2009年05月16日 [11:06]
Q:個人情報保護について
投資を考慮する者として、以下のリスクに対する貴社のご意見を伺いたい。
5/13にリリースされた「男の子牧場」について、すでに一部で指摘されている通り、「自身の情報が登録されることについて、当該男性自身の同意が確実に得られている」と合理的に判断できるためのシステムが準備されていない。
情報を提供する女性会員の自己申告は、本人の同意確保の代替手段とはなりえない。
また、住所氏名等個人情報の登録は禁止としているが、例えば大学の学籍番号などを「謎の文字列」などと記載されれば、運営側から検出できないが、当該男性の周辺にいるものは容易に個人を特定可能である。
こうした「他の情報と結びつければ個人が特定可能」という情報も、個人情報保護法の保護対象たる「個人情報」に該当する。
また、「見つけ次第削除する」というのは、「同意なく個人情報を収集しない」ということと同義ではない(前者は最低1度は情報収集が行われている)。
以上の事実から、悪意のある会員、または、個人情報保護意識の薄い会員が、不用意に本人の同意なく男性の情報を投稿する可能性を懸念する
$KB-$k==J,$JM}M3$,$"$k!# 当該被害男性が、他の女性会員の協力を得て当該事実を知りえた場合、個人情報の侵害に寄与したとして、貴社を相手取った損害賠償その他の訴訟・請求を起こすものと考えられ、これは貴社業績に悪影響を与えるものと思われ、投資家として看過できない事項である。
直接個人情報を侵害に関与していないとしても、男性の「投稿」に画像を必須としているなど、その侵害行為を幇助した責任に問われるとの不安はぬぐえない。
また、仮に訴訟は免れたとしても、「個人情報保護・管理が甘い企業」とのレッテル・風評被害は甚大なものであると容易に推察可能である。
こうしたリスクについて、貴社はどのようにお考えか?ご意見をお聞かせいただきたい。
A:個人情報保護について
当社IR掲示板にお問い合わせの件につきましてご連絡いたします。
本件、大変お騒がせし申し訳ございません。
「男の子牧場」はサービス見直しのため、2009年5月19日をもってサービス停止いたします。
なお、ユーザーの方からご提供頂きました登録情報、及び男性プロフィール情報
につきましては、当社で責任をもって廃棄させて頂きます。
この度は、投資家の皆様に多大なご心配をお掛けいたしましたこと、
深くお詫び申し上げます。
サイバーエージェント 広報・IR室 IR担当