5/26(火) 22:00~22:54
日本そして世界の経済の動きを幅広いテーマで描くドキュメンタリー。
今回のテーマは…若者雇用の実態。
【放 送】 5月26日(火) 22:00~22:54(テレビ東京系列・一部地域を除く)
5月29日(金) 21:00~21:54(BSジャパン)
【内 容】
この春、企業の業績悪化などを理由にした新卒者の内定取り消しが続出した。
その数2000人以上。番組は、ある建築会社から内定を取り消された学生を追った。
仕事を通して夢を実現しようとしていた彼。再びチャンスを掴めるのか…。
一方、入社を目前にして内定を取り消されてしまった“既卒組”は、
さらに厳しい闘いを強いられていた。超・就職氷河期に突入した就職戦線を追う。
■内定取り消しの実態…ある男子学生のそれから
4月。来年に向けた就職戦線も終盤に差し掛かる中、会社説明会にきていたある男子学生。
彼は実は、今年大学を卒業して就職することが決まっていたが、その内定を取り消されてしまった1人。
卒業わずか1ヵ月前、紙切れ一枚での突然の通知だったという。
入社するはずだったその建築会社は結局倒産し、取り消しの補償金すら出なかった。
改めて来年の就職を目指そうにも、すでに出遅れてしまった。
「電話すらなかった。ちゃんとお詫びをして欲しい」と会社への怒りをあらわにする。
こうした内定取り消し者が続出するという異常事態に、大学側も支援策を打ち出した。
授業料を免除して卒業を延期させるという緊急措置だ。
というのも、既卒となってひとたび新卒採用の枠から外れると、
就職の門戸は極端に狭くなるからだ。とにかく就職をと、動き出したが…。
■わが子心配、会社見学ツアーも
我が子を見守る両親がずらり。といっても授業参観ではない。
新入社員の保護者のための会社見学だ。実施したのは、マーケティング会社のアウンコンサルティング
「親御さんに職場の様子を見てもらって理解してもらう。
そして、子がくじけそうになった時には励ましてもらいたい」とその意義を説明する。
参加した親には、内定取り消しや退職強要が横行する中、子の職場を案ずる親心がある。
しかし、親たちが職場にやってくるのを、当の新人たちはどう受け止めているのか?
入社は、社会人としての第一歩。
企業も新人を大人扱いする、と思っていたら最近はどうも様子が違うようで…