2009年 5月 23日
ホワイトタイガーの赤ちゃん公開
東かがわ市の動物園で、ホワイトタイガーの赤ちゃんの一般公開が始まりました。先月2日に生まれたばかりで、1ヵ月半で体長約50センチ、体重4キロにまで成長しました。23日から始まった一般公開には、遠くは佐賀県から訪れたカップルがいるほどの人気ぶりで、周りには、あっという間に人垣ができました。生まれたときから人の手で育てられているため、子猫のように人懐っこく、訪れた人たちは記念写真を撮るなどして、めったにできないふれあいを、楽しんでいました。ホワイトタイガーの赤ちゃんは東かがわ市のしろとり動物園で夏休みごろまで一般公開されるということです。

高校生がふれあい看護体験
看護師を目指す高校生たちが、倉敷市の病院で看護体験を行いました。この看護体験は将来、看護師を目指す高校生たちに、看護について学んでもらおうと倉敷紀念病院が初めて行ったものです。23日は倉敷中央高校の看護科の生徒6人が、体の不自由な人でもいすに座ったまま入浴できる設備を体験したり、患者とふれあいながらドライヤーで髪を乾かしてあげたりと、看護の現場に触れていました。病院では今後、看護科以外の生徒を対象に体験会を開き、多くの人に看護師の仕事について関心を持ってもらいたいとしています。

大原美術館でスイレンが開花
フランスを代表する印象派の画家、モネのアトリエから株分けされたスイレンが今年も倉敷市の大原美術館で花を咲かせ始めました。このスイレンは2000年にフランス・パリ郊外にあるモネのアトリエから株分けされたものです。最初は4株だったスイレンは27株にまで増え、花の色はピンクと黄色の2種類です。1週間ほど前から花が咲き始め、現在、9株のピンクのスイレンが水面を彩っています。この花の先祖はモネの晩年の代表作、「睡蓮」として約100年前に描かれていて、大原美術館にも収蔵されています。名画ゆかりのスイレンはこれから夏にかけて見ごろを迎え、10月下旬ごろまで楽しめるということです。

ユネスコ無形文化遺産候補に香川の綾子踊
国連教育・科学・文化機関、ユネスコの無形文化遺産の候補に、香川県まんのう町に伝わる雨乞いの踊り、綾子踊が選ばれました。綾子踊は太鼓や鉦を、鳴らしながら踊る伝統芸能です。昔、雨が少なく村人が困っていた時、綾という女性が弘法大師に教わったこの踊りを踊ったところ、雨が降ったとされています。最近は2年に1回、8月下旬の日曜日に地元にある神社で踊られています。1976年に国の重要無形民俗文化財に指定されていて、今回、文化庁が秋田県の「なまはげ」などとともにユネスコの無形文化遺産の日本代表候補に選びました。四国の文化財が選ばれるのは初めてのことで、来年9月に正式に登録が決まる見通しです。