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米粉普及へ課題は価格か

コメの粉・米粉を利用した食品の普及に取り組む中国四国農政局が、米粉パンについて調査したところ製造しているのはパン製造会社全体の２２％にとどまり、原料となるコメの価格が高いことが普及の上で課題になっていることが分かりました。

中国四国農政局では、管内のパンの製造会社６３１社に対し米粉パンに関するアンケートを行い、５９％にあたる３７２社から回答を得ました。

それによりますと、回答した会社の中で米粉パンの製造を行っている会社は８０社、全体の２２％にとどまりました。

米粉パンを作っていない会社に理由を聞いたところ、「米粉の原料が高い」が２７％と最も高かったほか、今後米粉パンの製造を始めるのに必要な条件を聞いた質問でも最も多い２９％が「米粉の原料米の価格を下げること」を挙げました。

中国四国農政局では「米粉の価格は小麦粉の２倍あまりと高いことが普及に向けた課題だ。価格を下げる政策を進めるとともに、消費者にもっと米粉のパンを知ってもらい、ニーズを掘り起こしていきたい」と話しています。