感染者８割は１０代、男性多く　新型インフル　

　日本国内で確認された新型インフルエンザ患者のうち約八割が十代で、性別では男性が６６％を占めることが、二十五日、厚生労働省のまとめで分かった。兵庫県もほぼ同様の割合。日本以外でも十代の発症割合は高い傾向にあるが、同省は「海外の報告より若干多い」としている。（磯辺康子）

　二十五日正午までに確認された三百三十九人を分析した。年齢別では十代が圧倒的に多く、７９％。二十代以下で全体の九割を占めた。兵庫県も同様の傾向で、全国との差は見られなかった。

　男女別では男性が６６％、女性が３４％で、男性がほぼ倍。兵庫県と全国で大きな差はなかったが、神戸市内に限ると男性５６％、女性４４％で、女性の割合がやや高い。

　アメリカ・疾病対策センターの調査では、患者の六割が十八歳以下との結果が出ており、若年層が多い傾向は海外とも共通している。男性が多い現状については「まだ分析できていない」（厚労省新型インフルエンザ対策推進室）という。

　一方、神戸市が市内で確認した患者九十八人について調査したところ、最も早い発症は今月十日、発症のピークは十六日だったことが分かった。

(5/26 09:56)