サポート オンライン
日本語 | 英語  

powered byLive Search
文書番号: 831374 - 最終更新日: 2007年7月24日 - リビジョン: 6.9

CHKDSK ユーティリティにより、使用されているセキュリティ記述子が正しく認識されず削除される

Microsoft Windows 2000 については、次の資料を参照してください。831375  (http://support.microsoft.com/kb/831375/ )

目次

すべて展開する | すべて折りたたむ

現象

chkdsk コマンドで /F または /R スイッチを指定して修復モードで実行した場合に、一部のファイルのアクセス制御リスト (ACL) の値がデフォルト値に戻ることがあります。この問題は、ボリューム上のファイル数が 4,194,303 を超えている場合に発生することがあります。この問題が発生している場合の chkdsk の出力の例を以下に示します。
ファイル システムの種類は NTFS です。

ボリューム ラベルは MYVOLUME です。


ドライブ上の軽微な矛盾をクリーンアップしています。

ファイル 9 のインデックス $SII から 1496 個の未使用インデックスをクリーンアップしています。

ファイル 9 のインデックス $SDH から 1496 個の未使用インデックスをクリーンアップしています。

1496 個のセキュリティ記述子を修復しています。

CHKDSK はマスタ ファイル テーブル (MFT) ビットマップに割り当て済みとしてマークされている
空き領域を回収しました。

ファイル システムを修正しました。


 1576209407 KB : 全ディスク領域
 1514676116 KB : 4232266 個のファイル
    1523236 KB : 302192 個のインデックス
           0 KB : 不良セクタ
    4671195 KB : システムで使用中
      65536 KB : ログ ファイルが使用
   55338860 KB : 使用可能領域

       4096 バイト : アロケーション ユニット サイズ
  394052351    個 : 全アロケーション ユニット

   13834715    個 : 利用可能アロケーション ユニット

原因

この問題が発生するのは、マスタ ファイル テーブルが 4 GB を超えているか、ボリューム上のファイル数が 4,194,303 を超えている場合に、chkdsk ユーティリティではすべてのセキュリティ ID の参照を検出できないことがあるためです。このため、見つからなかったセキュリティ記述子はリセットされます。

解決方法

セキュリティ記述子が失われる危険性があるコンピュータについては、適切な Service Pack または修正プログラムをすぐに適用することをお勧めします。

組織内のサーバーとワークステーションの状態を調べ、問題が発生する可能性のあるコンピュータに、問題の発生を予防するソフトウェアをインストールすることをお勧めします。新しいコンピュータは、問題の発生を予防する修正プログラムを適用した後でテストや運用に使用することをお勧めします。また、サーバーの管理者、ヘルプデスクの管理者およびサポート担当者に対して、以下の操作を実行する前に、問題の発生を予防する修正プログラムをインストールするように通知することをお勧めします。
  • chkdsk /F
  • chkdsk /R
  • autochk
: IT 部門の操作指導担当者も、これらのコマンドを実行する場合は、事前に問題の発生を予防する修正プログラムをインストールしてください。

Windows Server 2003

修正プログラムの情報

マイクロソフトでは、現在この問題を修正する修正プログラムを提供中ですが、修正プログラムはこの資料に記載された問題のみを修正することを目的としており、障害があったコンピュータに対してのみ適用することを推奨します。この修正プログラムは、今後さらにテストを行う場合があります。この問題で深刻な影響を受けていない場合は、この修正プログラムが含まれる次の Service Pack がリリースされるまで待つことを推奨します。

この問題を解決するには、Microsoft Online Customer Services にオンライン リクエストを送信し、修正プログラムを入手します。オンライン リクエストを送信して修正プログラムを入手するには、次のマイクロソフト Web ページを参照してください。
http://go.microsoft.com/?linkid=6294451 (http://go.microsoft.com/?linkid=6294451)
: 別の問題が発生した場合、またはトラブルシューティングが必要な場合には、別のサービス リクエストを作成することが必要になる場合があります。特定の修正プログラムの対象とならない追加の質問および問題については、通常のサポート料金が適用されます。別のサービス リクエストを作成するには、次のマイクロソフト Web ページを参照してください。
http://support.microsoft.com/contactus/?ws=support (http://support.microsoft.com/contactus/?ws=support)

必要条件

必要条件はありません。

再起動の必要性

この修正プログラムの適用後、コンピュータを再起動する必要があります。

修正プログラムの置き換えに関する情報

この修正プログラムを適用しても、他の修正プログラムが置き換えられることはありません。

ファイル情報

32 ビット版
   日付          時刻     バージョン         サイズ    ファイル名  
   ------------------------------------------------------------
   2003/12/06  10:58                       271  branches.inf 
   2003/12/12  04:31                    10,165  KB831374.CAT 
   2003/12/12  04:25  5.2.3790.109     308,224  untfs.dll  
   2003/12/12  04:27                       354  updatebr.inf 
   2003/12/12  04:27                     5,910  update_RTMQFE.inf 

64 ビット Itanium 版
   日付          時刻     バージョン         サイズ    ファイル名  
   ------------------------------------------------------------
   2003/12/05  17:45                       271  branches.inf  
   2003/12/11  11:32                    10,871  KB831374.CAT  
   2003/12/11  11:25  5.2.3790.109     831,488  untfs.dll 
   2003/12/11  11:28                       354  updatebr.inf  
   2003/12/11  11:28                     6,284  update_RTMQFE.inf  

Windows XP

この問題を解決するには、Windows XP の最新の Service Pack を入手します。 関連情報を参照するには、以下の「サポート技術情報」 (Microsoft Knowledge Base) をクリックしてください。
322389  (http://support.microsoft.com/kb/322389/ ) 最新の Windows XP Service Pack を入手する方法

状況

マイクロソフトでは、この問題をこの資料の対象製品として記載されているマイクロソフト製品の問題として認識しています。

詳細

この修正プログラムをインストールしても、chkdsk によってアクセス許可がリセットされる可能性があります。Vrfydsk.exe ユーティリティを使用すると、ボリューム上でセキュリティ記述子ファイルの破損が発生しているかどうかを確認できます。Vrfydsk.exe ユーティリティの出力はテキスト ファイルに保存できます。生成された出力ファイルに次の修復エントリが含まれている場合、一部のファイルおよびディレクトリにデフォルトのセキュリティが設定されている可能性があります。
CHKDSK is verifying security descriptors (stage 3 of 3)... Repairing the security file record segment. <----- REAL CORRUPTION OCCURRED Deleting an index entry with Id #### from index $SII of file 9. Deleting an index entry with Id #### from index $SII of file 9.

vrfydsk.exe ユーティリティの関連情報を参照するには、以下の「サポート技術情報」 (Microsoft Knowledge Base) をクリックしてください。
837326  (http://support.microsoft.com/kb/837326/ ) Windows Server 2003 で Vrfydsk.exe ツールを使用して、ボリュームをオフライン状態にせずにボリュームのエラーをチェックする方法
関連情報を参照するには、以下の「サポート技術情報」 (Microsoft Knowledge Base) をクリックしてください。
824684  (http://support.microsoft.com/kb/824684/ ) マイクロソフトのソフトウェアの更新で使用される一般的な用語の説明
セキュリティ記述子の詳細については、ヘルプとサポート センターでセキュリティ記述子を検索してください。

この資料は以下の製品について記述したものです。
  • Microsoft Windows Server 2003, Enterprise x64 Edition
  • Microsoft Windows Server 2003, Enterprise Edition (32-bit x86)
  • Microsoft Windows Server 2003, Standard Edition (32-bit x86)
  • Microsoft Windows Server 2003, Web Edition
  • Microsoft Windows XP Professional
  • Microsoft Windows XP Home Edition
キーワード: 
kbbug kbfix kbqfe kbwinserv2003presp1fix kbhotfixserver KB831374
"Microsoft Knowledge Baseに含まれている情報は、いかなる保証もない現状ベースで提供されるものです。Microsoft Corporation及びその関連会社は、市場性および特定の目的への適合性を含めて、明示的にも黙示的にも、一切の保証をいたしません。さらに、Microsoft Corporation及びその関連会社は、本文書に含まれている情報の使用及び使用結果につき、正確性、真実性等、いかなる表明・保証も行ないません。Microsoft Corporation、その関連会社及びこれらの権限ある代理人による口頭または書面による一切の情報提供またはアドバイスは、保証を意味するものではなく、かつ上記免責条項の範囲を狭めるものではありません。Microsoft Corporation、その関連会社 及びこれらの者の供給者は、直接的、間接的、偶発的、結果的損害、逸失利益、懲罰的損害、または特別損害を含む全ての損害に対して、状況のいかんを問わず一切責任を負いません。(Microsoft Corporation、その関連会社 またはこれらの者の供給者がかかる損害の発生可能性を了知している場合を含みます。) 結果的損害または偶発的損害に対する責任の免除または制限を認めていない地域においては、上記制限が適用されない場合があります。なお、本文書においては、文書の体裁上の都合により製品名の表記において商標登録表示、その他の商標表示を省略している場合がありますので、予めご了解ください。"

サポート技術情報の翻訳

 

製品別 サポート ページ