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硝煙の向こう側に彼女:「銃と寝る」女刑事が活躍 「銃撃戦楽しんで」著者・深見真さん

凶悪犯罪を追う女性刑事の活躍を描いた「硝煙の向こう側に彼女」(深見真、エンターブレイン)
凶悪犯罪を追う女性刑事の活躍を描いた「硝煙の向こう側に彼女」(深見真、エンターブレイン)

 自爆テロや連続銃撃事件などの凶悪犯罪を追う女性刑事の活躍を描いたアクション小説「硝煙の向こう側に彼女」(エンターブレイン)。著者の深見真さんに作品の魅力を語ってもらった。

--物語は。

 さまざまな組織によるテロ活動が活発化した日本が舞台です。国際社会とともに、テロもグローバル化し、日本国内には大量の重火器や爆薬が密輸され、治安は悪化の一途をたどっています。それに対し、警察は「鉄砲塚」「銃と寝る女」と周囲から呼ばれる刑事・塚田志士子を責任者とする特別強行犯捜査係を新設します。渋谷で起きた自爆テロ、新橋での銃撃事件……次々と起こる凶悪な事件が、やがて一つにつながっていくと言う物語です。

--作品が誕生した経緯は。

 日本が舞台の日本人が活躍する銃撃戦の小説。今までいそうでいなかった女刑事。そういったものをやってみたいと思い、構想を練り始めました。

--作品の読みどころは何でしょうか?

 やはりキャラクターたちでしょうか。複雑化した現在の組織犯罪に立ち向かう女刑事と、彼女を支えるタフな男たち。あと、銃器を使った犯罪のトリックを盛り込んでいます。主人公が銃器犯罪の専門家なので、そのあたりはちょっと珍しいと思いますね。

--新境地的な作品でしょうか?

 昔からやってみたかった作風なので、自分の中ではあまり「新境地」という感じはしません。「新しく切り開く」というよりは、「自分の内側を掘り返していく」──そんな感覚です。

--表紙イラストの小山宗祐さんについて教えてください。

 この仕事を依頼する以前から大ファンでした。起用を提案したのも自分からです。素晴らしい表紙に感謝しています……!

--読者にひと言お願いします。

 最新の科学捜査や銃撃戦を楽しんでいただければ幸いです。よろしくお願いします。

硝煙の向こう側に彼女 深見真著 エンターブレイン 1785円 発売中

2009年5月25日

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