文書番号: 831374 - 最終更新日: 2007年7月24日 - リビジョン: 6.9 CHKDSK ユーティリティにより、使用されているセキュリティ記述子が正しく認識されず削除される
Microsoft Windows 2000 については、次の資料を参照してください。831375
(http://support.microsoft.com/kb/831375/
)
目次現象
chkdsk コマンドで /F または /R スイッチを指定して修復モードで実行した場合に、一部のファイルのアクセス制御リスト (ACL) の値がデフォルト値に戻ることがあります。この問題は、ボリューム上のファイル数が 4,194,303 を超えている場合に発生することがあります。この問題が発生している場合の chkdsk の出力の例を以下に示します。
原因
この問題が発生するのは、マスタ ファイル テーブルが 4 GB を超えているか、ボリューム上のファイル数が 4,194,303 を超えている場合に、chkdsk ユーティリティではすべてのセキュリティ ID の参照を検出できないことがあるためです。このため、見つからなかったセキュリティ記述子はリセットされます。
解決方法
セキュリティ記述子が失われる危険性があるコンピュータについては、適切な Service Pack または修正プログラムをすぐに適用することをお勧めします。
組織内のサーバーとワークステーションの状態を調べ、問題が発生する可能性のあるコンピュータに、問題の発生を予防するソフトウェアをインストールすることをお勧めします。新しいコンピュータは、問題の発生を予防する修正プログラムを適用した後でテストや運用に使用することをお勧めします。また、サーバーの管理者、ヘルプデスクの管理者およびサポート担当者に対して、以下の操作を実行する前に、問題の発生を予防する修正プログラムをインストールするように通知することをお勧めします。
Windows Server 2003修正プログラムの情報マイクロソフトでは、現在この問題を修正する修正プログラムを提供中ですが、修正プログラムはこの資料に記載された問題のみを修正することを目的としており、障害があったコンピュータに対してのみ適用することを推奨します。この修正プログラムは、今後さらにテストを行う場合があります。この問題で深刻な影響を受けていない場合は、この修正プログラムが含まれる次の Service Pack がリリースされるまで待つことを推奨します。この問題を解決するには、Microsoft Online Customer Services にオンライン リクエストを送信し、修正プログラムを入手します。オンライン リクエストを送信して修正プログラムを入手するには、次のマイクロソフト Web ページを参照してください。 http://go.microsoft.com/?linkid=6294451
(http://go.microsoft.com/?linkid=6294451)
注 : 別の問題が発生した場合、またはトラブルシューティングが必要な場合には、別のサービス リクエストを作成することが必要になる場合があります。特定の修正プログラムの対象とならない追加の質問および問題については、通常のサポート料金が適用されます。別のサービス リクエストを作成するには、次のマイクロソフト Web ページを参照してください。
http://support.microsoft.com/contactus/?ws=support
(http://support.microsoft.com/contactus/?ws=support)
必要条件必要条件はありません。再起動の必要性この修正プログラムの適用後、コンピュータを再起動する必要があります。修正プログラムの置き換えに関する情報この修正プログラムを適用しても、他の修正プログラムが置き換えられることはありません。ファイル情報32 ビット版日付 時刻 バージョン サイズ ファイル名 ------------------------------------------------------------ 2003/12/06 10:58 271 branches.inf 2003/12/12 04:31 10,165 KB831374.CAT 2003/12/12 04:25 5.2.3790.109 308,224 untfs.dll 2003/12/12 04:27 354 updatebr.inf 2003/12/12 04:27 5,910 update_RTMQFE.inf 日付 時刻 バージョン サイズ ファイル名 ------------------------------------------------------------ 2003/12/05 17:45 271 branches.inf 2003/12/11 11:32 10,871 KB831374.CAT 2003/12/11 11:25 5.2.3790.109 831,488 untfs.dll 2003/12/11 11:28 354 updatebr.inf 2003/12/11 11:28 6,284 update_RTMQFE.inf Windows XPこの問題を解決するには、Windows XP の最新の Service Pack を入手します。 関連情報を参照するには、以下の「サポート技術情報」 (Microsoft Knowledge Base) をクリックしてください。322389
(http://support.microsoft.com/kb/322389/
)
最新の Windows XP Service Pack を入手する方法
状況
マイクロソフトでは、この問題をこの資料の対象製品として記載されているマイクロソフト製品の問題として認識しています。
詳細
この修正プログラムをインストールしても、chkdsk によってアクセス許可がリセットされる可能性があります。Vrfydsk.exe ユーティリティを使用すると、ボリューム上でセキュリティ記述子ファイルの破損が発生しているかどうかを確認できます。Vrfydsk.exe ユーティリティの出力はテキスト ファイルに保存できます。生成された出力ファイルに次の修復エントリが含まれている場合、一部のファイルおよびディレクトリにデフォルトのセキュリティが設定されている可能性があります。
vrfydsk.exe ユーティリティの関連情報を参照するには、以下の「サポート技術情報」 (Microsoft Knowledge Base) をクリックしてください。 837326
(http://support.microsoft.com/kb/837326/
)
Windows Server 2003 で Vrfydsk.exe ツールを使用して、ボリュームをオフライン状態にせずにボリュームのエラーをチェックする方法
関連情報を参照するには、以下の「サポート技術情報」 (Microsoft Knowledge Base) をクリックしてください。
824684
(http://support.microsoft.com/kb/824684/
)
マイクロソフトのソフトウェアの更新で使用される一般的な用語の説明
セキュリティ記述子の詳細については、ヘルプとサポート センターでセキュリティ記述子を検索してください。
この資料は以下の製品について記述したものです。
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