柔道の野村が現役続行へ　史上初の五輪３連覇

　五輪柔道で史上初の３連覇を果たしている男子６０キロ級の野村忠宏（３４）＝ミキハウス＝が、３年後のロンドン五輪に向けて現役を続行することが２６日、分かった。同日午後の記者会見で本人が発表する。

　関係者によると、北京五輪に出場できず、雪辱の意向をずっと持ち続けていたという。

　野村は１９９６年アトランタ、２０００年シドニー、０４年アテネの３大会を制し、日本選手初となる個人種目での五輪３連覇を達成。しかし、４連覇が懸かった北京五輪は代表の座を逃した。

　昨年４月には痛めていた右ひざの手術を受けた。その後、トレーニングを再開したが進退については明言を避けていた。