私は、4月末日で市議会議員を辞職しました。
理由は、これから都議会へ挑戦する自分が、選挙直前まで市議会議員としての報酬や期末手当(ボーナス)をもらい続けることに疑問を感じたからです。「選挙直前にボーナスをもらって辞職」でいいのか、と。
ただでさえ市財政が厳しく、納税者・市民の皆さんに様々な税負担をお願いしている状況の中、昨今の厳しい経済情勢により、雇用不安や所得の減少など市民生活に大きな影響が出ています。私は市議として、市職員の給与カット、議員定数削減など行財政改革に取り組んでまいりました。
また、私自身、議員事務所で選挙ボランティアを行いながら、生活の糧を得るために日雇いアルバイトやパート・派遣など非正規社員で働いた経験があります。保険のありがたみ、年金の大切さ。行政が税金を有効活用することの重要性は、自分自身の肌で感じてきたことです。
議員である私は、率先して身を削らなければならない。今回の辞職は、私にとっては当然の決断でした。
しかし当然、市議である以上、可能な限りその職務を全うしなければなりません。4月末の辞職は、4月の臨時議会が終了し、当面の議会活動も一息つき、さらには6月の期末手当が発生しないギリギリのタイミングでした。
今回、5~7月の議員報酬3か月分と期末手当を返上する意味をこめての辞職だったわけですが、これで年間報酬の約30%を返上したことになります。憚りながら、少しは自らの身を削り、襟を正すことができたのではないか、そう考えております。
長らくご支援を頂いた皆様には、深く感謝申し上げます。また、非常に多くのご支持をいただき市議会議員職を拝命しながら、任期半ばにて辞することとなり、お詫びの言葉もございません。
私はこれから、地域の声を都政に反映すべく、都議会へと挑戦いたします。そして、東京都の行政改革に取り組み、皆様からの税金を有効活用すべく努力してまいります。
野田かずさの挑戦に皆様のお力添えを賜ります様、よろしくお願い申し上げます。