坂田利夫、カウス事件で相方休養「1人で頑張る」
相方・前田五郎(右)休養で坂田利夫は1人での活動を余儀なくされた |
◆ コメディNo.1・前田の休養を吉本が正式発表 ◆
漫才コンビ「中田カウス・ボタン」の中田カウス(59)の自宅に今年4月、脅迫文が送られた事件で、捜査線上に浮上したことがスポニチ報道で明らかになった漫才コンビ・コメディNo.1の前田五郎(67)が芸能活動を休養することを25日、所属する吉本興業が正式に発表した。一方、「アホの坂田」で知られる相方の坂田利夫(67)は、事務所を通じ「しばらくの間は1人で頑張ります」とコメントした。
◆ 収録済み番組も急きょ差し替え ◆
吉本興業はスポニチ報道などを受けて25日昼、大阪本社(中央区)で竹中功よしもとクリエイティブエージェンシー取締役広報センター担当(50)が駆け付けた報道陣に対応。竹中氏によると、24日に前田と電話連絡を取り、25日に再び電話で連絡して休養をあらためて決定。「本人と相談して休養に入ることにしました。復帰時期は未定」と説明した。報道を知った前田は「困惑している」と話したという。
休養理由については「世間をお騒がせしたことと、お笑いの商売なので本人の緊張感やコンディションの問題もある」と説明。前田が脅迫文にかかわっていたかどうかの事実関係については「警察との捜査協力もありますし、コメントは差し控えたい」と話し、否定はしなかった。
前田の休養により「コメディNo.1」は、きょう26日と27日に予定されていた東京・品川の「よしもとプリンスシアター」での出番のキャンセルが決まっていたが、NHKにも影響が拡大。同局は6月6日放送予定の「バラエティー生活笑百科」を収録済みの番組に差し替えて放送することと29日に収録予定だった「上方演芸会」に代演を立てることを発表した。
一方で、坂田は関係者によると脅迫文に関してカウスが会見した直後、目にした筆跡が前田と酷似していることにいち早く気付き「まさかこんなことになるとは…」と肩を落としていたという。この日は吉本興業を通じてコメントを発表。コンビでの活動ができなくなり今後はピンで活動するが「突然の出来事で、ただただ驚くばかりです。ファンや関係者の皆様方には、大変なご迷惑や心配をおかけしますが、しばらくの間は1人で頑張ります」と現在の心境を報告した。今後の坂田の詳細なスケジュールについて同社は「発表できない」としている。
[ 2009年5月26日付 ]
PR