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北朝鮮核実験:爆発規模は数キロトン…米政府高官

 【ワシントン草野和彦】北朝鮮の地下核実験について、米政府高官は25日、前回06年の核実験に近い場所で地震を観測し、トリニトロトルエン(TNT)火薬換算で「数キロトン規模の人為的な爆発があったことを示している」と明かした。詳細の分析には数日かかるとしている。

 北朝鮮は前回、4キロトン規模の核実験を行うと中国に事前通知したが、米国は実際の爆発規模を1キロトン未満と分析。今回の実験は規模が拡大したとの見方を示したことになる。

 また高官は、核実験実施の1時間足らず前に北朝鮮から国務省に実験の通知があり、6カ国協議の日本、韓国、中国、ロシアの各政府に直ちに連絡したことも明らかにした。

 オバマ大統領は先週、数回にわたり、北朝鮮の核実験の可能性について説明を受けており、地震に関する一報が大統領に入ったのは、実験から約2時間20分後の24日午後11時15分(北朝鮮時間25日午後0時15分)だったという。

毎日新聞 2009年5月26日 10時37分(最終更新 5月26日 11時56分)

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