マルミストの方々には広く知られている、故・相米慎二さんが監督され、斉藤由貴さんの初主演作品にもなった映画「雪の断章−情熱−」。
1985年に公開され、マルミストの間では賛否両論の感想がある、丸美作品唯一の映画化作品です。(どちらかというと、「賛」の声はほとんど聞かない・・・)
この映画化により、丸美さんの名前や「雪の断章」というタイトルが世間に知られることになり、ある意味では大きな意味のあった映画です。
この作品は事情により当時の映画公開、ビデオ、LD販売のみとなっていましたが、以下のCSチャンネルにて今回初めてテレビで放送されることが決定しました。
●放送:日本映画専門チャンネル
●初回放送日:11/14(金) 22:00〜 (「相米慎二監督特集」内にて)
以前よりこの作品のDVD化の希望の声がありますが、今後も以下の事情(著者本人の意向)によりDVD化(および記録媒体化)の予定はなく、今後はテレビ放送、映画館等での上映のみになりますことを、お知らせいたします。
残念ながら今回はCSでの放送になりますが、ご覧になれる環境の方は、ぜひこの機会にチェックしてみて下さい。
<映画「雪の断章−情熱−」の今後についてのお知らせ>
・映画の内容について以前に、もともと丸美さん自身は映画化に乗り気ではありませんでした
(そのため、この映画について丸美さんは触れたがりませんでした)
・けれど結果的にこの映画化により、佐々木丸美の名前が広がったのも事実でした
・ビデオやLDは発売、映画館等での上映もされてきましたが、テレビ放送、DVD化はこれまで行われませんでした
・丸美さん他界後にDVD化の話が再浮上し、ご家族や関係者(映画関係含む)で検討をしました。その結果、ご本人の意思を尊重し、かつこの映画はすでに世に出たものであり、ファンが増えたこと、また監督や出演者のファンの方々もいることを考慮し、テレビ放送という形で再び世に流すことになりました(DVD化(および今後時代が進化した際のDVD以外の記録媒体化)の予定は今後もありません)
・この映画で丸美さんファンになった方、相米監督や出演者のファンの方々のことも考えなくてはならないけれど、丸美さん関係者にとって一番大切なのは丸美さんの気持ち。この映画については、復刊とは異なり著者の意思表示が明確でした。これらすべてのことを考えた上で、関係者間で最良の判断ということでこの結論に落ち着きました
=============
映画「雪の断章−情熱−」の今後に関しては、以上のような結論となりました。
お知らせするべきか関係者間で迷いましたが、今回のテレビ初放送を機会に、お知らせすることになりました。
(またいろいろ言ってくる人がいるんだろうなあ・・・と思うと、発表関係は毎回ほんと悩む・・・)
私自身のこの映画の感想としては、初めてビデオで見た時は「・・・・・」でした。
なんていうか・・・、原作とは別物すぎて、個人的に「佐々木丸美作品」とは思わず、よくわからない〜〜、という感じでした。
そんなわけで、私にとってこの作品はもう、「原作とは別物」。そして、リアルタイムでは見ていないし、「終わったこと」「だけどこの映画でファンが増えたことも事実」としてとらえています。(ファンにとっては「!」でも、世間的な評価はそれほど悪くはないし)
今の立場になる前から、この映画化の頃から丸美さんは作品を発表していないし、登場人物たちの名前は変わっているし、「そんなにいやだったのかなあ・・・」とは思っていました。
でもこの作品でファンになった方々もいるし、世に出た以上、丸美さんだけのものではないと思うのです。見たい、ほしいと望む方がいる以上、今後も映画館等での上映以外、まったく世に出さないというのは、「著作権」にいつも悩みながら長年復刊運動をしていた私としては、あまりにも切ないと思いました。そして、「権利」とはいったい誰のものなんだろう、と改めてまた思いました。(ちなみに、私自身はDVD化に反対も賛成もありません)
でも、私にとって一番大切なのは丸美さんの意思。明確な意思表示がある以上、それを関係者は優先するのです。
いろいろなことが、私にとってはもう「終わったこと」。
だって、丸美さんはもういないので・・・(涙)。
丸美さんがいなくなってから、いろいろな話が持ち上がり、目の前を過ぎて行き、話し合いの場があったり。たくさんのことを、いつも考えます。
立場上、いろいろな方々とお会いしたりするけれど、皆さん丸美さんのことを考えて下さる、あたたかい方ばかりです。それは幸せなことで、本当に感謝すべきことだなあ・・・といつも思うのです。
(※予想していた通り、原作と映画で登場人物の名前が変更されていること、映画のタイトルに「−情熱−」が加えられていることは、丸美さんの意思によるものでした。
でもこういった経緯について、丸美さんの考えや関係者からの事情を聞いた上で、私は「誰のせい」ということは考えていません。結果として、「今」があると思っています。もうこれは終わったことだし、目の前にあるのは丸美さんがいないという事実です。今は丸美さん関係者は、この映画も丸美さんに関係するひとつ、と思っています。ただ願わくば、この映画を超える「雪の断章」の映像化を・・・! というのは個人的に思っています←でも変なのになるくらいなら、映像化はいらないです!!!!)
1985年に公開され、マルミストの間では賛否両論の感想がある、丸美作品唯一の映画化作品です。(どちらかというと、「賛」の声はほとんど聞かない・・・)
この映画化により、丸美さんの名前や「雪の断章」というタイトルが世間に知られることになり、ある意味では大きな意味のあった映画です。
この作品は事情により当時の映画公開、ビデオ、LD販売のみとなっていましたが、以下のCSチャンネルにて今回初めてテレビで放送されることが決定しました。
●放送:日本映画専門チャンネル
●初回放送日:11/14(金) 22:00〜 (「相米慎二監督特集」内にて)
以前よりこの作品のDVD化の希望の声がありますが、今後も以下の事情(著者本人の意向)によりDVD化(および記録媒体化)の予定はなく、今後はテレビ放送、映画館等での上映のみになりますことを、お知らせいたします。
残念ながら今回はCSでの放送になりますが、ご覧になれる環境の方は、ぜひこの機会にチェックしてみて下さい。
<映画「雪の断章−情熱−」の今後についてのお知らせ>
・映画の内容について以前に、もともと丸美さん自身は映画化に乗り気ではありませんでした
(そのため、この映画について丸美さんは触れたがりませんでした)
・けれど結果的にこの映画化により、佐々木丸美の名前が広がったのも事実でした
・ビデオやLDは発売、映画館等での上映もされてきましたが、テレビ放送、DVD化はこれまで行われませんでした
・丸美さん他界後にDVD化の話が再浮上し、ご家族や関係者(映画関係含む)で検討をしました。その結果、ご本人の意思を尊重し、かつこの映画はすでに世に出たものであり、ファンが増えたこと、また監督や出演者のファンの方々もいることを考慮し、テレビ放送という形で再び世に流すことになりました(DVD化(および今後時代が進化した際のDVD以外の記録媒体化)の予定は今後もありません)
・この映画で丸美さんファンになった方、相米監督や出演者のファンの方々のことも考えなくてはならないけれど、丸美さん関係者にとって一番大切なのは丸美さんの気持ち。この映画については、復刊とは異なり著者の意思表示が明確でした。これらすべてのことを考えた上で、関係者間で最良の判断ということでこの結論に落ち着きました
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映画「雪の断章−情熱−」の今後に関しては、以上のような結論となりました。
お知らせするべきか関係者間で迷いましたが、今回のテレビ初放送を機会に、お知らせすることになりました。
(またいろいろ言ってくる人がいるんだろうなあ・・・と思うと、発表関係は毎回ほんと悩む・・・)
私自身のこの映画の感想としては、初めてビデオで見た時は「・・・・・」でした。
なんていうか・・・、原作とは別物すぎて、個人的に「佐々木丸美作品」とは思わず、よくわからない〜〜、という感じでした。
そんなわけで、私にとってこの作品はもう、「原作とは別物」。そして、リアルタイムでは見ていないし、「終わったこと」「だけどこの映画でファンが増えたことも事実」としてとらえています。(ファンにとっては「!」でも、世間的な評価はそれほど悪くはないし)
今の立場になる前から、この映画化の頃から丸美さんは作品を発表していないし、登場人物たちの名前は変わっているし、「そんなにいやだったのかなあ・・・」とは思っていました。
でもこの作品でファンになった方々もいるし、世に出た以上、丸美さんだけのものではないと思うのです。見たい、ほしいと望む方がいる以上、今後も映画館等での上映以外、まったく世に出さないというのは、「著作権」にいつも悩みながら長年復刊運動をしていた私としては、あまりにも切ないと思いました。そして、「権利」とはいったい誰のものなんだろう、と改めてまた思いました。(ちなみに、私自身はDVD化に反対も賛成もありません)
でも、私にとって一番大切なのは丸美さんの意思。明確な意思表示がある以上、それを関係者は優先するのです。
いろいろなことが、私にとってはもう「終わったこと」。
だって、丸美さんはもういないので・・・(涙)。
丸美さんがいなくなってから、いろいろな話が持ち上がり、目の前を過ぎて行き、話し合いの場があったり。たくさんのことを、いつも考えます。
立場上、いろいろな方々とお会いしたりするけれど、皆さん丸美さんのことを考えて下さる、あたたかい方ばかりです。それは幸せなことで、本当に感謝すべきことだなあ・・・といつも思うのです。
(※予想していた通り、原作と映画で登場人物の名前が変更されていること、映画のタイトルに「−情熱−」が加えられていることは、丸美さんの意思によるものでした。
でもこういった経緯について、丸美さんの考えや関係者からの事情を聞いた上で、私は「誰のせい」ということは考えていません。結果として、「今」があると思っています。もうこれは終わったことだし、目の前にあるのは丸美さんがいないという事実です。今は丸美さん関係者は、この映画も丸美さんに関係するひとつ、と思っています。ただ願わくば、この映画を超える「雪の断章」の映像化を・・・! というのは個人的に思っています←でも変なのになるくらいなら、映像化はいらないです!!!!)