ま じ め な 私
放談室
スケジュール
将棋の話
バックナンバー
名著紹介

良い本が出版された。
「シリコンバレーから将棋を観る」
著者:梅田望夫
出版社:中央公論新社
定価:1300円+税

 珍しい本です。将棋を全く知らない人が読んでも面白く、プロ棋士も参考になるという本。著者はインターネットの世界、webの専門家です。
 将棋は指すファンと、観るファンが居る。これが自論、持論です。観て楽しいのであれば、野球、相撲、能と同じこと。まさか能や相撲のファンの中に「自分も相撲を取るのが好き」という人は殆どいません。
 そういう視点で考えてみると、将棋ファンは一挙に数倍に増える可能性があります。

 本著は、羽生善治、佐藤康光、渡辺明、深浦康市の4人の対局を中心に、彼等が何を考え、どのような人生観を持っているかを描いています。
 あなたは将棋の世界、天才達の物の見方、捉え方を知ると同時に、人生のヒントをもらえるはずです。私も頂きました。もうらったぁ、もうらった。
 とりもなおさず下記へアクセスを。

http://www.chuko.co.jp

升田幸三先生

 人生の縁は分かりません。なんと升田幸三先生のご子息と仕事を一緒にすることになったのです。どうしても金が要る。それも千万円ではなく億の額です。
 私個人の力や日本将棋連盟だけではどうにもなりません。こんな時こそ人脈ですね。人脈即ち金脈です。
「うーむ。米長さん、さすがにこの景氣ですからねぇ」
「分かってる。分かってる。そこであなたの力が必要なんです」
「私も出来るかどうかはともかく考えてみます」

「ところで米長さんは会長職で大変なんでしょ」
「おかげさまで少し背が伸びました」
「えっ」
「足を引っ張る人がいるもんで」
「米長さんが会長になって良かったと父も喜んでいることでしょう。名人戦の移籍の時などは、私は父の位牌に手を合わせて拝みました」
「どうか今度のことも、名人戦同様、又升田幸三先生に宜しく」

 全く新しいビジネスの話です。うまくいって実現したら報告します。
 みなさんも升田幸三先生を拝んで!先輩は有難い。

教養

 日々新たなり。何才になっても勉強になる、というよりも恥ずかしいことが多いです。
 万葉集や昔の歌などの地名間違い、解釈の違いなど初めて知ったことが近頃は増えました。
茜さす 紫野行き 標野行き 野守は見ずや 君が袖振る
 額田王が詠んだ紫野は京都・大徳寺周辺と思っていました。本当は滋賀県・蒲生野だったんですね。
契りきな かたみに袖を ぬらしつつ 末の松山 波越さじとは           
 私は松山は道後温泉の近くの松山だとばっかり思っていました。それが塩釜神社へ参拝した折に、そこから北へ少し行ったところだということを知りました。それにしても内陸部なのにどうして「波こさじとは」になるのだろう。教養の無さを痛感する今日この頃です。

告 LPSA様

 社団法人日本将棋連盟は現在ホームページ上で公開質問状と、その補足説明をさせていただいております。
1.文化庁や前文部科学大臣に呼びつけられたとか。合計3回ですってね。渡海先生は昨年の名人戦前夜祭以来、初めてお会いします。
これは全くの虚偽でございます。訂正、お詫びは早々にしておいた方が宜しいかと。
2.マグロ大会
社団法人日本将棋連盟は、支部や普及指導員、将棋コーチの人々と共に、親子ふれあい、地域活性のための普及活動を更に本格的に推し進めます。とにかく地道な、それでいて熱の入った運動です。これは組織としての活動ですのでやり甲斐があります。
苦労も多い。来るべき者は拒まず、去る者は追わず。
普及部の職員も頑張っておりますし、広報部にはホームページにUPした文面作成の責任があります。職員が困らないよう宜しく。
3.ネット中継
これはLPSAからのクレームなのか、それとも個人的なことかが分かりません。その点が、私は頭が悪いもんで宜しく。

 今後は親しく協調路線を歩まれるのでしょうか。それとも「過去をねつ造」したり「法律をかざしたり」しての路線でしょうか。
 勿論私個人は楽しい話し合いを強く望んでおります。湯川博士さん、鵜川善郷さん、いかがですか。

LPSAの皆さんへ

 先ずは将棋の項をお読み下さい。
 日本将棋連盟は男子と女流は普及に於いて対等という姿勢を明確に打ち出しました。これからは普及指導員の方々にも労に報いるような配慮をしつつ普及活動をします。
 LPSAの皆様とも仲良く協力してゆきたい考えです。活動には日本将棋連盟が公益社団法人の認定をされるのに賛同という付帯条件のみつけさせて頂きます。
 近々ご連絡しますので、賛同される方はどうぞ。

公開質問状の回答
 理事8名頭を抱えました。中井代表理事からの回答が私達には理解できず、弁護士の先生に対応を考えていただいております。どうか内容証明での回答書を、そのままそちらでもUPされたらいかがでしょうか。

1.文化庁の件
全て鵜川善郷相談役の虚偽であることはお分かりですね。
2.マグロの件
これも当事者の湯川博士氏及び大井利夫氏からの正式な苦情、訴えならばともかく、貴協会の相談役の虚言に過ぎません。
 以上2点は、中井広恵代表理事から鵜川氏へ厳しく注意する由承っております。然るにまだ治っていない様子です。貴協会が全く無関係ではいられないであろうとは思います。
 ところでLPSAの方々は、以上の2点でウンザリしていませんでしょうか。

3.3月3日の錦織名誉理事長の緊急声明について
 この回答が一番驚きました。LPSAの女流棋士18名全員が「日本将棋連盟を公益法人らしからぬ団体」と本当に思っているのでしょうか。
 弁護士とも相談しているのですが、LPSAの方で一番偉い人は中井さんですか。それとも錦織弁護士ですか。私共には分からないのです。
 ネット中継に関しては、個人と毎日新聞社間の話であって、LPSAが関与することも、弊社団も関係ありません。表向きは話し合いと言いながら、書面では両団体が仲良く出来ないものを出す。困りましたなぁ。

 5月26日は弊社団の棋士総会です。誰が理事に選ばれ、誰が会長になりましてもそれは社団法人日本将棋連盟の総会で決めたことです。どうか選んだ人(棋士)へも選ばれた人へも「これから仲良くする」ことを第一に考えていただきたく存じます。
 ところで、回答書はLPSA18名全員の共通認識でしょうか。そこを今一度お尋ねしたいです。