近所にあった犬の床屋は良心的で価格も良心的だった
その犬の床屋が2週間前に閉店しますと言ってあっさり町から消えた
あれから2ヶ月が過ぎて近ごろ町内にもっさりした犬が目立つ
いつも予約待ちだったんだ
すでに年末の予約まで入ってたんだ
カリスマなんていなかった
いたって普通
だけど人気の床屋だった
喪失はいとも容易い
他で埋められるものだけど
他で埋められるなら今はまあいいやって気がしてんだろうな
だから今ここにできた穴を埋めない理由にも
特別な意味なんてないよ。ゼッタイ。ダメ。あなぽこ。
::親切な人が送ってくれた;;でもこんなものが「ログ持ってるんで送りますね^^」と送られて来た瞬間は恥ずかしくて死ぬるかとおもった;;でもおもsろかった;;こんなふうに続けて置いたら頭の悪さがぐいぐいと来て悪くないなっておもった::
これ絵本にしたい。48個できたら本にしようかな。いや48ページ分でいいかな。

『肉人くんとにるさんせんせい』

にるさんが僕に言った。
「ゴールが見えないうちは人を導けない。」
僕は言った。
「とりあえず、セックスしないならサッカーくらいしましょうよ。」
にるさんはつまらない。

『肉人くんとにるさんせんせい』

「肉人くん、今夜のうちに帰ってくださいね。」
にるさんはセックスの直後にそう言った。ぼくは未だ抜け殻を手に訊ねた。
にるさんは「散歩は夜よりも朝のほうがコワイ気がする。」と言った。
大人だからなのか女の人だからなのか、にるさんだからなのか、にるさんの言うことはさっぱりわからない。
にるさんは先生のくせに、きっと頭がワルイ。

『肉人くんとにるさんせんせい』

にるさんは窓際が好きだ。
最初に放課後の教室で見かけたとき、窓の桟にちょこんと座っていた。
今日もまたそうして座ってる。
目があうと冷たく笑う。それも最初と一緒。
だから近づいて、ぼくはきょうもひどいことを言った。

『肉人くんとにるさんせんせい』

にる先生は恋愛において、いいこちゃんから裁きにかけたい。

『肉人くんとにるさんせんせい』

にるさんがかろうじて教師だったときに僕に言った。
「想像できないものに強く魅かれてしまうことって危険ですよね。」
僕の両腕から逃げることのできないにるさんは、誰にも聞こえない声で僕に下着を剥ぎ取られながら言う。
「誰か助けてください。」
すべてがふざけている。

目が醒めて僕は泣いた

2009/05/24(Sun) 01:35
好きなものの話をすると、すっと消えてしまうことがたくさんあったので適当なことを言う癖がついてしまった。好きなものを言いあてる人に出会うと激しく動揺してしまう。そんなに好きじゃないと言うものは大抵すごく好きだから!知らないって言うこともとってもよく知っていたりするから!!そういう意味ではわかりやすすぎるんじゃないの・・どうでもいい
好きだと思う瞬間なんてのはどうでもいいものなのに、どうしてどうしてって思っちゃうくだらなさが大嫌いだ。どうして好きになることはへいきなのに好かれることは恐怖なんでしょうか。
どうして近づかなければよかったとおもうのでしょうか。もしも時間が戻せるのなら、ぜったいに。ぜったいに。触れられない場所で遠くからみてるだけでいいよ。なんて贅沢な我侭だ。それでも今は触りたくてどうしようもないんだけど。と彼女は言った。

孤独の一瞬

2009/05/23(Sat) 02:33
ざわめきの中で耳に残る声と静けさが、なにごともなかったこれまでを変える。
そして人はこんなふうに孤独を知るんですね。
「世界中がきらいな人でいっぱいなの。世界中にひとりだけがいっぱい好きなの」
少女は言った。
「どっちがいい?」
僕は答える。
「いっぱい好きだと思う子が、ひとりいればいいな」
灰色の世界は途端に色を変えた。
まばゆい黄色の世界に、とろける桃色のきみがあらわれた。
僕はそれから誰一人いなくなったこの世界で、きみが触れるものすべてに嫉妬して恐怖した。
僕は次第におかしくなって加速する凶器できみをころして一人生き残る。
そんなことを想像しても「いっぱい好きだと思う子が、ひとりいればいいな」と僕は答えた。
そして僕は自分をころした。
この世界にきみがひとりで生きて僕のことだけを思って苦しんでいる姿を想像して涙を流してきえた。
僕の初めての涙にはやっぱりキセキは生まれず、なんの意味も生まれなかった。

2009/05/07(Thu) 01:33
∴
きみのphenomonology?

2009/04/29(Wed) 12:51
∵
淡々とした時間の流れが残酷。
誰かに理不尽なことを言いたい。

2009/04/28(Tue) 11:55
∴
足元ばかり見ていたら一歩も進んでいなかったってことはよくある話です

2009/04/27(Mon) 01:36
∴
これ行こうとおもってて忘れてたじぶんの馬鹿
モネは特別好きじゃないけど、「霧の中の太陽」には心奪われました
だれか「霧の中の太陽」が出品されるときはデートしましょう
できれば気が長い人がいいです
その絵の前で、ぼんやりする人の面倒みてくれる人だったら
さらにイイです

「霧の中の太陽」は検索しても、きっと
水中からみあげるような輝きがまったく伝わらないんじゃないかとおもう
あの日感じた贅沢な感動が、ひと滴もこぼれないから
だからいいとおもう

2009/04/19(Sun) 04:13
∴
村上春樹の本は嫌いじゃないけど好きでもないけど村上春樹の本を読む人は好きだ。
きょう、村上春樹の小説がとても好きだという人と話をした。
少し前に訊かれたことをそっくり訊いてみた。
ノルウェイの森が好きだとその人は答えた。
ノルウェイの森なら、短編の螢が好きだと言ったら、螢は知らないと返事された。
そうだね、とぼんやりうなづいた。
なにを好きでも、なにを知らなくてもよかった。

「みんな自分の持ち場に結局は戻っていく。俺だけは戻る場所がなかったんだ。」

そんな文章だった気がする。
ときどき、ぼんやりとその言葉を考える。
すれ違って傷つけあう。救われたり救ったり。大切だっておもってるひとに理不尽に傷つけられることもある。
いいんだよって言うことは簡単。好きって感情は都合の悪いもの。心地いいだけの関係なんてうそだ。

ところで、ここまでの話は本題へすべて関係ない。
もしくは、ここからの話は本題へすべて関係ない。
そして、どちらかが嘘でどちらかが真実かもしれない。

さて、あいたくなっちゃうのはだめなことだろうか。

2009/04/07(Tue) 23:32
∴
やれやれ。
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