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2009.02.18- USBメモリにWindows PE 2.0とTrue Imageをインストールして起動可能にする09.02.24更新

USBメモリにWindows PE 2.0とTrue Imageをインストールして起動可能にする


■True ImageをインストールしたWindows PE 2.0(以下、PE2TI)イメージの作成
  1. PE2TI Builder Ver.2.2をダウンロード 09.02.24更新 - 更新履歴
    解凍したPE2TIフォルダを、ドライブのルートなど、ディレクトリに2バイト文字や空白を含まない場所に置く。

  2. Acronis True Image 10 Home Build 4942以降あるいは、Acronis True Image 11 Home Build 8064以降の
    製品版を用意する。(体験版でもUSBメモリにインストール自体は可能、ただ復元しかできず、保存は不可
    最新の True Image(TIと省略)製品版はこちら、インストールには正規ライセンスとシリアルキーが必要
    まだTIをインストールしていない場合は、TIのセットアップを起動し、完全を選択しインストール
    BartPE.gif すでにTIをインストール済みで、
    C:\Program Files\Acronis\TrueImageHomeに
    BartPEフォルダが存在しない場合は
    セットアップを起動し変更を選択、
    BartPEプラグインを追加する。
    C:\Program Files\Acronis\TrueImageHomeにあるBartPEフォルダPE2TIフォルダにコピー

  3. Windows Vista SP1 および Windows Server 2008 用の自動インストール キット (AIK)をダウンロード
    DVDに焼くなり、isoを解凍するなりして、startcd.exeを起動し、Windows AIKをインストールする。
    C:\Program Files\Windows AIK\ToolsにあるPEToolsフォルダとx86フォルダを、PE2TIフォルダにコピー
    他に用途がなければ、Windows AIKはでかくて邪魔なので、アンインストールしてしまっても問題ない。
    さらに、コピーしたPEToolsフォルダの中のamd64フォルダとia64フォルダは必要ないので削除する。

  4. Acronis True Image 組み込みキットをダウンロード
    atih.zipを解凍し、中のfor ATIHフォルダPE2TIフォルダにコピー

  5. PE2TIフォルダの中にある、PE2TI.cmdを実行
    必要なフォルダやファイルの不足がなければ、PE2TIの構築が始まる。
    途中でブータブルisoが必要かどうか聞かれるので、y を入力し Enter
    PE2TI_yymmdd-hhmmss.isoPE2TI_yymmdd-hhmmssフォルダが生成される。
    ( _yymmdd-hhmmss は作成日時、長いので以降 PE2TI_dt.iso / PE2TI_dtフォルダ と略)

■USBメモリの領域をアクティブなパーティションにし、PE2TIイメージをコピーする
  1. PE2TIをインストールしたいUSBメモリをPCに挿しておく、内容はすべて消去されることになるので注意
    VirtualBox起動、新規(N)をクリック、新規仮想マシン作成ウィザードが立ち上がる。仮想PCの名前(N)は適当に、
    バージョン(E)は Windows Vista を選択(64bitでない方を指定すること) [次へ(N) >]

  2. 仮想マシンのメインメモリのサイズ(M)を指定する。(デフォの512MBで十分) [次へ(N) >]

  3. 起動ディスク(プライマリマスター)(D)のチェックを外す。[次へ(N) >]
    警告が出るけど無視して [続ける] → [完了(F)]

  4. メインのウインドウに戻ったら、詳細(D)タブのCD/DVD-ROMをダブルクリック、設定ウインドウが開く。
    CD/DVD ドライブのマウント(M)にチェック、ホスト CD/DVDドライブ(D)から ISO イメージファイル(I)に変更
    右にあるフォルダのアイコンをクリック、仮想メディアマネージャが開くので、追加(A)を押し、PE2TI_dt.isoを指定後、[選択(S)]

  5. 設定ウインドウは開いたままで、左のリストにあるUSBをクリック、USBの設定に切り替わったら、
    USBコントローラを有効化(U)にチェック → USB 2.0 (EHCI)コントローラを有効化(H)にチェック
    USBデバイス フィルタ(F)の右、上から2番目、USBコネクタに+のアイコンをクリック、表示されたプルダウンメニューの中から、
    目的のUSBメモリを選択し、USBデバイス フィルタ(F)のリストに追加されたら、[OK]で設定ウインドウを閉じる。
    USBデバイスのメーカーや商品名/型番などが表示されるので判りやすいが、指定を間違わないように!

  6. メインウインドウで、今回設定した仮想マシンを起動(T)、PE2TI環境が立ち上がる。
    VirtualBox USBというデバイスの新しいハードウェアの検出ウィザードが出るので、[次へ(N) >] → [完了]
    DOS窓が開き、少し待つと、以下のようなメニューが表示される。
    Copyright(c) 2007. Runexy Corporation. All right reserved.

    メニューから処理を選択してください。

    1. Acronis True Image を起動する
    2. メニューを終了し、コマンドプロンプトを表示する
    3. 次のメニューへ

    実行する処理 >> _
    初回の起動では、まだUSBメモリを仮想マシンでは認識できない状態なので、3を入力しEnter
    次に出るメニューで、1を入力しEnterを押して、仮想マシンの電源を切り、VirtualBoxも終了する

  7. USBメモリを一回抜いて、挿しなおす。そして再度、VirtualBoxを起動し、また仮想マシンを起動(T)
    メニューが出たら、今度は2を入力しEnter、コマンドプロンプトにする。

  8. コマンドプロンプトが出たら、actpart と入力しEnter
    X:\windows\system32>actpart
    ディスクのリストが表示され、とは言ってもDisk 0しか見えないはず、そして
    選択されたディスクの内容はすべて消去され、その全領域を1つの
    アクティブなパーティションとして確保した後、FAT32 でフォーマットします。
    選択するディスク番号を入力してください。[0-24,q:終了] >> 0
    と聞かれるので、0 を入力しEnter、選択された番号のディスクの詳細が表示されるので確認
    (もし仮想でなく実機でこの操作を行う場合、Disk 0 が対象のUSBメモリであるとは限らないので注意!
    容量などで判断するか、確実なディスク番号が判らない場合は q を入力し中止すること)

    クイックフォーマットにしますか?[Y/N,q:終了] >> y
    クイックフォーマットでいいなら、y を入力しEnter(通常のフォーマットならば、n を入力しEnter
    Disk 0 の全領域は1つのアクティブなパーティションとなり、
    FAT32 でフォーマットされました。

    X:\windows\system32>_
    アクティブなパーティションの確保とフォーマットが終わると、コマンドプロンプトに戻る。

  9. menutiと入力しEnter、最初のメニューに戻る。
    X:\windows\system32>menuti
    メニューに戻ったら、6.と同じようにして仮想マシンとVirtualBoxを終了する。
    これで、USBメモリの領域をアクティブなパーティションにする作業は完了。

  10. PE2TI_dtフォルダを開き、その中のフォルダを含むすべてのファイルを選択
    アクティブにしたUSBメモリのルートに、ドラッグアンドドロップしてコピーする
    contents.gif
    これで、このUSBメモリからPE2TIがブートできるようになる。
    また以後、新たにPE2TI.cmdを実行、PE2TIを構築し更新する場合は、
    PE2TI_dt\sourcesフォルダ内のboot.wimを
    USBメモリのルートにあるsourcesフォルダ内のboot.wimに上書きするだけでよい。

更新履歴

更新日時Version内容
09.02.182.1公開
09.02.242.2PE2TI.cmdの微修正
actpart.cmdでクイックフォーマットを選択できるようにした。