処方せん記載方法の標準化へ初会合−厚労省検討会
厚生労働省は5月25日、「内服薬処方せんの記載の在り方に関する検討会」の初会合を開いた。内服薬の処方せんの記載方法の標準化などを検討するもので、座長には国立病院機構大阪医療センターの楠岡英雄院長が選ばれた。
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処方せんの記載方法については、医師や医療機関で統一されていないため、記載ミスや記載漏れ、指示の受け間違いなどによる「ヒヤリ・ハット事例」や医療事故が発生している現実がある。
検討会では、処方せんの記載方法の標準化を中心に意見交換が行われた。この中で、標準化への道筋については、「いつまでに標準化を行うということを示して、それに向けて粛々と進める」「現状でもできることから一つずつ手を付けていく」「現在医師を務めている者は現状を維持し、新卒の医師や薬剤師たちについては、新たなシステムで処方せんを記載する」などと意見が割れ、今後の検討課題となった。
次回の検討会では、患者、薬剤師、看護師の立場をそれぞれ代表した3人の委員からヒアリングを行う予定。
更新:2009/05/25 22:41 キャリアブレイン
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