ボクシングのプロテストを受験した元プロレスラーのゼウス=24日、大阪市住吉区
大阪プロレスで活躍したゼウス(27)=本名金谷成格=が24日、大阪市内の六島ジムでボクシングのプロテストを受験した。日本ボクシングコミッション(JBC)によればプロレスラーがボクサーへ転向するのは異例。
大阪プロレスは地域密着型のプロレス団体。ゼウスは怪力でフライパンを折り曲げたり、体重200キロを超える大相撲の元横綱曙を投げ飛ばしたりするパフォーマンスで人気を博した。高校でボクシング部に入った経験があるなど本来はボクサー志望。「自分で自分のことを認められる男になりたい」と、昨年末に大阪市内の仲里ATSUMIジムの門をたたき、4回戦からスタートするC級ライセンスで受験した。
身長は183センチ。最高で111キロあった体重を89キロまで落としたそうだが、ヘビー級で闘う意向。2ラウンドのスパーリングを終えて「怖さはなかったが、ボクシングは難しい。もっと技術をつけないと」と話した。合否は25日に発表される。