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前田このまま引退へ 吉本興業が休養を発表

中田カウスあてに郵送された脅迫文のコピー
中田カウスあてに郵送された脅迫文のコピー
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 吉本興業は25日、漫才師の前田五郎(67)が中田カウス(59)への脅迫状送付事件に関係していたと一部で報道されたため、タレント活動を休養させると発表した。

 同社によると、前田が脅迫状に実際にかかわっていたかどうかは分からないが、世間を騒がせたため、本人と相談の上、休養を決めたという。

 吉本興業の関係者が脅迫文を専門家に鑑定してもらった結果、筆跡が前田のものと酷似していたため、鑑定書などが南署に提出された。前田本人は同社から数度の呼び出しを受け、問いただされたが、「ワシが書いたもんやない」と完全否定しているもよう。

 南署では、ことし1月に大阪・ミナミの路上で起きたカウス襲撃事件などについても事情を聴くとみられる。

 カウスの自宅に脅迫文が届いたのは4月3日。角張った文字で「お前を必ず舞台に立てぬ様にしてやる。どこの場所にも俺(オレ)が看視して、機会を待っているぞ!」などと書かれていた。

 同6日に会見したカウスは脅迫文が同社役員の名前も挙げていることから「企業脅迫で、大阪府警への挑戦状としか思えない」と怒りをあらわにしていた。襲撃事件の翌10日にはなんばグランド花月(NGK)に「今後も中田を出演させる気ならきのうのようなことではすまへんで」という脅迫電話があったが、脅迫文と同様、「ヤマモト」と名乗っており、「同一犯という考えが1つと、いたずらというのがもう1つ」と推測していた。吉本興業創業家とのお家騒動と関連性を指摘する声もあった。

 前田は演芸関係の写真などの収集家として知られ、展覧会を開いたこともある。複数の関係者によると、カウスとは若いころから折り合いが悪く、これまで度の過ぎるイタズラを繰り返してきたという。

 前田は1963年に吉本新喜劇に入団。68年に“アホの坂田”こと坂田利夫(67)とコンビを結成した。

 事態を重く見た吉本は前田を活動停止処分とし、今月下旬に出演予定だった東京・品川の「よしもとプリンスシアター」をすでにキャンセル。当面、コンビとしての活動はできないため、「コメディNo・1」は事実上解散状態になっている。事件の進展によっては前田は引退に追い込まれることになりそうだ。

Yahoo!ブックマークに登録 [ 2009年05月25日 12:00 ]

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