉県柏、流山両市の沿線関係者は「順調な発展で、東京延伸に弾みが付く」と歓迎している。

 同線は2005年8月24日に開業。首都圏新都市鉄道によると、初年度に1日平均15万700人が乗車した。その後、増加を続け、この4月は初年度の1・79倍に達した。千葉県内は特に伸びが大きく、2市5駅の合計が初年度の3万5400人から7万2000人へと倍増した。

 中でも、駅前に大型商業施設がオープンした流山おおたかの森駅や柏の葉キャンパス駅、JR武蔵野線と接続する南流山駅の3駅の増加が目立つ。沿線の宅地開発も進み、流山市の人口は開業時の約15万2000人に対し、今年4月には16万人に達した。

 首都圏新都市鉄道は当初、「20年で黒字化、40年で累積赤字解消」を掲げた。開業5年の10年度に1日27万人乗車を目標にしていたが、乗車数は今後も増加傾向が見込まれるため、目標達成は1年早まると予想されている。

 東京駅まで延伸する構想を実現するよう、柏市と流山市や茨城県の沿線3市などは、首都圏新都市鉄道などに要望してきた。井崎義治・流山市長は「これを機に、出来るだけ早く東京延伸の具体的検討を始め、実現に結びつけたい」と喜ぶ。井崎市長と本多晃・柏市長は25日、県に対し、TX東京延伸への協力などを要望したという。

最終更新:5月26日5時32分

読売新聞

 

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