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KiKidoblog
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2006/02/14のBlog
いやはやオリンピックは始まると早い。トリノ・オリンピックもすでに前半戦の主要なものを終えてしまった。男子スピード・スケート500mは、加藤条治選手(スピードスケーター加藤条治選手の秘密)を筆頭とする日本選手陣はメダルなしとなってしまった。長野の覇者清水選手に至っては18位という順位に終わってしまった。

今回のオリンピックは、私の観点からすれば、スピード・スケートにおいては、”スラップスケート革命”が起こって後の「つなぎの時代」であると見ているので、いまいち力が入らず、ここで解説する気力も失せていた。しかし、現実は小説より奇なり。いつもたくさんのドラマが生まれてやはり実に面白い。

今回のスピード・スケートに関しては、4年前に私が
#836 ウォザースプーンの悲劇とファンファルドの復活! 2002/02/17
に次のように書いた。

”スラップスケート時代は、
1)陸上選手のようなコンパクトな縦の腕の振り。
2)早いピッチ走法。
3)後ろへの蹴り。
がもっとも物理的に適したフォーム。

一方、旧世代のノンスラップスケート時代のフォームは、
1’)腕を伸ばし身体を軸に回転した腕の横の振り。
2’)できるだけ長いストライド走法。
3’)横への蹴り。
がもっとも物理的に適したフォームだった。

これを見ても、清水選手が対応でき、ウォザースプーン選手や堀井選手
が失敗した理由が分かるだろう。”

そこで述べていたように、今回のトリノ・オリンピックでは、すでに時代はスラップ・スケート時代の”新型ピッチ走法”の時代に突入していたということである。そのため、前回のスター、つまりスラップ・スケート革命時代の英雄ウォザースプーン選手は、ライバルの清水選手と同様に、ふがいなく敗退してしまった。

一方、アメリカの新鋭ジョーイ・チーク選手(米国)は、走りを見れば誰にも明らかなように、小粒な清水選手以上に素早い”超ピッチ走法”であった。これは、
#852 NHKスケート解説者が思わず言った。これは新しい滑り方ですね!:スケート界の革命誕生!2002/02/20
で解説しておいた”アメリカの革命児”「パーラ選手の滑り」を真似たものである。つまり、アメリカ(とたぶん韓国と中国)のスピード・スケート界だけが、本気で「パーラ選手の滑り」を未来の滑りと考えて研究し実践してきたのであろう。


負けた清水選手のインタビューにいみじくもそれが出ていた。(たとえば、清水は18位、調子戻らず スケート男子500

”これからは新しい滑りに対応していかないといけない”

この言葉には、前回のソルトレーク・オリンピックで惨敗しそのまま引退してしまった堀井学選手を見るようで非常に寂しい思いにかられる。しかし、時代とはそうやって進んでいくものなのである。そんな中、4位に入った及川選手は素晴らしい選手であると私は考える(「第3の男」及川が大健闘 メダルには一歩及ばず)。

かつてソウル・オリンピックの時、日本柔道は全敗の危機にあった。今日本柔道の総監督をしている斉藤選手が最後の最後にその危機を救った。この優勝が日本柔道の”復活”をかけた分水嶺となったのである。そして見事に日本柔道界は復活しその次の黄金期を迎えた。

今回の及川選手の4位入賞(ほとんど3位同着)は、その斉藤の優勝に匹敵する快挙ではないか、と私は考えるのである。この及川選手の4位入賞は日本のスピード・スケート界が首の皮一つで次回へつながった”復活への道”であると私は見ている。この意味で、及川選手こそ、日本スピード・スケート界の”救世主”として将来語り継がれるはずである。

かつてソウル・オリンピックで優勝した後、斉藤選手が涙ながらインタビューで語った。それと同じく、及川選手も涙のインタビューであった。この涙こそ、将来への”希望”の涙である。私は、及川選手の涙に斉藤選手の涙と同じものを見た。
2006/02/13のBlog
昨年暮れに私は
”科学者の規範作り”には2種類必要だ!
というエッセイを書いておいた。この中で、私は論文ねつ造問題の”根本原因は何か?”ということを論じた。そして一番大事な問題は”プレイジャリズム撲滅”ではないか、という意見を紹介しておいた。

”この動き自体は良い傾向である。が、しかしまだまだ甘いといえるだろう。

なぜなら、まずは日本の大学内で『プレイジャリズム』や『カンニング』が不正行為であるという徹底した教育が必要だからだ。まずはまっ先に『プレイジャリズム』や『カンニング』を撲滅しなくてはいけないのだ。

他人の文章を勝手に拝借する。
他人のアイデアを勝手に使う。
他人のメロディーやリズムを勝手に利用し自分の曲に加える。
他人の本を勝手にコピーする。
こうした行為が『プレイジャリズム』である。

他人の答えを盗み見て書き写す。
他人から答えを教えてもらう。
こっそり解答を見て書き写す。
カンニングメモを使う。
こうした行為が『カンニング(英語のcheating)』である。

日本ではこのあたりが高校・大学レベルで全く行われていない。これが本当の問題なのである。高校や大学で身につけた『プレイジャリズム』や『カンニング』行為が大人となってその内科学者の不正行為へと発展していくのである。私はそう思う。”

この方向で、国内最大の科学研究所である理化学研究所が最近”科学者の不正行為”に対する基本方針を打ち出したようである。
「科学研究上の不正行為への基本的対応方針」制定のお知らせ

これは非常に素晴らしいものである。ぜひ日本のどの研究機関においてもこれに準拠して欲しいものである。中でも私が一番感銘を受けた部分は、次の部分である。

”2。研究不正
 「研究不正」とは、科学研究上の不正行為であり、研究の提案、実行、見直し及び研究結果を報告する場合における、次に掲げる行為をいう。ただし、悪意のない間違い及び意見の相違は研究不正に含まないものとする。(米国連邦科学技術政策局:研究不正行為に関する連邦政府規律2000.12.6 連邦官報 pp. 76260-76264の定義に準じる。)
(1) 捏造(fabrication):データや実験結果を作り上げ、それらを記録または報告すること。
(2) 改ざん(falsification):研究試料・機材・過程に小細工を加えたり、データや研究結果を変えたり省略することにより、研究を正しく行わないこと。
(3) 盗用(plagiarism):他人の考え、作業内容、結果や文章を適切な了承なしに流用すること。”

これは、アメリカの科学界における「研究不正」の定義である。この中にしっかり”プレイジャリズム”が入っていたのである。やはりそうだろ、というのが私の実感であった。

私のこれまでの経験でも、(1)と(2)の不正行為は行っていなくとも、(3)を”無意識のうちに”行ってきた研究者は日本では非常に多いと思っている。物理学者でもかなりの率でこういう人たちがいる。

たとえば、こうだ。

今自分はある分野で研究している。この分野で、ある人の研究は自分の研究そのものには直接の参考にはならなかったが、その仕事はそれなりの結果を出している。自分は、その人の仕事をよく知っていてそれと”重ならない”ように少し違った研究をする。したがって、重なっていないのだから、その人物の研究と関係ないと言って”無視する”。しかしこの場合には、しっかりとその研究と重ならないようにと”参考にしている”のである。

別の場合には、こんなものもある。

あるい人に良いアイデア(や方針やビジョン)とその参考になる本や文献を教えてもらったとする。それにしたがって研究がうまく実る。すると、アイデアなどを教えてもらったことは”うまく”忘れて、本を教えてくれたことのみに感謝して謝辞を書く。しかしこの場合には、そもそもの”方針がはっきりしている”からどの本や文献が役に立つかが分かったのである。そしてその結果としてその情報からメリットが得られたのである。普通はどの文献が役立つかすら分からないのが常だからである。

あるいは、海外で発展した科学研究上のアイデアを自分はそれについての日本の第一人者だといって、自分が発明したかの如くどんどん使って名を成していく。などなど。

こんな人々はそこら中にいるのではないだろうか。こういったことも欧米では立派な犯罪行為の1つなのだということを研究者や学生は理解して欲しいものである。

参考:
プレイジャリズムとは?
【323】 『アットホーム・ダッド』にみるプレイジャリズム 2004/06/26(Sat)
『小説家を見つけたら』もプレイジャリズムがテーマ
”科学者の捏造論文”vs”文芸人の無断盗用”
いやはや、毎年寒いこの時期になるとインフルエンザの脅威にさらされる。我が家でも下の息子から妻、そして上の息子とインフルエンザにかかってしまった。ワクチンを予防接種していてもこうなのだから始末に終えない。私が指導している阿南高専サッカー部の元気な若者達も次々と感染していった。若いから回復も早いが大事な試合日程と重なる時はチームとしては危機的状況に陥らないとも限らない。どうしようもない時には、今のところ、早急に”タミフル”という薬を飲むことである。

しばらく前に「インフルエンザの流行サイクルと厄年」で書いておいたことだが、重篤な新型A型インフルエンザの発生には”70年周期”があるという。これが本当かどうかはずっと研究していくほかないだろうが、インフルエンザ・ウィルスのサブタイプの基本形の変異がこれを生じる原因である。基本形の中のサブタイプの変異が普通の亜種インフルエンザの生じる原因である。これらのサブタイプの変異とは、インフルエンザ・ウィルスの着ている外套に生えているたんぱく質の種類の違いを生むということである。(A型インフルエンザ・ウィルスの形成解明?参照。)

これらのたんぱく質の中で「ノイラミニダーゼ」というたんぱく質がインフルエンザ・ウィルスの増殖に重要である。したがって、この働きを阻害すればウィルスの増殖を食い止められるはず。こういう観点でこの「ノイラミニダーゼ」のデータベースを公開するというのが理化学研究所である。

新型インフルエンザに対応するためのタンパク質立体構造データベースを全世界に公開
インフルエンザ・データベース

現在、日本で承認されている薬でこの原理を使ったものが、有名なタミフル(リン酸オセルタミビル)であるという。他に、リレンザ(ザナミビル)という薬がある。これらが上の「ノイラミニダーゼ」の阻害剤であるということである。

ぜひ皆さんもこういった情報を利用して研究に役立たせたらどうだろうか。今後の研究の進展を期待したい。
2006/02/12のBlog
[ 11:44 ] [ サッカー練習日誌 ]
2006年2月11日(土)曇り時々晴れ

2006年度新人戦。第2回戦。

【対戦&結果】
会場:徳島北高校。
対戦相手:川島高校。
1:00PM集合。
1:30PMアップ開始。(前の試合が延長戦のため時間がずれる)
2:40PMキックオフ。

結果0一1(前半0一1、後半0一0)敗戦。

【ポジション】
前半35分 3一6一1 
 
FWーーーーーーー西川2
MFーーーー須賀2ーーー佐藤1
ーーー大庭2ー山田1ー尾形2ー山脇2
DFーーー広瀬1ー杉本2ー神原1
GKーーーーーーー川原2 

サブ 弓場2、藤井2
欠場 天野2、須藤2、岡田1、正森1

後半35分 3一6一1
 
FWーーーーーーー西川2
MFーーーー須賀2ーーー佐藤1
ーーー大庭2ー山田1ー尾形2ー山脇2
DFーーー広瀬1ー杉本2ー神原1
GKーーーーーーー川原2 

【総評】
相手チームの川島高校は、T1レベルの県下有数の強豪チーム。T1で中堅のベスト4の常連。今回初顔合わせ。2ランク上の上位チームとどう戦えるか、がこの試合の焦点。前半、風下に立つ川島のキックオフで試合開始。直後、5分いきなり左サイドからえぐられ、佐藤1、山脇2が次々抜かれて綺麗なセンタリング。それを相手MFが見事なジャンプヘッドであっさり失点。余りにあっさり決められてどうなるかと思ったが、その後、一進一退が続く。風上に立った有利で2、3度チャンスがあったが、いつもの通り西川2の踏ん張りが効かずシュートまでいかず。徐々に相手の支配率が予想通り高まり7割方支配される。しかし、ピンチを身体でブロックしてしのぐ。0一1で終了。後半も圧倒的支配率で川島が攻め続ける。こちらの中盤がボールを支配できず、ことごとく敵にセカンドボールを拾われ苦しむ。再三再四の敵のチャンスを身体を張ってしのぐ。最後の最後まで徹底的に攻められ続けるが、集中を切らず失点を食い止めた。最後のコーナーキックをクリアーしたところで0一1で試合終了。攻撃陣の実力差は歴然としていたが、守備面ではほぼ互角以上。守備陣の実力はかなりアップしたといえる。問題は、その守備陣から中盤陣や攻撃陣にいかにつなげるかだが、ディフェンダー神原1、広瀬1が大きくサイドに蹴り出すのが精一杯。前線の選手に精度の高いフィードができずチャンスを作れなかったのが敗因。また、サイドハーフが下がり過ぎて攻撃に加わることができなかった。サイドハーフの攻守の運動量が課題。まあ、しかし、直接の敗因は、天野2、須藤2、岡田1が相手に名前負けして戦意喪失して試合放棄し大幅にメンバーチェンジせざるをえなかったこと。そのためベストメンバーで戦えなかった。この点は、阿南高専生特有の”心掛けの悪さ”がいつもつきまとう。これは阿南高専の校長の教育方針の問題なので、いたしかたない。改善を強く望むのみ。

【2回戦の試合結果】
**大金星(番狂わせ)

【徳島北会場】
徳島北(T2、緑白緑)3一0阿波(T1、白黒白?)**
徳島商業(P、オールオレンジ)3(延長)一1富岡東(T1、黄青黄)
城之内(T1、オールブルー)7一0富岡西(T3、オールホワイト) 
川島(T1、赤白ストライプ赤赤)1一0阿南高専(T3、オールエンジ)

【城北会場】
城南(T2、白赤黒)1一0鳴門工業(T1、オールブルー)**
城北(T2、オールグレー)0(PK5一4)0辻(T2、オールイエロー)
鳴門(T1、???)4一0小松島(T2、オールホワイト)
徳島市立(T1、オールライトブルー)3一1脇町(T3、オールブルー)

徳島北はかつてのT1チーム。今期は城之内と徳島市立がプリンスリーグから陥落してきたためにT1から押し出されてT2に陥落しているが、ここ2戦上位T1チームを立て続けに完勝し大金星をあげてきたのは実に立派。1回戦初戦の優勝候補筆頭の徳島ヴォルティスユースに2一0で勝ったのも凄いが、今回の昨年選手権準優勝の阿波に完勝したのも凄い。ヴォルティスとの試合は私も見たが、ほぼワンサイドゲームの展開でヴォルティスは防戦一方であった。まるで阿南高専と川島の試合のようだった。とにかく攻撃陣の動きが早い。あれよという間にゴールに迫られてしまう。今大会は、徳島北が鳴門や徳島商業相手にどこまでやるかが焦点となるだろう。阿南高専が川島に勝てば、次回ベスト8戦ではこの徳島北とできるはずだったが、我々と戦った川島と徳島北の戦いとなった。川島が徳島北相手にどこまでやれるか。私の印象では、徳島北が1一0で川島に勝つと予想するが、果たしてどうなることか。実に楽しみな試合となった。

一方、城南も今期はT2に落ちたが、かつてのT1の強豪チーム。やはり今期初めてT1に上がった鳴門工業では少し厳しかった。城之内・徳島市立ショックから元に戻り、次期からはほぼ実力通りのTリーグ構成になるはず。だから、徳島北と城南の大金星は見かけ上の大金星で本来の実力を示しただけと言える。本来の大金星に一番近かったのは、富岡東が優勝候補ナンバー1の徳島商業に後半残り10分まで1一0で勝っていてあわや勝利というところで追い付かれて延長で逆転されてしまった、という試合だろう。阿南高専も果敢に大金星を狙って行ったが、あまりに早く失点してしまったのが、まずかった。

また、T3の脇町がT1の徳島市立に3一1と善戦したのは立派。良い指導体制が良い結果に結びつきつつある証拠と言えるだろう。今後を期待したい。
2006/02/11のBlog
[ 18:39 ] [ サッカー練習日誌 ]
2006年2月10日(金)晴れ

4:30PM練習開始。3年生以下参加。

(1)ウォーミングアップ。2人組ストレッチ。

(2)パス練習1。2人組の練習。
インサイドパス。アウトサイドパス。インステップパス。インステップキック。スローイン。ヘディングパス。インサイドパス。胸トラップパス。

(3)センタリング&シュート練習1。2人組の練習。
ウィングプレー。

(4)センタリング&シュート練習2。2人組の練習。
トップにあてサイドチェンジを行ってセンタリングしシュート。

(5)給水。

(6)パス回し練習。7人対7人。
マンツーマン。スリータッチ。1ラウンド=5分。3ラウンド。

(7)PK練習。

(8)整理体操、ストレッチ。6:40PM終了。
2006/02/10のBlog
もうすぐ2006年冬期オリンピック、トリノ・オリンピックが始まる。さて、そこで、忘れてはならないのは、ソルトレーク・オリンピックの時の教訓である。

それは、4年前に
880 NHKもびっくり、松岡の突然の大声に驚く! 2002/02/22
908 長島と松岡のおーさぶいオリンピック総括:おとぼけ道中膝栗毛 2002/02/25
905 ソルトレイクオリンピック総括:雑感じゃないよ! 2002/02/25
911 オリンピックガイドライン(マスコミ対策用)2002/02/26

などに書いておいたように、日本のマスコミ取材陣の”マナーの悪さ”のことである。(拙著、「ソルトレイク・オリンピック2002にもまとめてある。)

「オリンピックガイドライン(マスコミ対策用)」では私はこんなことを書いていた。

”以上、日本のマスコミ報道のあり方を大まかにまとめたが、今回
特に感じたのは、長島と松岡の競技への乱入事件の数々だった。
日本のメダルが今回銀1、銅1と極端に減った理由に彼らの馬鹿げた
乱入がどれほど影響を与えたのかは分からない。しかし、試合直前
に選手とコーチの間に突然姿を現し、あたかもコーチのような顔
をして、そうだプレッシャーを受けるのが当然だ、プレッシャーが
かかるのが当然だっていうような言葉を大声でかけ、競技そのもの
を滅茶苦茶にしてしまった責任は非常に重いと私は考えている。
まさしくフーリガン化したマスコミ、この象徴が長島和茂と松岡修造
の2人だった。ほんと最悪のコンビだった!!こんなオリンピック
はこれまで私は一度も見たことがない!!これを許したテレビ放送局
の責任は極めて悪質で重大だと私は考えている。読売テレビは
猛省すべきだろうねー!当然、長島、松岡とこのディレクターは首だろうな?

くわばら、くわばら!”

しかし、今回も松岡修三氏は、レポーターとしてトリノ・オリンピックに出かけたようである。今回は、選手に迷惑をかけるような”でしゃばり”取材だけは行わないで欲しいものである。また、マスコミは試合前の選手のインタビューや取材で選手たちの集中力のさまたげにならないで欲しいものである。

最低限、私が作ったガイドラインのような程度のことは守って欲しいものである。

”大会期間中は、
あ)アマチュア選手への取材は極度に制限されるべき。
い)取材はプロ選手を中心に行うべき。
う)競技進行を妨げない。
え)選手の演技や試技を妨げない。
お)コーチと選手の間に入らない。
か)他国のジャーナリストやプレスの邪魔をしない。
き)他国のジャーナリストやプレスと同調した取材を行う。
など、取材マナーをを厳守する。”

果たしてどうなることか。まったく同じことをくり返すだけだろうネ。
我々ごく一般人にとって毎日毎日大きな楽しみや驚きの連続であるということはない。ましてやお金にも限りがあり、電車賃無料という特権階級の政治家や国家公務員でもなければ、およそ自由に日本全国飛び回るということもできない。毎日は同じようなことの繰り返しで日々が過ぎていく。

こんな中でも毎日とまではいかないが、一週間に一度くらいのペースで”はらはらどきどき”することは可能である。そしてそれが楽しみとなり、また来週も見てみたい。来週までは何とか今週もがんばって乗り切るぞ、という意欲に繋がる。

私は”ドラマの効用”とは、たぶんこんなものであろうと感じている。

ここ数年に起こった、いわゆる、「韓流現象」で日本に登場した、”冬のソナタ”、”チャングムの誓い”、”初恋”、”ホテリアー”など、韓国ドラマに私はそうした「一週間の楽しみ」というものを感じていた。次の木曜日は「”初恋”の日」などと呼んで、毎週毎週楽しみにしていたのである。

これに呼応するかのように、韓国ドラマは一般に長い。だいたい1年に渡って続けられる。したがって、”チャングムの誓い”や”初恋”の年には、1年ずっと毎週木曜日になる日を待ちわびて過すということとなる。

また、韓国ドラマはこうした視聴者の気持ちを察しているかのように、ドラマの作り方が”真摯で丁寧”である。もちろん、それには、韓国のテレビ界のルールが日本と異なり、まるで映画館のように、コマーシャルは番組に始めと終わりだけしかいれてはならず、一度番組が始まったら1時間ずっと終わるまでドラマが続くという方式の違いがあることも見のがせない。

こうして最近の日本のテレビドラマを見ると、NHKの大河ドラマであれ、民放の特別番組ドラマであれ、現在の韓国ドラマに太刀打ちできそうにない。俳優は、吉本喜劇あがり、ジャニーズあがり、モー娘あがり、フォークソング・歌手あがり、コメディアンあがり、宝塚あがり、あるいは、能や歌舞伎や狂言師あがり、などなどがほとんどとなり、およそ俳優という専門の勉強をし、じっくりトレーニングを積んで来たものがほとんどいない。強いて良い俳優がいるとすれば、せいぜい都内のどこぞの劇団出身者である。

果たしてこんな状況下で世界中のファンを沸せる、チェ・ジュウさん、ペ・ヨンジュンさん、イ・ビョンホンさんなどのような本格的な俳優が誕生するだろうか。私はかなり難しいだろうと思う。

視点をアメリカに換えれば、アメリカには「スタジオ・インタビュー」で有名なリプトン教授のいる俳優学校などがある。大学にも、立派な演劇学部もある。こうした中で歴史から音楽やさまざまなことを学びつつ自分の俳優としての専門性を身に付けていくことができる。

私の個人的理解では、韓国の俳優達は、金大中政権時代にこの大統領が作った映画俳優学校のたまものではないか、と見ている。おそらく、韓国は日本というよりはアメリカをひな形にしたのだろうと思う。

事実、科学分野でもそうで、最近知った韓国の新進大学の1つでは、教授など教官スタッフの全員がアメリカでPh. D.を取った研究者である。そういう大学が韓国には出来ている。

ついでに付け加えれば、かつて、日本にもそれを目指した大学があった。それが筑波大学であった。東京教育大学から筑波に移転し新しく筑波大学となる際、海外で活躍していた新進気鋭の国際派研究者を集めたのである。しかし、それはその一時的なものとなり、今では当時の意気込みは見る影もなく、ごく普通の国立大学の1つとなってしまった。

私は、個人的には、能や狂言や歌舞伎などの国技も、大学の相撲部のように、大学で教えるべきであると考えている。門戸を広げ、単なるファミリービジネスで終わらせるべきものではないと考えるからである。名だたるファミリー出身者でなくとも、突如とした才能の持ち主にはチャンスが与えられる方が良い。

これと同じように、気の合った俳優の有志が劇団を作って終業するというのも良いかも知れないが、やはり大学の俳優学部とか演劇学部とかドラマ・映画製作学部とかで、経験ある俳優たちから指導を受けて、時代に合ったスーパースターを育てて行ったり、映画やドラマの作り方を組織的に学んでいくという方が時間はかかるかも知れないが、我々一般の国民にはありがたいことであると私は思う。

この10年で真の意味で日本の”国際化”に成功したのは、サッカー界のJリーグだけではないかと私は見る。かつて10年程前に私は「物理学界はJリーグに学べ!」(Letter&Opinion、日経サイエンス、1996年9月号、10(1996))を書いたが、今こそ再びこれを考慮する時代ではなかろうか。

我々一般人に”生きる喜び”を日本の芸能界は与えて欲しいものである。
2006/02/09のBlog
[ 21:24 ] [ サッカー練習日誌 ]
2006年2月9日(木)晴れ

4:30PM練習開始。4年生以下参加。

(1)ウォーミングアップ。2人組ストレッチ。

(2)パス練習1。2人組の練習。
インサイドパス。アウトサイドパス。インステップパス。インステップキック。スローイン。ヘディングパス。インサイドパス。胸トラップパス。

(3)パス練習2。2人組の練習。
半円上を動き中央の選手にリターンパス。往復20回。
交代で行う。

(4)パス練習3。5人組の練習。3対2。
1ラウンド=5分。3ラウンド。

(5)給水。

(6)センタリング&シュート練習。6人組の練習。
トップにあてサイドチェンジを行ってセンタリングしシュート。

(7)ロングシュート練習。20mの距離からシュート。
走り込んで来て浮き上がって突き刺さるようなシュートを打つのが理想。

(8)パス回し練習2。7人対7人。
マンツーマン。スリータッチ。1ラウンド=5分。3ラウンド。

(9)給水。

(10)ランニング5周。

(11)整理体操、ストレッチ。6:40PM終了。
2006/02/08のBlog
[ 21:00 ] [ サッカー練習日誌 ]
2006年2月8日(水)晴れ後時々雪

4:30PM練習開始。4年生以下参加。

(1)ウォーミングアップ。2人組ストレッチ。

(2)パス練習1。2人組の練習。
インサイドパス。アウトサイドパス。インステップパス。インステップキック。スローイン。ヘディングパス。インサイドパス。胸トラップパス。

(3)ウィングプレー&シュート練習1。2人組の練習。。

(4)センタリング&シュート練習2。2人組の練習。

(5)給水。

(6)パス回し練習2。7人対7人。
マンツーマン。スリータッチ。1ラウンド=5分。3ラウンド。

(7)ロングシュート練習。20mの距離からシュート。
走り込んで来て浮き上がって突き刺さるようなシュートを打つのが理想。

(8)ランニング5周。

(9)整理体操、ストレッチ。6:30PM終了。
2006/02/07のBlog
[ 22:05 ] [ サッカー練習日誌 ]
2006年2月7日(火)晴れ

4:30PM練習開始。4年生以下参加。

(1)ウォーミングアップ。2人組ストレッチ。

(2)パス練習1。2人組の練習。
インサイドパス。アウトサイドパス。インステップパス。インステップキック。スローイン。ヘディングパス。インサイドパス。胸トラップパス。

(3)パス&シュート練習。3人組の練習。

(4)パス回し練習1。3対2。1ラウンド=5分。3ラウンド。

(5)給水。

(6)パス回し練習2。7人対7人。
マンツーマン。スリータッチ。1ラウンド=5分。3ラウンド。

(7)ダッシュ&ジョグ。
ー┌一一一一一一一一一一一一一一一一一一一┬
ー|ー③←・・・・・・・・・・・①②③・ー|
ー|ーー②ーーーーージョグーーーーー・ーー| 
ー|ーーー①ーーーーーーーーーーー・ーーー| ①選手1
ー|ーーーー・ーーーーーーーーー・ーーーー| ②選手2
ー|一一一一一・┐ーーーーーー・ーーーーー| ③選手3
ー|ーーーーーー・ーーーーー・ーーーーーー| 
ー|一一┐ーーー|・ーーー・ダーーーーーー| 
┌|ーー|ーーー|ー・ー・ーッーーーーーー|
||ーー|ーーー|ーー・ーーシューーーーー| 
└|ーー|ーーー|ー・ー・ーューーーーーー| 
ー|一一┘ーーー|・ーーー・ーーーーーーー| 
ー|ーーーーーー・ーーーーー・ーーーーーー| 
ー|一一一一一・┘ーーーーーー・ーーーーー| 
ー|ーーーー・ーーーーーーーーー・ーーーー| 
ー|ーーー①ーーーーーーーーーーー・ーーー| 
ー|ーー②ーーーーージョグーーーーー・ーー|
ー|ー③←・・・・・・・・・・・①②③・ー|
ー└一一一一一一一一一一一一一一一一一一一┴

(8)整理体操、ストレッチ。6:40PM終了。
2006/02/06のBlog
さて今国会でも問題になっている”女性天皇”と”女系天皇”の問題、これは非常に面白い。つまり、考慮すべき科学的問題も混在しているので非常に考察に値する面白さがあるということである。しかし、一方で、様々な科学者や知識人たちのこの議論を見ていると、いかに日本人の知的レベルが低下しているか、を知る上で貴重な情報提供してくれていると言えるだろう。

(1)まず、私の個人的結論から言えば、「天皇の継承問題は天皇家(一族)が決める」べきである。

どこの世界に自分の跡継ぎを他人に決めさせる家庭があろうか。どこの国でも、跡継ぎは家庭内で決めているはずである。その家族や親族内で話し合って決めるべきであろうと私は考える。いくら国民の象徴であるといっても、生身の人間なのであるから、天皇家自身のプライベートな問題というものもあろうかと思う。だから、国民が議論して決めるということは、私個人は全くの筋違いのナンセンスなことであると思う。

例えば、トヨタが日本の顔で日本の象徴だから、トヨタの人事は国民で決めるということにはなりようがない。ましてや我々一般人のように、天皇家とはなんの関係もない国民がとやかく言える立場にはないだろう。

天皇家は神道の神主の最高位でもあるというが、この意味では、カソリック教の法皇のように、コンクラーベのような選挙を行うということもあるかも知れない。しかし、この場合とて、信者でない他教のものが法皇選挙に口出しできるはずがなかろう。この意味からも、私は天皇家とその関係のある神道組織などで話し合ってきめれば良いと思う。

この観点から私個人は天皇家の継承問題に言うべき言葉はない。

(2)さて、一方で、”男系天皇”か”女系天皇”かという問題は遺伝学的に実に面白いと感じる。

これも結論から言えば、「人間の遺伝の問題は”完全には”解っていない」ということである。したがって、完全に解っていない場合には、理由はともかくとして”(天皇家の)伝統”に従っておくことがベストの選択である。この場合に、天皇家が納得するはずである、ということである。

かといって、ここで私が「”完全には”解っていない」という意味は「全く解っていない」という意味ではない。ある程度はすでに科学者の間では常識となっているものも多い。その典型は、”父系遺伝”(父から来る遺伝)か”母系遺伝”(母から来る遺伝)の問題である。

私に分からないのは、生物遺伝学では、すでに遺伝の問題を”父系遺伝”、”母系遺伝”と呼んでいて、かなり良く知られたこととなっているのに、なぜわざわざ”男系天皇”、”女系天皇”という呼び方をするのか、ということである。いったいだれがこういうことを言い出したのだろうか。不思議である。

実は、ここですでに何度も紹介してきたように、ほ乳類や人間など高等生物の遺伝には、いわゆる”メンデルの法則”に従わない遺伝というものが結構あるということが分かっている。だから、日本の国会議員や小泉さんのような人物が思っている以上に問題は複雑怪奇な難しい問題なのである。

たとえば、以下のものを参照して欲しい。これらはもう5年も前に書いたことである。
性染色体の戦略
メンデルの法則に従わない遺伝子
母性と父性の問題

一番下の母性と父性の問題で私はこう書いていた。

”1)メンデルの法則に従わない「遺伝子」

「遺伝の法則がメンデルの法則に従っている」ことは、よく知られていることです。しかし、実際には、生物の遺伝現象の重要な要素となる部分で、この「メンデルの法則」に従っていない遺伝子もかなりあるらしいことが分かってきているようです。(いくつかの例は、大野乾著「大いなる仮説」、「続大いなる仮説」(羊土社)、「生命の誕生と進化」(東大出版)などにあります)。例えば、以下のような有名な例があります。

あ)ミトコンドリア遺伝子は、母方の女性由来の遺伝子です。これは細胞の熱エネルギーを作り出すミトコンドリアの遺伝が母親の遺伝子のみから来るということです。つまり、ミトコンドリアの性能は母性に依存するということです。

い)胎盤を作る遺伝子は、父方の男性由来の遺伝子です。胎盤を発達させるためには、父親の遺伝子がないと、いわゆる「ぶどう子」(胎児にならない奇形)になると考えられています。事実、父親がロバで、母親が馬の場合、その胎児につながっている胎盤はロバのものとそっくりになります。その逆も言えます。
このように、人間の機能や発生の非常に重要な部分で「メンデルの法則に従わない遺伝子」が働いているらしいことが最近分かって来ているようです。 ”

” 2)ガラパゴス島のイグアナ達

以前、「ガラパゴス島のイグアナ達」で書いたように、海イグアナ(爪が長く、泳ぎが得意だが、歩くのは苦手で、海草やこけを食べる)と陸イグアナ(爪が短く、泳ぎが苦手だが、歩くのは得意で、サボテンや花を食べる)の混血児、海陸イグアナ(父が海イグアナで母が陸イグアナ)の場合、体系の主要な特徴や運動様式は海イグアナに似ていて、食性は逆に陸イグアナに似ています。したがって、海陸イグアナは、長い爪が生え、歩くのは苦手で陸地には向きませんが、海草ではなくサボテンを食べます。その結果、木登りができ、サボテンの木の上の方に住んで食べることができます。 ”

”3)ラバとヒーニー

もう一つの例は、馬とロバの交配した場合です。一般に、馬は身体が大きく、足が長く、足も早い。しかし、気性は激しくあまり辛抱強くなく、重労働は苦手です。食べ物もたくさん食べます。一方、ロバは、身体は小さく、足も短く、足も遅い。しかし、気性も大人して辛抱強く、重労働も耐えます。粗食でも平気です。

良く知られているのは、父がロバで、母が馬の混血児です。これはラバと呼ばれます。このラバは、ロバに似た性格を持ち、粗食に耐え、重労働に耐える性格を受け継ぎ、母親から多少の早さと力を受け継ぐようです。そのため、人間にとってはロバの「代用品」として使われるそうです。

しかし、逆に、父が馬で、母がロバの混血児の場合はどうでしょうか。これはヒーニーと呼ばれます。この場合は、父親の馬の「贅沢性」、母親のロバの「非力」を受け継ぐのだそうです。そのため、ロバの「代用品」としての実用性に乏しく、あくまで実験用動物とされるのだそうです。 ”

”4)体型性格は父親譲り、食性は母親譲り

「海イグアナと陸イグアナ」、「ラバとヒーニー」の話で、共通している部分は、体型や性格(行動様式)は父方に似ていて、食性(食事の質)や体質(エネルギーの活発さ)は母方に似ているという点です。恐らく、すでに多くの方々ははっとされたでしょうが、これは基本的には、人間についてもかなり当てはまっているように感じます。

例えば、馬が西洋人で、ロバが日本人とすると、ラバは、父が日本人で、母が西洋人の場合にあたります。逆に、ヒーニーは、父が西洋人で、母が日本人にあたります。つまり、梅宮アンナさんはラバのメスで、羽賀健二さんはヒーニーのオスにあたります。(この比喩は、あくまで、例え話ですから、あまり真剣に受け取らないでください。変な「偏見」を生むことが目的ではありません。お二人さん、ごめんなさい。)。

私自身は、山育ちの陸イグアナ、妻は海育ちの海イグアナです。わが子は、陸海イグアナです。そのためか、確かに、わが子の体型や見た目や行動様式は私に似ていますが、食事の好みや体力は妻に似ています。もちろん、メンデルの法則に従っている遺伝子も無数に働いていますから、双方がブレンドしているものがほとんどです。 ”

そして、最後にこう書いていた。

”5)メンデルの法則に従わない遺伝子の研究は発展途上

父性と母性の大事さは、もちろん子供の成長過程で、父親は左脳を育み、母親は右脳を育むと考えられているように(これは実際、新生児や幼児の観察から分かっている)、非常に重要です。しかし、同時に、基本的な行動様式や性格が父親由来で、食性や体質が母親由来であるというような、遺伝的な面も見のがせない事実であるでしょう(しかし、このメンデルの法則に従わない遺伝子の研究は上述などの一部の例を除いてはあまりまだ分かっていないようです。)。 ”

(3)この問題を理解するには、我々は科学上の知識には限りがあるので、”経験的”に理解する他ないだろう。ここでいう、”経験的”とは、”実社会を観察して”という意味である。

例えば、デザイナーとして有名であった故君島家の話がある。君島氏は腹違い(つまり、違う母親)の息子が2人いて、遺産相続で問題になり、日本のマスゴミのバラエティー番組の格好のえじきとなった。ここで私が考えている問題との関連は、この”2人の息子は非常に似ている”ということである。普通の兄弟並みか、それ以上に似ているのである。確か、橋本元首相と橋本高知県知事の場合もこの例であったと何かで聞いた覚えがあるが、2人は非常に似ている。

一方、母が同じで父が異なるという場合の子供の場合もある。たとえば、何度も再婚して子供を作った女優やタレントがその例になる。一番有名なのは、大竹しのぶさんだろう。さんまさんとの子供とその前のご亭主の子供とは全く似ていないはずである。

このような事実から、私は、天皇家の継承問題をうんぬんする前に、もっとこうしたデータを集めて本格的に研究すべきであろうと思う。それからでも皇室問題は遅くはなかろう。

(4)もう一つ補足することは、天皇家継承問題で、”Y染色体”の問題が議論されているが、これもかなり良く分かっている問題なのである。

これは結論から言えば、あまり意味がない。

というのは、Y遺伝子には、男を発生させるためのスイッチとなる遺伝子が主にあるだけで、他にはこれといったものがないと分かっているからである。(性染色体の戦略)もちろん、上で紹介したように、胎盤を作る遺伝子とかはあるが。つまり、大事なことは、”父譲りの他の22の染色体”であるということだからである。

だから、(天皇家の)”Y遺伝子”が特に大事ということにはならない。しかし、(天皇家の)”父譲りの他の22の染色体”は、非常に大事であるということである。女系天皇となる場合には、ここがそっくり別の家系の男性のものと変わるわけであるから、単に”Y遺伝子”が別の家系の男性のもの変わるという問題ではないのである。

まあ、こんなわけで、私は天皇家の問題は天皇家に任せるべきである、と思うのである。
[ 08:52 ] [ サッカー練習日誌 ]
2006年2月5日(日)晴れ

2006年度新人戦。

【対戦&結果】
会場:徳島北高校。
対戦相手:生光学園高校。
10:00AM集合。
10:10AMアップ開始。
11:30AMキックオフ。

結果2一0(前半1一0、後半1一0)勝利。

【ポジション】
前半35分 4一4一2 
 
FWーーー西川2ーーー山脇2 
MFーーーーーー須賀2
ーーー大庭2ーー山田1ーー尾形2
DFーー広瀬1ー神原1ー須藤2
ーーーーーーーー天野2
GKーーーーーー川原2 

サブ 杉本2、藤井2、佐藤1、正森1
欠場 弓場2、岡田1

後半35分 4一4一2
 
FWーーー西川2ーーー山脇2 
MFーーーーーー須賀2
ーー大庭2→杉本2ーー山田1ーー尾形2
DFーー広瀬1ー神原1ー須藤2
ーーーーーーーー天野2
GKーーーーーー川原2 

【総評】
相手チームの生光学園は、T2、T3レベルのほぼ互角のチーム。今回初顔合わせ。昨年5月に私が阿波対生光学園のラインズマンをしたことがあり、どのくらいのレベルのチームかは見ていた。前半開始直後、山脇2他公式戦とあってかなり緊張し動きが固い。身体を動かせ深呼吸させて落ち着かせる。両者攻め込むが得点にならず一進一退。徐々にこちらのペースになり、攻撃のリズムが出て再三再四のチャンスが訪れるがシュートミス、無駄なシュートでチャンスをつぶす。しかし、前半の後半、山脇2が中央を抜け出て前に出たキーパーの頭上を抜くシュートで先取点。その直後、左の大庭2から良いセンタリングが上がり、山脇2がヘッドで2点目と思ったが枠をはずす。その後も一進一退で前半終了。ハーフタイムで、しつこくサイドから何度も攻めるように指示。後半、立ち上がり、相手の反撃攻勢に受けに回って危ない場面が出る。淡白な攻めとなって相手が優勢になりかけたので、パスを細かく回すように指示。徐々にパスが回り出し、ゲームが支配できるようになる。左サイドからのセンタリングがファーサイドに渡り、それを右サイドから山脇2がサンタリングしキーパーを左右に振り、中央で余った山田1がトラッププッシュで2点目。サッカーらしい理想的な得点。その後は、相手も必死の反撃で1度キーパーと1対1の場面ができたが、川原2のナイスセーブで防ぐ。再三再四のチャンスがあったが、西川2が最後の一歩が出せず得点ならず。ほぼ互角で試合終了。ディフェンダーに身体の大きな選手がいるかいないかの差が出たゲーム。実力的には全く互角の試合だった。強いて言えば、できるだけ細かくつなぎ、相手の裏を取ろうと試みたかどうかの違いと言える。この1、2年生チームで公式戦初戦初勝利。高校生チームとしても昨年夏以来の2勝目。2回戦は優勝候補の1つ川島高校。選手にとっては楽しみな試合となるだろう。

【1回戦の試合結果】
**大金星(番狂わせ)

【徳島北会場】
徳島北(T2)2一0徳島Vユース(T1)**
阿南高専(T3)2一0生光学園(T3)
富岡西(T3)2(延長)一0海部(T3)
富岡東(T1)3(延長)一2貞光工業(T3)

【城北会場】
小松島(T2)2一0徳島東工業(T3)
城北(T2)3一1名西(T3)
鳴門(T1)23一0穴吹商業(T3)
城南(T2)4一0徳島工業(T3)

【川島会場】
川島(T1)9一0城東(T3)
脇町(T3)1一0徳島文理(T3)
辻(T2)1一0池田(T2)
2006/02/04のBlog
[ 13:19 ] [ サッカー練習日誌 ]
2006年2月4日(土)晴れ

10:00AM練習開始。2年生以下参加。

(1)ウォーミングアップ。2人組ストレッチ。

(2)パス練習1。2人組の練習。
インサイドパス。アウトサイドパス。インステップパス。インステップキック。スローイン。ヘディングパス。インサイドパス。胸トラップパス。

(3)パス回し練習1。3対2。1ラウンド=5分。3ラウンド。
3人で三角を作りその中に2人入りディフェンス。
パスを出した瞬間にボールをもらえる位置に開く。そして、相手のポジションを門にしたところで、門の間を抜くパスを行う。絶えまなく動き回る、パスした後の第一歩から動くのがポイント。

(4)パス回し練習2。
7人対7人。マンツーマン。スリータッチ。1ラウンド=5分。3ラウンド。

(5)給水。

(6)フォーメーション。1ラウンド=7分。3ラウンド。

(7)コーナーキック練習。両サイド。

(8)PK練習。1人1本。ミスはグラウンド1周。

(9)整理体操、ストレッチ。12:00AM終了。
[ 13:18 ] [ サッカー練習日誌 ]
2006年2月3日(金)晴れ

4:30PM練習開始。3年生以下参加。

(1)ウォーミングアップ。2人組ストレッチ。

(2)パス練習1。2人組の練習。
インサイドパス。アウトサイドパス。インステップパス。インステップキック。スローイン。ヘディングパス。インサイドパス。胸トラップパス。

(3)センタリング&シュート練習1。
ウィングプレー。両サイド交互。

(4)センタリング&シュート練習2。両サイド交互。

(5)給水。

(6)パス回し練習。
8人対8人。マンツーマン。スリータッチ。1ラウンド=5分。3ラウンド。

(7)フォーメーション。1ラウンド=7分。3ラウンド。

(8)整理体操、ストレッチ。6:40PM終了。
2006/02/03のBlog
関東平野の地下に日本最大の断層 早大などが確認

”九州から関東山地まで約1000キロ続く日本最大の断層「中央構造線」が、関東平野の地下まで延びていることを確認”

この記事は、”日本最大の断層「中央構造線」”が関東のどこまで続いているか、を調査したものである。「中央構造線」とは、日本列島が現在の姿になる前の約6000万年前にできたと考えられる活断層である。そして、これは、中部の一部、近畿、四国地方で地震を起こす可能性がある考えられている。中央構造線の位置を境に北側と南側で岩石の特徴が違うという。

これまで、関東平野は3kmの厚さのローム層があるため、地下構造は分からなかったが、1971年に防災科学技術研究所がさいたま市岩槻区で3510mまで掘削したデータを再度調べ直したところ、「中央構造線」の北側に属する鉱物を発見した。それゆえ、この地点のすぐ南にまで「中央構造線」が走っている、というものである。

”関東では数十万年間動いた形跡がなく、活断層ではないとの見方が多い”というが、注意するにこしたことはないだろう。
2006/02/02のBlog
ひやーお、ブラボー、オーマイゴッド。やったね。

U一19日本代表が優勝 サッカー国際ユース大会

”19歳以下で争うカタール国際ユース大会は1日、ドーハで決勝を行い、韓国と対戦した日本は0一0からのPK戦を4一3で制して優勝した。”

日本サッカー史上初めての快挙だろう。

かつて西ドイツのクラマーコーチ指導下の釜本世代のメキシコ・オリンピック3位、そして少し前ではトルシエ監督率いる小野、稲本世代の準優勝があったが、それ以来の”大快挙”である。

今回の世代には、”高校サッカーに革命を”を合い言葉で全国優勝した、あの野洲高校の選手たちも入っていたと聞く。野洲の山本監督の言う、”セクシーサッカー”、”ユース世代で世界トップレベルのプレーができないといけない”が見事に実現したということだろう。実に素晴らしい出来事である。

かのラモス、三浦カズ、北沢世代の”ドーハの悲劇”、”カタールの悪魔”の時代からやっと卒業できるということになるだろう。

ブラジルのドゥンガは、”ブラジルがワールドカップで優勝すると、ブラジルの輸出量が4割増える”と言った。これに習って、”日本がワールドカップで優勝すると、日本の輸出量が4割増える”となって日本の景気回復に役立って欲しいものである。
[ 20:55 ] [ サッカー練習日誌 ]
2006年2月2日(木)晴れ

4:30PM練習開始。4年生以下参加。

(1)ウォーミングアップ。2人組ストレッチ。

(2)パス練習1。2人組の練習。
インサイドパス。アウトサイドパス。インステップパス。インステップキック。スローイン。ヘディングパス。インサイドパス。胸トラップパス。

(3)センタリング&シュート練習1。
ウィングプレー。両サイド交互。

(4)センタリング&シュート練習2。両サイド交互。

(5)給水。

(6)パス回し練習。
8人対8人。マンツーマン。スリータッチ。1ラウンド=5分。3ラウンド。

(7)ダッシュ&ジョグ。
ー┌一一一一一一一一一一一一一一一一一一一┬
ー|ー③←・・・・・・・・・・・①②③・ー|
ー|ーー②ーーーーージョグーーーーー・ーー| 
ー|ーーー①ーーーーーーーーーーー・ーーー| ①選手1
ー|ーーーー・ーーーーーーーーー・ーーーー| ②選手2
ー|一一一一一・┐ーーーーーー・ーーーーー| ③選手3
ー|ーーーーーー・ーーーーー・ーーーーーー| 
ー|一一┐ーーー|・ーーー・ダーーーーーー| 
┌|ーー|ーーー|ー・ー・ーッーーーーーー|
||ーー|ーーー|ーー・ーーシューーーーー| 
└|ーー|ーーー|ー・ー・ーューーーーーー| 
ー|一一┘ーーー|・ーーー・ーーーーーーー| 
ー|ーーーーーー・ーーーーー・ーーーーーー| 
ー|一一一一一・┘ーーーーーー・ーーーーー| 
ー|ーーーー・ーーーーーーーーー・ーーーー| 
ー|ーーー①ーーーーーーーーーーー・ーーー| 
ー|ーー②ーーーーージョグーーーーー・ーー|
ー|ー③←・・・・・・・・・・・①②③・ー|
ー└一一一一一一一一一一一一一一一一一一一┴

(8)給水。

(9)フォーメーション。

(10)整理体操、ストレッチ。6:40PM終了。
2006/02/01のBlog
一転出場、ボブスレー選手ら笑顔 IOCが決定

いやはや、1転、2転、3転の危うい出場であった。”氷上のF1”、ボブスレーの日本代表チームのお話である。

トリノ・オリンピック出場選手数が大幅に増えてしまったために、IOCは出場する実力のない選手達を根こそぎ追い出そうと画策したが、その際、日本のボブスレーはあまり成績が芳しくなかったので、一旦は落選の憂き目を見たが、今度その決定が翻り、ようやく本戦出場できることになった、という話である。

まあ、めでたしめでたし、である。

私は、ボブスレーの大ファンであるが、これは、先のソルトレイク・オリンピックの時にちょっと解説しておいた。

(あ)847 ボブスレーの面白さ!:氷上のF1、宇宙飛行に一番近いゲーム!2002/02/19
(い)848 ボブスレーのウォースタート!:左右の脳の役割が大事!2002/02/19
(う)876 リュージュ、ボブスレー、スケルトン、なぜカーブで波打つ?:最小作用の法則!2002/02/22

(あ)で私はこう書いていた。

”優勝はドイツだったかアメリカだったか、欧米のチームだった。
なにより、そのアメリカチームのボブスレーのかっこいいこと、
黒い鮫あるいは黒いイルカといったところ。
素晴らしい出来だった。何でもそのソリはNASA(米航空宇宙局)
との共同製作だったらしい。早いのも頷ける。

一方の日本のボブスレーはずんぐりむっくりの黄色。まるで芋虫のような
やつだった。黄色い芋虫、悪く言えば、ウンコ型!これじゃ勝てっこ
ないよってね!成績も30チーム中24、5番。後ろから数えた
方が早い。案の定、この順位も今の日本の国際競争力と同じ。

こんなわけだから、情けないったらありゃしない。
日産や本田や松田なんかが日本のボブスレー作って挑戦してみたら
どうだい?あるいは日本の航空宇宙局NASDAが協力してやってもいい
と思うんだねー?”

(い)では、こう書いていた。

”やっぱりスポーツマンはワイルドじゃなきゃ勝てないね。
原始人のワイルドさと現代人のクールさ、どっちも重要なんだね。
つまり、原始人のワイルドさは右脳の役割、現代人のクールさは
左脳の役割なんだねー。そして右と左の脳が連関して初めてうまく行く。
もちろんボブスレーもそれを使っているわけだ。”

(う)では、こう書いていた。

”つまり、リュージュ、ボブスレー、スケルトンというのは、最適
軌道の発見者が勝利するという極めて面白いものなんだねー。
これを量子力学でやったのが、かの有名なリチャード・ファインマン博士だ。
最小時間の法則、最小作用の法則、変分原理っていうのが基本コンセプト
なわけだねー!この最小時間の法則から光りの反射の法則、
ケプラーの楕円軌道、ニュートン方程式など全部導かれてくるんだねー。
だから、リュージュ、ボブスレー、スケルトンという競技は、物理学
ともっとも身近な競技と言える訳だねー。”


少なくとも4年前の段階で、欧米のボブスレーはNASA(米航空宇宙局)や大学の航空流体力学の専門家たちが”全面的”に協力していたわけだ。その結果、ボブスレーの”見た目”のカッコよさが全く違っているわけである。アメリカのは、”黒い鮫”。日本のは、”黄色い芋虫”、悪く言えば、”ウンコ型”。さすがに、イメージが悪い。これでは、出場拒否されそうになるのもうなずける。

というわけで、日本のボブスレーチームが上位に入るためには、”流線形で美しい”シャーシーのボブスレーに乗ることである。しかしどうしてトヨタやJAXAは協力してやらないのか不思議である。

いずれにせよ、ボブスレー人気が高まることを私は期待したい。また、日本のボブスレーチームの健闘を祈りたい。
2006/01/31のBlog
読売新聞:微弱地震、愛知東部で頻発東海地震の想定震源域近辺

この記事によれば、国の「地震防災対策強化地域判定会」が、

”東海地震の想定震源域に近い愛知県東部で1月16一22日の間に微弱な地震を計140回観測した”

という。

地震の規模=マグニチュード0・3一0・8。
場所=愛知県東部の蒲郡、静岡県西部の佐久間。
「ひずみ計」設置地点=微小なひずみを観測。
原因=「スロースリップ」現象
 =地震発生場所直下のプレート(岩板)境界で岩板がゆっくりと滑る。

この結果に対して、「地震防災対策強化地域判定会」は、

「東海地震にすぐつながるものとは考えていないが、因果関係を含め、監視を続けていく必要がある」

と言っているようだ。しかし、要注意しておくことにこしたことはない。備えあれば憂いなし。
2006/01/30のBlog
[ 15:15 ] [ 科学ニュース ]
朝日新聞:耳あかのタイプ、1塩基の違いで決定 長崎大教授ら発表
徳島新聞:耳あかの型は1塩基が決定 乾燥タイプは“突然変異”

今日のこの話題は面白い。長崎大分子医療の新川詔夫教授の”耳あか”研究である。

”耳あか”には、カサカサ(乾燥型)とネバネバ(湿潤型)の2種類ある。前者は、耳の中の皮膚の一部がぽろりと剥ぎ取れたもので、後者は皮膚から分泌物が出て来たものであるという。俗にいう”耳あか”(あるいは、”耳糞”)とは、後者のことで、前者は”耳あか”ではない、ということである。

日本人には、乾燥型が多く湿潤型は少ない。事実、我が家でも、私は乾燥型で妻は湿潤型である。子供達はともに乾燥型である。

ところが、世界的に見れば逆で、世界の33民族、計約3200人について調べたところ、耳あかの出ない人は日本を含む北東アジアに多くだいたい8一9割、南方や欧米、アフリカに行くにしたがい徐々に減り1割以下、というのである。つまり、「日本の常識は世界の非常識」は”耳あか”にもあった、ということである。

このカサカサ(乾燥型)とネバネバ(湿潤型)の違いは、遺伝子レベルで言えば、たった一つの塩基の置き換えの違い、つまりハミング距離1の違い、でしかなかった。乾燥型の場合には、「ABCC11」という遺伝子の塩基配列の特定の場所が「A(アデニン)」、一方、湿潤型は、そこが「G(グアニン)」であったというのが今回の発見であるという。
(ちなみに、大野乾博士によれば、身体全体に”狼男”のように体毛の生える病気があるが、これもたった1つの塩基配列の違いの突然変異によって引き起こされるという。)

面白いことに、この遺伝子は腋臭(えきしゅう)、俗にわきがというやつ、とも関係があるという。

記事では明らかではないが、恐らく、湿潤型の”耳あか”の人の方が腋臭もきついということなのだろう。俗にいう体臭とは、こういった分泌物の臭いであろうから、この遺伝子のある人の体臭もきついのかも知れない。しかし、女性のきつい体臭が男性にとって女性特有の”良い香り”という場合もある。もちろん、逆に男性の体臭が女性にとっては非常に”男らしくて良い”という場合もある。したがって、一概に体臭のあるなしが功罪に直結するわけではない。以前読んだ話では、”自分が好む相手は自分の体臭ともっとも異なる体臭の持ち主である”という、北米の学者の研究があった。こんなものも、たった一つの遺伝子の違いから生じているとすれば実に面白い。

問題は、「乾燥型の人は耳あかが出ない“突然変異”である」というところであろうか。

確かに、人口分布からすれば、世界のほとんどが”耳あか”の持ち主なのだから、”耳あかなし人間”(”無体臭人間”)は突然変異ということになる。しかし、その突然変異が「G(グアニン)」から「A(アデニン)」というのは、ちょっと気になる。というのも、「G(グアニン)」は「C(シトシン)」と2重螺旋のペアを作り、「A(アデニン)」は「T(チミン)」とペアを作るが、その際水素結合により、「G一C」ペアの方が「A一T」ペアより結合力が強く、常識的には、「A一T」ペアから「G一C」ペアに突然変異する確率の方が高い。このことからすれば、むしろ”突然変異”としてありそうなのは”耳あか人間”(”体臭人間”)であるからである。

きっと何かありそうにないことが起こったからこそ”突然変異”ということかもしれないが、このあたりにもっと合理的な説明が必要なのかも知れないネ。もっとも元論文にはその説明があるのかも知れないが。いずれにせよ、さらに研究されれば非常に面白そうだということは確かだろう。今後を期待したい。
2006/01/29のBlog
[ 17:37 ] [ サッカー練習日誌 ]
2006年1月29日(日)晴れ

T3リーグ第6戦。

【対戦&結果】
会場:徳島東工業高校。
対戦相手:城東高校。
10:00AM集合。
10:10AMアップ開始。
11:30AMキックオフ。

結果2一1(前半1一0、後半1一1)勝利。

【ポジション】
前半35分 4一4一2 
 
FWーーー西川2ーーー山脇2 
MFーーーーーー須賀2
ーーー須藤2ーー山田1ーー尾形2
DFーー杉本2ー神原1ー岡田1
ーーーーーーーー天野2
GKーーーーーー川原2 

サブ 弓場2、藤井2、佐藤1、正森1
インフルエンザ欠場 大庭2、広瀬1

後半35分 4一4一2
 
FWーーー西川2ーーー山脇2 
MFーーーーーー須賀2
ーーー須藤2ーー山田1ーー尾形2
DFーー杉本2ー神原1ー岡田1
ーーーーーーーー天野2
GKーーーーーー川原2→藤井2 

【総評】
相手チームの城東は、T3リーグでは中堅のチーム。今回初顔合わせ。前半開始直後攻め込むが得点にならず。逆に攻め込まれた時、須賀2の目にボールが当たりコンタクトが外れるハプニング。10数分、10人でしのぐ。須賀2のコンタクトが目の裏から出て来て無事復帰。すると、左サイドからの攻撃が繋がり、須賀2がシュートして先制点。一進一退が続いて1一0で前半終了。後半立ち上がりほぼ互角でやっていたが、山田1のミスが相手に渡り速攻を受ける。それをキーパーが防ごうとして相手フォワードと交錯してPK。右サイドに決まり失点。1一1。ここから選手が熱くなり悪いムードで相手攻撃を再三受けるが、何とかしのぐ。少し落ち着いたところで、左サイドからのパス交換が繋がり、右サイドの尾形2が中央で胸トラップして冷静にシュートで2点目。キーパーが25分経過で交代。その直後の神原1のクリアボールがネットを超え大道路の車に当たる。この直後ゲーム中断。後は一進一退が続いたが何とか逃げ切って試合終了。
2006/01/28のBlog
[ 14:00 ] [ サッカー練習日誌 ]
2006年1月28日(土)晴れ

10:00AM練習開始。2年生以下参加。

(1)ウォーミングアップ。2人組ストレッチ。

(2)パス練習1。2人組の練習。
インサイドパス。アウトサイドパス。インステップパス。インステップキック。スローイン。ヘディングパス。インサイドパス。胸トラップパス。

(3)パス回し練習。
8人対8人。マンツーマン。スリータッチ。1ラウンド=5分。3ラウンド。

(4)給水。

(5)センタリング&シュート練習。左サイドのみ。

(6)シュート&キーパー練習(杉本2発案)。
両サイドのコーナーのところからセンタリングをして、トップの選手がシュート。トップがどいた後、ペナルティーエリア外から順番にシュート。
このサイクルをくり返す。

ー┌①一一一一一一一一一一一一一一一一一一┬
ー|※1ーーーーーーーーーーーーーーーーー|
ー|・ーーーーーーーーーーーーーーーーーー2 ※ボール
ー|ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー| ①選手1
ー|ー・ーーーーーーーーーーーーーーーーー| ②選手2
ー|一一一一一一┐5ーーーーーーーーーーー| ③選手3
ー|ーー・ーーー|※③ーーーーーーーーーー| ●ゴールキーパー
ー|3一┐ーーー|6ーーーーーーーーーーー| 
┌|※←一※⑦ー|※④ーーーーーーーーーー|
||●ー|2ーー|7ーーーーーーーーーーー| 
└|ーー|ーーー|※⑤ーーーーーーーーーー| 
ー|一一┘ーーー|8ーーーーーーーーーーー| 
ー|ーーーーーー|※⑥ーーーーーーーーーー| 
ー|一一一一一一┘ーーーーーーーーーーーー| 
ー|ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー| 
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(7)整理体操、ストレッチ。0:00PM終了。
[ 13:59 ] [ サッカー練習日誌 ]
2006年1月27日(金)雲り

4:30PM練習開始。2年生以下参加。

(1)ウォーミングアップ。2人組ストレッチ。

(2)パス練習1。2人組の練習。
インサイドパス。アウトサイドパス。インステップパス。インステップキック。スローイン。ヘディングパス。インサイドパス。胸トラップパス。

(3)パス回し練習。
8人対8人。マンツーマン。スリータッチ。1ラウンド=5分。3ラウンド。

(4)給水。

(5)フォーメーション。

(6)整理体操、ストレッチ。6:30PM終了。
2006/01/27のBlog
RNA論文「捏造同然」多比良教授と助手を処分へ

によると、東大の多比良和誠教授と川崎広明助手の処分を検討中とのこと。

これまでスーパーフリー強姦事件やセクハラ事件など、東大生や東大職員が何をしてもかばって来た”東大体質”がここに来て少し変わりつつあるのだろうか?にわかには信じがたい話であるが、大学側は断固たる懲罰を検討中とか。

一方、
「調査はフェアでない」 多比良教授と助手が批判
によると、当事者の2人はこう言っているという。

多比良教授:
「ほとんど聞き取りをせず、結論への異議申し立てのチャンスもない。フェアではない」
「助手には実験ノートを持っていない責任があり、上司の私には監督責任がある。ただ処分のルールは明確にしてほしい」


川崎広明助手:
「何もないところから論文を作ることは、ありえない。疑念を持つ人の発想が信じられない」
「私は不正はしていない」


しかし、”論文捏造”というアンフェア極まりないことを行った人間が”フェアでない”と他人を否定してもこれではだれも信じまい。

また、以前の記事では、教授は”結果に差はない”とか、”結果に間違いはない”とか、”書き損じだ”とか言ったという話だったが、もしそうであれば、やる前から結果が分かっている研究というものを公表する価値はあると言えるのか。あるいは、すでに誰かのやったことを事前に察知してやっているのだろうか。この辺が良く分からない。

ところで、今回の懲罰委員会では問題になっていないが、この多比良和誠教授はすでに物凄い数の”特許”を取っている。これは、産業技術総合研究所の特許情報にある。特許法の改正で、特許取得は、我々民間人は有料だが、大学や国立研究所の職員が取る場合は”ただ”となっている。かといって、これほどしゃにむに特許を取る必要はあるのか、というほど多い。

果たしてこれらの特許は正しいのか。これらも”捏造特許”という可能性はないのだろうか。懲罰委員会はこのあたりも考慮しないと大変な事態となるだろうヨ。
【鹿の新角】

”強壮剤に用いる鹿の新角は、これを鼻にあてて嗅いではならない。
小さな虫がいて、鼻から入り込み、脳を食うと言われている。”

この言葉は、吉田兼好法師の戒めの1つである(山崎正和訳、「徒然草・方丈記」(学研)。ジョーク集参照)。

しばらく前に、私は『プリオンの”働き”ついに解明?』でも、この兼好法師の言葉を引用した。

”スクレイピーという動物の脳が海綿化(スポンジ化)するという病気は、かなり古くから知られていた。日本でもこれに最初に気付いたのは、かの吉田兼好法師であった、と私は見ている。なぜなら、兼好法師の書に”鹿の角には脳を食う虫がいるらしい。”と書いているからである。たぶん、古代中国でも知られていたはずである。中国人も動物の脳を食う民族であるからである。”

今日の徳島新聞記事『脳症シカ肉に異常プリオン 米チーム「食べると危険」』は、これを正当化する内容があり実に示唆的である。そこにはこうある。

”「感染したシカの肉に触ったり食べたりすると、異常プリオンにさらされる危険がある」と警告”

兼好法師が生きていたのは、鎌倉時代の1283一1350年頃。そして、徒然草は1330年頃に書かれたという。したがって、675、6年も前に「鼻から入る小さな虫」がいたと知っていたわけである。

今では、それが”異常プリオン”だったというわけである。兼好法師、恐るべし。
2006/01/26のBlog
徳島新聞:8本の遺伝子規則的に配置 A型インフルエンザ

今日の徳島新聞のこの記事は非常に面白い。

これは、東京大医科学研究所の河岡義裕教授と野田岳志特任助手らの研究チームの研究である。本論文は以下のものである。
医学 : インフルエンザウイルスの内部構造が明らかに
河岡義裕教授に関しては以下のものがあるようだ。
情熱大陸
NBI対談 第5回
さて、この研究によると、こうである。

まず、インフルエンザ・ウイルスのゲノムとは、DNAではなくRNAである。そして、8個に分かれてタンパク質とともにまとまっている。この塊をリボ核タンパク質複合体(RNP)という。

インフルエンザ・ウイルスが細胞に感染すると、自分のRNAを使って細胞から自分自身のタンパク質やRNAを作り出す。そしてウィルスの殻の中に入り込む。この際に、これらのRNPがランダムに取り込まれるのか、選択的に取り込まれるのかは、長く議論が分かれていた。

今回河岡義裕たちは、この謎を電子顕微鏡を使って解明。
(あ)インフルエンザ・ウイルスのRNPが中心の1個を7個が取り巻く独特なパターンをとっている。
(い)複製の際にウイルスがRNPの完全な一揃いを選んで粒子に取り込めるよう助けている。

したがって、このプロセスをシャットアウトできれば、インフルエンザ・ウィルスの撲滅ができるのではないか、という記事である。

この研究は、私が昨年末に書いた『インフルエンザの流行サイクルと厄年』と比べて読むと非常に面白いだろう。

いずれにせよ、来るべき新型インフルエンザ・ウィルス誕生の日に十分に備えておく必要があるだろう。しかし同時に、どんなウィルスが来ても負けないだけの基礎体力や免疫力を高めておくということも大事だろうと私は考える。というのも、我々人類はこれまでずっとインフルエンザ・ウィルスに滅ぼされることなく、生き延びて来たからである。
[ 08:45 ] [ サッカー練習日誌 ]
2006年1月25日(水)晴れ

4:30PM練習開始。4年生以下参加。

(1)ウォーミングアップ。2人組ストレッチ。

(2)パス練習1。2人組の練習。
インサイドパス。アウトサイドパス。インステップパス。インステップキック。スローイン。ヘディングパス。インサイドパス。胸トラップパス。

(3)パス回し練習。
8人対8人。マンツーマン。スリータッチ。1ラウンド=5分。3ラウンド。

(4)給水。

(5)フォーメーション。

(6)ランニング。グラウンド10周。

(7)整理体操、ストレッチ。6:30PM終了。
我が家の差し入れ。
2006/01/24のBlog
[ 21:22 ] [ ジョーク ]
笑いは百薬之長。せち辛い世の中には笑いが必要。以下はジョーク。信じないことだよ。

近頃、大学教授や学校の先生達による性犯罪が極めて増えている。それもそのはず、日本社会は、”上層社会”と”下層社会”に2分し、”下層社会”にいる家庭の子女はいつも金に困っている。

一方、大学教授は1995年に出来た「科学技術基本法」に守られ、向こう5年で26兆年もの国債発行でうはうはの状態だ。すでにこの10年で47兆円も使って来た。そんなわけで、大学教授の財布には万札がいっぱい入っているという。20年、30年前とはうって変わり、今や大学教授は”上層社会”の一員だ。世界中どこでも出張し、週に何度も飛行機旅行できる。 あまりに給料が良いものだから、使い道に困り、毎日水泳だジムだフランス料理だとさながら”六本木ヒルズ族”。

そんな御時世だから、若い女子学生は大学教授と見れば、お色気作戦でパンチラチラ。大学教授も余裕しゃくしゃく。みーんなまとめていらっしゃい。

とまあ、ここまでは良かった。ところが、昔と違ったのは、東京の青少年育成条例が変わったこと。”18歳未満”者との性交渉は御法度の時代となったのだ。もっともこれを最後までしぶとく拒絶したのが、石原都知事のいる東京都。しかし、ついにここも陥落。

そんなわけで、たまにこういう人が出る。
17歳女性にみだらな行為 容疑の筑波大学院助教授逮捕

そこで、この大学では処分を決めるために、急きょ”懲罰委員会”を開いた。

学長 「今日皆さんにお集りいただいたのは、Y教授の”みだら事件”に対する処分を決めるためです。これから我々みんなで事情聴取したいと思いますが、いかがでしょうか?」

参加者 「異義なし」

学長 「さて、まずはY教授、こちらにおすわりください」

Y教授 「はい」

学長 「では、事情聴取を始めたいと思います」

学長 「あなたは17歳の女性といつどこで何をしたんですか?」

Y教授 「あのー、そのー、たいへん言いにくいことですが」

学長 「はっきりおっしゃってくださいな」

Y教授 「ホテルでHをしました」

学長 「ほう、H? それは何ですかね?」

Y教授 「セックスのことですよ」

学長 「セックス? 分かりました。では、あなたはそのホテルで17歳の女性とセックスした。そういうことですね?」

Y教授 「はい、そうです」

そこにこれまでずっと目を閉じ黙って聞いていた医学部のA教授が重い口を開いた。

A教授 「どうして17歳の女性なんです?どうして大人の女性じゃだめなんですかね?せめて成人女性ならだれも文句は言えなかったのでは?」

Y教授 「はい、なんと言いますか。あのー、若さと言いますか、若い女性独特のものがあるんです。それでつい病み付きになりまして。」

A教授 「ほう、一種独特とな?それはどんなもんなんです?」

学長 「ほう、それは私も聞いてみたいところですな。」

Y教授 「はい、ほとばしるといいますか、エネルギッシュといいますか、柔らかさといいますか、なんと言いますか。」

学長 「へーそうですか。で、フランクにお聞きしますが、あなたはいったいどのくらい行為を行ったんですかな?」

Y教授 「はい、あまりに素晴らしかったもので、つい時間を忘れて2時間程。」

そこにB教授も参加。

B教授 「あなたは61歳とお聞きしているが、お若いですな。ひょっとして例のお薬でも?」

Y教授 「いえいえ、私はこういっては何ですが、まだバイアグラを使ったことはただの一度もありません。」

学長、A教授、B教授みんな揃ってこう言った。

「いやー、それはたいそう御立派だ。」

B教授 「私なんぞは妻にいつも皮肉を言われて困りきっていますわ。はっはっは」

A教授 「私は愛人とでないとだめみたいですな。わっはっは」

学長 「私の場合は、もう石器時代。氷河期ですな。」

懲罰委員会はいつしかなごやかムードの親睦会に変わっていたとか。 
総選挙での堀江社長支援「別な問題と考えている」首相

いやはや、昨日今日と国会答弁を見ていたが、小泉純一郎首相は、全くやる気がなかったようですナ。私は、途中から”この親父、どの質問にも全部同じ台本を何度も何度も適当に読み返しているだけだナ”と気付いた。全くやる気無し。お座なりの国会答弁だった。

要するに、今回小泉がやっているのは、各議員達の”真摯な意見や質問”に対して、これは”ライブドア問題”、これは”耐震偽装問題”、これは”牛肉問題”などと、項目に分け、その都度、”官僚が作成した同じ文章”をバカ正直に一字一句何度何度もくり返して読み返していただけであった。

その証拠が見事に徳島新聞に載っていたので、ここに今回はそれを紹介しておこう。各質問者はそれぞれ自分の頭で考えて来た、自分の言葉で質問している。しかし、それに対する答弁は、まったく同じだということが明かとなるだろう。いずれにせよ、こういう”不誠実な”人物を首相に選んでしまった責任は重い。さすがに、徳島新聞のこの特集記事を作った人も呆れたのであろう。途中から同じ項目は省略している(実際には小泉が国会答弁しているが同じ答えなので記事の上で省略したという意味)が、省略しきれなかった部分が”証拠”となって残った。一番最初(昨日)の前原民主代表に対する答弁と民主・江田五月氏に対する答弁に”重複”が見られる。

では、御堪能いただきたい。

衆院代表質問の詳報(1) 民主・前原誠司氏

小泉純一郎首相

 【耐震強度偽装】居住者、周辺住民の安全を最優先に、早急に実態を把握すると同時に、建築確認検査制度を総点検し、見直しが必要なものは今国会で制度改正する。証人喚問は国会でよく議論してほしい。

 【米国産牛肉輸入再開】輸入再開には日米で合意したルールの順守が必要で、二度と起きないよう米国へ原因究明と再発防止を求めている。

 【ライブドア事件】捜査状況を見守っていきたい。違法行為があれば厳正に対処すべきは当然だが、昨年の衆院選で自民党幹部らが堀江社長を応援したこととは別問題だ。

 【首相任期】9月の自民党総裁任期をもって首相を退任する。

 【公務員制度改革】国民意識や給与制度改革の進ちょく状況なども踏まえた幅広い観点から、公務員制度に関する課題の一つとして、十分に検討する。分限免職制度は適切に運用していくことにより、公務の適正、能率的運営の確保に努めていく必要がある。

 【年金制度改革】被用者年金一元化について、4月末に基本方針を閣議決定できるよう検討する。民主党が参加して両院合同会議の議論が再開することを期待する。

 【対案路線】批判ばかりでなく建設的な提案、対案を歓迎する。前原代表も苦労が多く大変だと思うが、党内の抵抗勢力に負けず、将来政権を担当できる政党へ指導力を発揮するよう、私も心から期待している。

 【外交】各国との関係はどうでもいいなんて、ひと言も言っていない。私の発言を誤解せず、曲解せず、正確に受け止めてほしい。

 【格差拡大】統計データからは所得格差の拡大は確認されず、資産も明確な格差拡大は確認されていないとの報告を受けている。政府としてはニート、フリーターの自立支援対策の充実などを進めている。

衆院代表質問の詳報(2) 自民・久間章生氏

小泉純一郎首相

 【公務員制度改革】能力・実績主義の人事管理の徹底が必要。法案について、できるだけ早期に具体化を図る。

 【少子化対策】極めて重要な課題だ。子どもを安心して産み育てられる環境整備、子どもが健全に育つ社会の実現のため、子どもの立場から各種施策を推進する。

 【アジア外交】大事な隣国である中国、韓国との関係は、一部の問題で意見の相違や対立があっても、大局的観点から協力を強化し、相互理解と信頼に基づいた未来志向の関係を築く。

 【北朝鮮拉致問題】生存者の帰国、真相の究明、容疑者の引き渡しを北朝鮮に強く求め、具体的前進を得るべく最大限努力する。拉致問題の解決なくして日朝国交正常化はない。

衆院代表質問の詳報(3) 民主・長島昭久氏

小泉純一郎首相

 【日中、日韓関係】わが国はいつでも首脳会談を行う用意はあるとの立場だ。一部の問題があるから首脳会談を行わないというのが常識的な立場だとは思っていない。

 【在上海総領事館員自殺問題】中国政府に対し厳重な抗議を行うとともに、事実関係の究明を求めている。今後、国会における議論を踏まえ事実関係の解明に努める。対外情報機能は戦略的かつ強力な外交を展開する上で重要な基盤。本国、在外公館の双方で対外情報収集、分析、秘密保全の態勢強化に努める。

 【米軍再編】地元の地方自治体を含め国民の理解なくして進めることは困難であり、沖縄の負担軽減に向け関係閣僚が現地を訪問し、その内容や方向性について誠心誠意説明している。このような状況において指摘のような法案を検討しているということはない。

 【日米地位協定】政府としては、そのときどきの問題について運用の改善により機敏に対応していくことが合理的との考えで努力している。例えば先日も(神奈川県横須賀市の女性殺害事件で)起訴前の容疑者の身柄引き渡しが、日本側の要請で直ちに実現するなど改善例を積み重ねている。

参院代表質問の詳報(1) 民主・江田五月氏

小泉純一郎首相

 【ライブドア事件】捜査状況を見守っていきたい。この件と、昨年の衆院選で自民党幹部などが堀江前社長を応援したのは別問題だ。新しい時代にさまざまな人がチャレンジするのは大事だが、いかなる場合も法律を守るのが大前提だ。違法行為があれば、厳正に対処するのは当然だ。

 【耐震強度偽装】建築確認制度を総点検し、再発防止に全力を挙げている。民間検査機関への指導監督の強化など、早急に対応が必要なものは今国会で制度改正を行う。

 【米国産牛肉輸入再開】輸入再開は食品安全委員会で科学的議論を尽くし、国民の意見も聴取した上でまとめられた答申を踏まえ決定された。日米関係を優先したとの批判はあたらない。国民の食の安全、安心を大前提に、米国に原因究明と再発防止を求めている。

 【在上海総領事館員自殺問題】国内での報道後、秘書官などを通じて事案の概要、対応について報告を受けた。発生後の調査で、機密漏えいの形跡がないことが確認されている。

 【皇室典範改正】有識者会議報告書に沿って、所要の法案を今国会に提出する。象徴天皇制にふさわしい結論が得られるよう努めていきたい。

 【靖国神社参拝】明治維新以来、国のために命をささげた戦没者全体を追悼し、二度と戦争を繰り返してはならないという気持ちから参拝している。(新たな国立)追悼施設についても(調査費の)予算計上を見送ったが、今後議論が熟すことを期待している。

参院代表質問の詳報(2) 自民・青木幹雄氏

小泉純一郎首相

 【ODA改革】各国がわが国のODAに感謝し高く評価していると認識。コスト削減、チェック態勢強化、NGOの活用等を通じて効率的改革に取り組む。

 【参院の独自性】決算審査を重視しODA特別委員会を設置するといった取り組みは参院の独自性の観点からも結構なこと。政府としてもできる限り協力したい。

 【格差社会】経済は民間需要主導で回復しているが、企業や地域によってばらつきがある。フリーター、ニートの自立支援策などの施策を実施。改革の成果を地域や中小企業にも浸透させたい。
ライブドアの堀江社長ら4人を逮捕 東京地検特捜部

俗に”ハイリスク、ハイリターン”という言葉がある。これは、「大きな収穫を得るには、そのために非常に大きなリスクを背負う」、という意味の言葉である。サッカーのドゥンガが言ったように、「達成することが難しいことこそ、やりがいのあることなのだ。」という意味でもある。

これが逆に”ハイリターン、ハイリスク”となった場合はどうか。言葉の”響き”は一見非常に似ている。しかしこうなると、その意味合いがかなり異なってくる。この意味は、「先に大きな収穫を得ると、そのために非常に大きなリスクを背負う」となる。つまり、「簡単に大きな収穫を得るということは、大きな危険のあることなのだ。」という意味である。

私は今回ホリエモンがこういったことをあまり良く理解していなかったのではないかと思う。つまり、”ハイリスク、ハイリターン”も”ハイリターン、ハイリスク”の区別もできず、どこかで「手段と目的が入れ代わってしまった」のであろうと見ている。

このように、”手段”と”目的”(あるいは、”原因”と”結果”)が入れ代わること、その主従関係が逆転することを、私は大分前から”本末転倒症候群”、”意味逆転化症候群”と呼んで来た(例えば、Kazumoto's scientific BBS参照。ここでこの問題を2000年から2年に渡って論じて来た)。

今回、ホリエモン騒動を見ていると、どうやらホリエモンも典型的な近代日本の教育制度が生んだ被害者の1人と言えるかも知れない。”本末転倒症候群”患者の1人であったということであろうヨ。

しかし、それにしても日本の政治家や日本のマスコミはひどい輩である。昨日までホリエモンの味方でさんざんその力を利用し、その結果ホリエモンのライブドアの株価操作に協力して来たにもかかわらず、ホリエモンが逮捕されるとなるととたんに手のひらを返すような態度を取る。これこそ、”外道”の輩であろう。

私は大分前から『ホリエモンの黄昏れ』や『ああ言えば上裕、ここ掘れホリエモン』などで論じた。これらを見れば分かるように、私は「ホリエモンには必ず落日が来る」と予言していた。この当時、”ホリエモン批判”していたのは、私ぐらいのものであった。(私には、オウム真理教信者のメンタリティーとライブドアなど”六本木ヒルズ族”のメンタリティーは大変似ているように見えたからである。80年代の上裕がもう少し遅く生まれていれば、必ず”六本木ヒルズ族”を目指していたはずである。麻原、ああ言えば上裕、ホリエモンなどは全く似た人々である。)

むしろ大多数は、生物学者の柳田充弘氏のように「ホリエモン崇拝」していたのである。大学教授の地位を利用してホリエモン賛美をくり返し、若者にホリエモンに右へ倣えしろ、と言っていた。この正当性はどうなるのか私は知らないが、かなり罪深いと私は感じる。残念ながら、いつの時代もこういった人物は現れる。

かつてのヒトラー時代、ナチス政権誕生やナチス政権到来に、今回のホリエモン礼讃とまったく同じように、人々はヒトラーを崇拝したのである。その際、多くの大学教授がヒトラー支持者となった。それ以外は他国へ逃亡せざるを得なくなったのである。日本でも同様で、東条内閣誕生を今の小泉政権誕生と同じように、人々は礼讃したのである。

このように、人は非常に騙されやすいものである。それを逃れるためには、私が言うように、物事を深く徹底的に考え抜くことである。それ以外にはあり得ない。

かつて、寺田寅彦はこう言ったという(寺田寅彦著「寺田寅彦随筆集」、第四巻、(岩波文庫)参照)。

【ジャーナリズムと科学】(昭和8年9月、世界文学講座)

ジャーナリズムとはその語の示すとおり、その日その日の目的のために原稿を書いて、その時々の新聞雑誌の記事を作ることである。それ自身に別段悪い意味はないはずであるが、この定義の中にはすでにいろいろな危険を包んでいる。浅薄、軽率、不正確、無責任というようなものがおのずから付きまといやすい。それからまた読者の一時的の興味のために、すべての永久的なるものが犠牲にされやすい。それからまた題材が時の流行に支配されるために、取材の範囲がせばめられ、同時にその題材と他の全体との関連が見失われやすい。


【科学者とあたま】(昭和8年10月、鉄塔)

”私に親しいある老科学者がある日私に次のようなことを語って聞かせた。

「科学者になるためには『あたま』がよくなくてはいけない」

これは普通世人の口にする一つの命題である。これはある意味ではほんとうだと思われる。しかし、一方でまた

「科学者はあたまが悪くなくてはならない」

という命題も、ある意味ではやはりほんとうである。そうしてこの後のほうの命題は、それを指摘し解説する人が比較的に小数である。
 この一見相反する二つの命題は実は一つのものの互いに対立し共存する二つの半面を表現するものである。この見かけ上のパラドックスは、実は「あたま」という言葉の内容に関する定義の曖昧不鮮明から生まれることはもちろんである。
 論理の連鎖のたった一つの輪も取り失わないように、また混乱の中に部分と全体との関係を見失わないようにするためには、正確でかつ緻密な頭脳を要する。紛糾した可能性と岐路に立ったときに、取るべき道を誤らないためには前途を見透す内察と直観の力を持たねばならない。すなわちこの意味ではたしかに科学者は「あたま」がよくなくてはならないのである。
 しかしまた、普通にいわゆる常識的にわかりきったと思われることで、そうして、普通の意味でいわゆるあたまの悪い人でも容易にわかったと思われるような尋常茶飯事の中に、何かしら不可解な疑点を認めそうしてその闡明に苦吟するということが、単なる科学教育者にはとにかく、科学研究に従事する者にはさらにいっそう重要必須なことである。この点で科学者は、普通の頭の悪い人よりも、もっともっと物わかりの悪い飲み込みの悪い田舎者であり朴念仁(ぼくねんじん)でなければならない。”

”頭のいい人には恋ができない。恋は盲目である。科学者になるには自然を恋人としなくてはならない。自然はやはりその恋人にのみ真心を打ち明けるものである。科学者の歴史は。。。偉大なる迂愚者の頭の悪い能率の悪い仕事である。”

”この老科学者の世迷い言を読んで不快に感ずる人はきっとうらやむべきすぐれた頭のいい学者であろう。またこれを読んで会心の笑みをもらす人は、またきっとうらやむべく頭の悪い立派な科学者であろう。これを読んで何事も考えない人はおそらく科学の世界に縁のない科学教育者か科学商人の類であろうと思われる。”


今こそ寺田寅彦の精神を見習うベき時なのかも知れないネ。