2009年5月25日23時17分
会見で「北朝鮮による核実験というものは断じて容認できるものではない」と話す麻生首相=25日午後4時47分、首相官邸、河合博司撮影
日本政府は25日、首相官邸で安全保障会議(議長・麻生首相)を開いた後、「北朝鮮の核実験は、我が国の安全に対する重大な脅威で、断じて容認できない。国連安保理決議に明確に違反し、NPT(核不拡散条約)に対する重大な挑戦だ」との首相声明を発表した。これに先立ち、首相は記者団に、安保理の緊急会合で新たな決議を求める考えを明確にした。
首相はまた、韓国の李明博(イ・ミョンバク)大統領と電話で協議し、「安保理として国際社会の意思を明確にすることが不可欠」として、日韓、日米韓で緊密に連携することを確認した。
一方、外務省は北京の大使館ルートを通じ、北朝鮮に直接、厳重な抗議と遺憾の意を伝えた。