ソウル(CNN) 韓国国立・忠南大学の研究者が、新型インフルエンザ(H1N1型)のワクチンとして使えるウイルス株を発見したと主張している。一方、H1N1型ウイルスを世界各国の研究機関に配布している米疾病対策センター(CDC)は、この情報については確認していない。
忠南大学獣医学科の徐相熙教授は、CDCにすでにこのウイルス株を試験のため送付したと述べている。
CDCはワクチン開発などの目的で、これまでに世界の約10機関に新型インフルエンザのウイルスを配布している。
現在、世界各国の医療機関などがワクチン開発を急いでいるが、世界保健機関(WHO)とCDCは、ワクチンが量産されるまでには最大で6カ月間の時間が必要だと見ている。