2009年5月23日
眠らせず 居眠りに逆上 内縁の夫、毎晩せっかん 聖香さん遺棄
大阪市西淀川区の市立佃西小4年、松本聖香さん(9)の遺体が奈良市の山中に遺棄された事件で、保護責任者遺棄致死容疑で再逮捕された小林康浩容疑者(38)が今年3月中旬以降、聖香さんにほぼ毎晩、数時間にわたってせっかんしたり、ベランダに閉め出したりして睡眠不足に陥らせていたことが22日、捜査関係者への取材で分かった。小林容疑者は、せっかん中に聖香さんが居眠りをすると逆上してさらに暴行したため、虐待がエスカレートしていったとみられる。
西淀川署捜査本部によると、小林容疑者は3月10日ごろから深夜に及ぶせっかんを繰り返したほか、ベランダに連日閉め出し、室内で寝させなかった。
ベランダでは布団を与えず、床にシートを敷くだけで、聖香さんは寒さなどでほとんど眠れなかったため、室内に戻されてせっかんを受けている際に居眠りしてしまうことがしばしばあった。小林容疑者は「しかられているのに居眠りしたのでさらに殴った」と供述している。
食事は1日におにぎり1個ほどしか与えていなかった。おにぎりは小林容疑者と母親の松本美奈容疑者(34)らが食べ残したご飯で作っていたという。水も500ミリリットルのペットボトルを1日1本与える程度だったという。
(2009年5月23日 08:04)
タグ:聖香さん遺棄
Category:社会
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