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盧前大統領死去:警察当局、追悼行事のデモ化を憂慮

 盧武鉉(ノ・ムヒョン)前大統領が逝去した23日、警察は非常態勢に入った。

 大統領府(青瓦台)は同日、盧前大統領が烽下(ボンハ)村の烽下山から投身自殺を図った30分後の午前7時12分頃、盧前大統領に同行した警護員から一報を受けていたことが分かった。

 姜熙洛(カン・ヒラク)警察庁長は午前10時に予定されていた民主労総(全国民主労働組合総連盟)の対デモ幹部会を延期した。これに続いて、午前11時から全国地方警察庁長と緊急会議を開き、盧前大統領逝去の捜査を担当している慶南地方検察庁に対し、事故の経緯を徹底捜査するよう指示した。

 警察は、イ・ウヌ慶南地方警察庁長を本部長とする94人体制の捜査本部を緊急編成。警察関係者は「通常の捜査本部は警務官クラスが担うが、事件の重大性に鑑み治安監を捜査本部長に迎えた」と話した。キム・ジョンギュ金海西部警察署長とイ・ノグ慶南地方警察庁捜査官庁が本部部長に就任した。

 警察は緊急事態に備えて23日午後、盧前大統領の遺体が烽下村に戻った後、義務警察9中隊(720人)を配備。

 警察は盧前大統領の追慕行事が5月末~6月初めに予定されている労働界の大型デモと相まり大規模デモに発展する恐れがあるとみて、盧前大統領の捜査を進めてきた最高検察庁とソウル汝矣島(ヨイド)ハンナラ党本部、大統領府の警備を強化した。

廉康洙(ヨム・ガンス)記者

朝鮮日報/朝鮮日報日本語版

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