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小沢氏「第7艦隊で十分」は象徴的意味 発言を軌道修正

2009年5月23日22時42分

 民主党の小沢一郎代表代行は23日、沖縄県南城市で記者団から、神奈川県の横須賀基地に拠点を置く米海軍第7艦隊によって「米国の極東におけるプレゼンスは十分だ」と代表在任中の2月に語った真意を問われ、「シンボリックな意味で第7艦隊という発言をした」と述べた。

 「極東の安定には米国の関与が必要」との主張をするうえで、その象徴として第7艦隊の存在に触れたという趣旨の説明とみられる。ただ、小沢氏は、「第7艦隊」発言当時、「(在日)米軍がひくことによって、日本の防衛は日本が責任を果たしていけばいい」とも述べ、第7艦隊と自衛隊で協力していけば、他の在日米軍への依存は減らせるとの考えを示していた。

 「第7艦隊」発言に対しては、在日米軍の役割を評価する与党や、自衛隊増強を警戒する他の野党から批判が出ていた。今回の発言は、民主党が政権担当後も即座に大幅な在日米軍削減や自衛隊増強に踏み込む考えはないことを示すのが狙いとみられる。

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