夫婦や恋人同士、ロマンチストを自称する人が愛の言葉を大声で叫ぶイベント「第2回ジャガイモ畑の中心でロマンスを叫ぶ」が24日、雲仙市愛野町で開かれた。地元のほか、東京や大阪、京都から21人が出場、緑の葉が茂るジャガイモ畑に向かって愛する人への思いを披露した。
昨年4月、インターネット上で設立された「日本ロマンチスト協会」の主催。参加者は「世界一愛している」「あなたといると最高に幸せ」などと絶叫。恋人募集中の同市職員山口将武さん(26)は、バラの花を手に「この恋を誰か受け取ってください」と叫んだ。
同協会は、名前の響きから愛野町を名誉本部としている。雲仙市は今後、「聖地」としている島鉄愛野駅の駅舎を塗り替えるデザインの公募や、2人で食べる「ロマンチックスイーツ」の開発などで知名度向上を目指すことにしている。
=2009/05/25付 西日本新聞朝刊=