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新型インフル:院内感染防止に電話診療など認める 厚労省

 厚生労働省は新型インフルエンザ対策の一環として、院内感染を防ぐために医療機関に慢性疾患を持つ患者らの電話診療とファクスによる処方せん発行を認める通知を、都道府県などに出した。通知は22日付。電話診療などは政府の行動計画に基づくガイドラインで第3段階(まん延期)の対応としているが、兵庫、大阪など感染者が急増している地域での前倒しを認めた。

 通知によると、定期受診をしている慢性疾患患者が通常服用している薬が必要になった時、医師は電話で状態を確認したうえで、希望する薬局に処方せんをファクスで送れるとした。こうした患者にインフルエンザ症状がある場合は、タミフルなどの抗インフルエンザ薬を処方することもでき、家族も含めた外出自粛が必要なことから、薬局が患者宅に薬を届ける。

 感染の疑いがある患者を医療機関で診察する場合は、スタッフ全員のマスク着用や検体採取の際のゴーグルと手袋による防御の徹底も21日付で通知した。

 厚労省は新型インフルエンザに感染すると重症化しやすい持病として、ぜんそく、糖尿病、先天性心疾患、自己免疫疾患などを挙げている。【清水健二】

毎日新聞 2009年5月24日 21時24分

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