最終更新時刻:2009年5月25日(月) 16時09分
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デジタル一眼レフを買う時に知っておきたいこと

公開日時:
2009/05/07 00:40
著者:
koujirou

最近、一眼レフの小型化・低価格化などが進みコンパクトデジカメしか使ったことない方や初心者の方をターゲットとした製品が多く出てきました。

エントリー向けに一眼レフの機能を見直したり、価格を下げたりメーカは四苦八苦しているのですがやっぱり一眼レフを買うのは勇気がいるものです。

そこで、今回はコンパクトデジカメと比較して一眼レフのメリット、デメリット、購入の際の注意点などをお伝えでればいいなと思います。

大きさ

一眼レフはレンズ交換式が一般的なためコンパクトデジカメと比べてレンズも大きく、 一眼レフという構造上ボディも大きくなってしまいます。また、重さもコンパクトデジカメの10倍以上はします。

大きさや重さに関してはコンパクトデジカメと比べてもナンセンスな気がしますが、最近発売されているエントリー向けの一眼レフは軽量化が進み以前と比べてより持ち運びしやすくなっています。

また大きさに関しても、ルミックスなどが以来のレフを用いた撮影方法を一掃した製品を販売しています。レフを使用していないためボディが小さくなり軽量化か進んでいます。

http://panasonic.jp/dc/g1/

画質

画質に関しては賛否両論ありますが、基本的にここ数年で販売されている製品に関してはあまり考慮する必要はないと思います。最近の製品では1000画素程度ですが、画素数が高ければ全てよしというわけではなく本体(中のコンピュータ)が最適に処理できる画素数をメーカは設定しています。

 ズーム

ズームは、カメラ本体でズーム処理するデジタルズームとカメラのレンズを実際に動かしてズームする光学ズームがあります。デジタルズームの場合は、カメラ内で拡大処理を行っているだけなので拡大するにつれて画像が荒くなります。光学ズームの場合は画像の荒れはありません。

一般的に一眼レフは大きな光学ズームを備えています。また、環境に応じたレンズを交換できるのもメリットです。最近は、汎用レンズと高倍率ズームをセットにした製品も販売されています。

また一眼レフは大きな解像度で撮影できるので後に、デジタルズームさせた場合でも画像の荒れが発生しにくいです。

コンパクトデジカメと比べて、写真の出来にそこまで差がでるのか?

おそらく、これから一眼レフの購入を考えている方が一番悩んでいるうちの1つだと思います。

撮影者の技術もあるので一概には言えませんが初心者の方が普通に使い、撮影している分に関してはそこまで大きな差はでることはありません。

撮影するごとに自分の思うような写真が撮れないと思った時が一眼レフへの買い替え時だと思います。

まったく差がないわけではないので、一応記載します。

まず、一眼レフはコンパクトデジカメと比べて大きなレンズを備えているためわずかな光でも捉えることができます。その代表として星の撮影がありますが、少し上達すると流れ星や天の川 の撮影も可能です。そして、明るくてクリアな写真を撮影することが可能です。コンパクトデジカメと同じ画素数でもクリアな写真を撮影できます(見て分かるぐらいの差がでます)。

そして、なんと言っても広角なのでコンパクトデジカメの広角よりもさらに広角な撮影が可能なため視野に近い撮影が可能です。コンパクトデジカメよりも大きく高性能な画像処理エンジンを備えているので青い空の色の変化や、夕焼けなどの美しい色の変化を表現できます。大きなボケを表現できるのも一眼レフのメリットです。

シャッター速度やピントが合うまでの時間がコンパクトデジカメよりも格段に早いのでシャッターチャンスを逃しにくいです。

レンズや設定次第で大きな変化を与えることができます。一眼レフではレンズとボディを区別して比較することが多く、特にレンズではカメラの性能以上に重視されることがあります。

用語

一眼レフはコンパクトデジカメと違って様々な情報が記載されています。

ここが、初心者の方にとっては「?」となってやっぱりコンパクトデジカメでいいやとなるポイントだと個人的には思っています。

mm

まず、ズームに関しては通常5倍や10倍と表記されているのですが一眼レフの場合はmmで表記されていることもあります。

mmはズームを表しており、この数値が大きいほど高倍率なズームが可能です。

例えば、15-100mm と表記されている場合は15mmから100mmレンズが動くという意味になります。

最低値が15mmなので、この数値が大きくなると拡大するわけなので視野が狭くなり近くの物にピントが合いにくくなります。

花やネコ、犬の撮影には50mm程度のレンズや短終点レンズというピントが固定されているレンズを利用することが多いです。

ISO

IOSは光の感度を意味しています。この数値が高いほど、より高感度な撮影が可能なため暗い場所や高速シャッターでの撮影が可能です。しかし、感度か上がるにつれてノイズが発生しやすくなります。そのためカメラ内でノイズ除去処理を行うのですのが、各メーカこのノイズ処理方法は異なり ISO感度が高い撮影が可能なカメラほどノイズ処理が優れており、高機能を示すステータスの一部となっています。

一般的には3200程度です。少し高機能になると6400などもあります。

f

fはとても重要でレンズの性能を現す要素の1つです。 fはそのレンズが最大どれぐらいの光をボディまで通すことができるのかを示しています。この数値が高いほど、レンズが明るいことを意味しているので多くの光を通すことができます。250mm以上のレンズなどではfは高くなり、暗くなります。顕微鏡と同じ原理で、拡大すればするほど大きな光を必要とします。

mmが大きく、fが小さいほどレンズの性能が高いといえます。

 

どれを買えばいいの?

ここまでで、簡単に一通りカメラに関する知識が付きました。では、どれを買えばいいのでしょうか。

一眼レフには二強といわれるメーカ、Nikon Cannonがあり後に続く形でSONY Panasonicなどがあります。これから、一眼レフの購入を考えてる方が考慮する点はメーカよりもカメラの使いやすさと軽さを重視したほうがいいと思います。一眼レフは大きくて重くなりがちですので、これらが障害になりシャッターチャンスを逃したり重くて使いにくいカメラとなってしまっては本末転倒なので最初は使いやすくて、軽いカメラをオススメします。

また頻繁に写真を撮影し知識と技術の向上が見込めるのであれば 、豊富なレンズを提供しているメーカを選ぶ必要があります。上記で紹介したルミックスなどは現在は対応レンズが少ないです。

最近は、ボディとレンズ2本などのセットがありボディに対して最適なレンズを付けてくれているのでこちらを購入するのもいいでしょう。

実際に家電量販店で、実機を触り使いやすさや軽さなどを体験し自分の予算にあった物を購入するといいでしょう。

曖昧な表現になりましたが、ここからは個人の主観で書かせていただきますので参考程度に読んでください。

私が一眼レフを購入するにいたたったきっかけは、元々コンパクトデジカメで頻繁に撮影していたのですが旅行での撮影や風景を撮影する時に「実際はもっと綺麗なのに」と思うようになり、このような写真を撮りたいという願望が沸いてきたためです。

そこで、まず最初に選んだのはCannonでした。Cannonは、リズナーブル な価格で高性能なカメラとレンズを出していたためです。また、ボタンの少なさが一眼レフ初心者の私にとっては魅力でした。

次に候補として上がっていたものは、Nikonです。Nikonは、Cannonと比べてボディ・レンズ共に少々高めな印象を受けました。ボタンもCannonと比べて多く、重さもかなりありました。

実際に両方触ってみると、Cannonは軽くボタンの少なさから使いやすい印象を受けました。そしてNikonは重さはあるももの、カメラの持ちやすさやシャッター音、細かい設定、などカメラの性能を左右する以外の点でも様々な工夫が見られました。

結局私は、自分自身の将来性と持ちやすさの点からNikonを購入しました。Nikonは難しいという印象を受けますが最近のD90やD5000などのシリーズにはコンパクトデジカメと同様にシチュエーションを選択して撮影する機能が付いているのでカメラの細かな知識が必要なくても撮影可能です。

また女性にはお化粧をしているのでファインダーを覗くのがいやだという方もいるのですが 、ここ最近の製品にはライブビューといった液晶を見ながら撮影するコンパクトデジカメ同様の機能が盛り込まれています。そして、動画撮影機能なども徐々にですが搭載され始めているのでコンパクトデジカメと一味違った動作を撮影することが可能です。

※このエントリは CNET Japan ブロガーにより投稿されたものです。シーネットネットワークスジャパン および CNET Japan 編集部の見解・意向を示すものではありません。

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