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子ども相談室:すぐ高熱出す2歳児、解熱剤以外の対処は=小児科医・藤田光江

 ◇Q・すぐ高熱出す2歳児解熱剤以外の対処は

 2歳5カ月の孫。保育園に通っていますが病気の時は私が預かります。母親は「座薬は体に悪いのでなるべく使わないように」と言いますが、すぐ高熱を出します。対処法を教えてください。(山口県、祖母)

 ◇A・元気なら様子みて 発熱が続く場合は検査必要

 子どもの症状で、おうちの方が最も敏感に反応するのは発熱です。救急外来で受診する子どもの症状のトップも発熱ですが、心配しながらも解熱薬を使うことをためらう方もいます。もちろん、すべての発熱に解熱薬が必要というわけでなく、高熱でも元気で食欲があれば、使用しないで様子をみてよいのです。

 解熱薬のアセトアミノフェン(座薬、細粒、シロップ)は、子どもにも広く使われる最も安全な薬です。子どもは一度でも熱が下がると機嫌や食欲が改善し、おうちの方の不安も少なくなります。生後6カ月以上の子どもが風邪の症状で受診した場合、発熱だけなら救急外来の受診は必要ないと説明し、家庭での解熱薬の常備を勧めています。

 また、クーリング(脇の下やももの付け根の動脈が通っている部位を冷やす)や水分の補給なども指導しています。発熱の原因の約80%はウイルスによる風邪で、体が闘いに勝つまで発熱が続くと言われています。ただ、中には細菌感染や川崎病などの病気もあり、全身の状態が悪かったり、発熱が持続する場合は医療機関での検査が必要です。

 新しい顔ぶれで集団生活が始まったこの季節、子どもの発熱は家族にとって大きな悩みです。1週間ごとに熱を出し、仕事より病院通いに時間がとられるという親の嘆きをよく聞きます。集団生活により感染の機会が増えたためで、半年もすると落ち着きます。この方のようにサポートしてくれる人がいれば、子どもや働く親は本当に幸せだと思います。

毎日新聞 2009年5月24日 東京朝刊

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