家賃滞納を理由に、部屋から強制退去させられたとして、宮崎市の男性が、賃貸保証会社を相手に、損害賠償を求めている訴訟の第一回口頭弁論が、25日、宮崎簡易裁判所で開かれ、会社側は、全面的に争う姿勢を見せました。訴えを起こしたのは、宮崎市に住む51歳の男性です。訴えによりますと、この男性は、おととし1月、脳梗塞で倒れ、家賃を滞納したところ、去年10月、大分市の賃貸保証会社からドアをロックをされ、約1か月間、部屋を使えない状態となりました。このため、男性は、「不法な退去命令で、精神的な苦痛を受けた」などとして、賃貸保証会社に対し、慰謝料約120万円の支払いを求めています。宮崎簡易裁判所で開かれた、25日の第1回口頭弁論で、被告側は、「本人の同意のもとにドアロックをした」などとする答弁書を提出、請求の棄却を求め、全面的に争う姿勢を見せました。(山地央容司法書士)「どういう被害を受けたのか、事実関係を詳しく訴えて、それが不法行為になることを示していきたい」第二回口頭弁論は、7月6日に開かれます。
県庁の知事室前にガソリンがまかれた事件を受け、県は、25日から、県庁内の警備体制を強化しています。この事件は、今月22日、県庁の知事室前の廊下に、ガソリンをまいたとして、宮崎市の無職、北野時義容疑者が、現行犯逮捕されたものです。事件を受け、県は、25日から、県庁内の警備体制を強化しています。東国原知事が登庁するときは、これまでも、警備員が同行していましたが、25日からは、知事の安全を確保するため、警備員のほか、県職員数人も、知事室まで付き添うことにしました。また、知事室前の警備員の配置も、これまでより見通しの良い場所に変更されました。警備体制が強化される中、25日朝も、知事が登庁してすぐ、知事室前の廊下で、大声をあげる男性が現れ、一時騒然となりました。県では、本格的な警備体制の見直しについても、早急に検討することにしています。
畜産農家を取り巻く環境が厳しさを増す中、肉の消費拡大を図ろうと、毎月29日を肉の日とするキャンペーンが県内で始まることになり、25日宮崎市で、その決起集会が開かれました。このキャンペーンは、県内産の肉の消費を拡大し、販売価格を安定させようと、JA宮崎経済連が初めて実施するもので、畜産物を扱う県内約330店舗が参加します。25日は、キャンペーンのスタートを前に、生産農家や店舗関係者など約250人が参加して、宮崎市で決起大会が開かれました。大会では、JA宮崎経済連の羽田正治会長が、「肉の日が定着するように、全員で協力すれば、県全体の発展にもつながる」とあいさつした後、畜産王国宮崎のアピールに力を入れる東国原知事が、激励の言葉を述べました。(東国原知事)「毎日肉は食べています。特にとりはむちゃくちゃ好きなんですよ。酉年でですね、32年の。あまり関係ないですけど。ぜひこういった肉の日をきっかけに消費拡大、地産池消含めて消費拡大につながればいいなと思っています」キャンペーンでは、毎月29日を「わくわくお肉の日」に設定し、この日を中心に、各店舗で、消費拡大に向けた様々なプロモーションが行われることになっています。(JA宮崎経済連・羽田正治会長)「宮崎県民が農業の応援団になっていただいて行動していただくならば、まだまだ宮崎の産地は日本全国に広めることができる。そして、農業として経営できるというところに必ずなると思う」JA宮崎経済連では、まず、県内の消費者に肉の日を浸透させた上で、将来的には、宮崎を発信源に、全国で定着させたいと意気込んでいます。
宮崎国際音楽祭が、23日閉幕しました。今年は、入場チケットが、平均15%程度安く販売されたことなどから、入場者数は、去年より約900人増加しました。宮崎国際音楽祭は、今年も、指揮者のシャルル・デュトワさんが芸術監督を務め、宮崎市のメディキット県民文化センターを中心に、今月5日から19日間に渡って開かれました。23日の音楽祭閉幕を受け、25日は、東国原知事と青木賢児総監督が記者会見に臨み、今年の入場者数が、1万2700人余りと、去年より約900人増えたことを報告しました。(青木賢児総監督)「チケットが割引されたことや旅行を控え音楽祭に来てくれたことなどが、要因ではないかと思う」(東国原知事)「(今後は)コストを削減しながら、質と量の維持をお願いしたい」現在、県では、市民や有識者でつくる懇談会で、音楽祭の今後のあり方を協議していて、出された意見をもとに、さ来年以降の音楽祭の内容を、見直していきたいとしています。
延岡市北方町では、特産品として人気の高い早生桃、「ちよひめ」の収穫が始まりました。延岡市北方町では、現在9戸の農家が、早生桃を栽培しています。このうち、藤本博明さん方のビニールハウスでは、ピンクに色づいた「ちよひめ」が、たわわに実り、収穫作業に追われています。今年の「ちよひめ」は、先月から今月にかけて、天候に恵まれたことなどから、品質が良く、味、香りともに上々だと言うことです。(生産者・藤本博明さん)「今年は天候に恵まれ、大変おいしい桃ができています。消費者の方も、満足して食べていただけるのではないかと思います」果肉と果汁がたっぷりつまった、早生桃「ちよひめ」。収穫は来月上旬まで行われ、九州を中心に、県内外に出荷されます。
25日午前8時過ぎ、西都市茶臼原の県道で、普通乗用車がセンターラインをはみ出し、前から走ってきた大型トラックと、正面衝突しました。この事故で、普通乗用車を運転していた、西都市三宅の会社員、齋藤和也さん48歳が死亡しました。現場は、見通しの良い直線道路で、警察で事故の原因を調べています。
無農薬の米づくりを体験してもらおうと、園児たちが、水田にアイガモを放鳥しました。これは、アイガモ農法に取り組んでいる日南市の水尾均さんが、地元の園児を招待して毎年行っているものです。25日は、園児57人が水尾さんの水田に集まり、アイガモのヒナ約50羽を放しました。園児たちは、苗の周囲を動き回るアイガモを見守りながら、「元気に頑張ってね」と声を掛けていました。(園児)「草や虫を食べて、おいしいお米を作ってほしい」このあと、アイガモ米のおにぎりがふるまわれ、園児たちは、おいしそうに食べていました。
高原町に本社のある、総合建設業者、山本組が、25日、宮崎地裁都城支部に民事再生法の適用を申請しました。山本組は、1948年に創業し、官公庁を中心に土木・舗装工事などを手がけ、ピーク時の2001年4月期には、43億円余りの売上がありましたが、その後は、受注減や借り入れの増加により、資金繰りが悪化していました。負債総額は、約8億1500万円に上っています。会社のオーナーである山本修前社長は、2007年まで県建設業協会の会長を務めていました。
えびの高原に自生する植物、ミヤマキリシマが見頃を迎え、ピンク色の花が観光客の目を楽しませています。今年は、2月に暖かい日が続いたため、例年より1週間ほど早く開花したということで、韓国岳の登山道入口では、ほぼ満開となっています。また、鹿児島県境に近いつつじが丘は、いまが五分咲きで、観光客が、散策したり、カメラに収めたりして楽しんでいました。えびの高原のミヤマキリシマは、来月上旬まで楽しめます。
ご意見、ご感想をお聞かせください。
mrthodo@mrt.jp
[Back]