2009年5月24日1時1分
その後、家族の様子は一変した。近所の主婦は、一緒に住むようになった当初は、艶子さんと内門容疑者が2人で並んで歩く姿を庭先からよく見かけたという。だが、その後、艶子さんや佐代子さんがやせていき、別人のようになったという。1カ月ほど前に付近を歩く艶子さんを見かけたという近所の男性も、「やせこけて、足を運ぶのすらつらそうで、衰弱した様子だった」という。
最近は、艶子さんは見かけるたびに大きなマスクをつけ、顔を隠すように帽子を目深にかぶっていたという。別の主婦は「昨夏ごろ、男性の怒鳴り声と女性のすすり泣きが小幡さんの家から聞こえてきた」と振り返った。
内門容疑者が出入りして以降、近所づきあいもめっきり減ったという。「家族仲が良く、丁寧にあいさつしてくるような人たちだったのが、あいさつしても目をそらされるようになった」と話す人もいる。緑さんと親しかった70代の女性は「姿を見かけなくなり心配していたけど、まさかこんなことになるなんて信じられない」と声を落とした。