埼玉初…東京では３人目の新型インフル感染者

　埼玉県は２２日、大阪、京都を旅行した埼玉県鷲宮町の飲食業の男性（２９）が新型インフルエンザに感染していることを詳細（ＰＣＲ）検査で確認したと発表した。埼玉県での確認は初めて。東京都も、三鷹市の２５歳男性の感染を確認、八王子市の女子高生（１６）と目黒区のダンス教師女性（３６）に続き都内３人目となる。

　埼玉の男性は同県熊谷市の県立循環器・呼吸器病センターに入院しているが、熱は下がり容体は安定している。一緒に旅行した同県久喜市の友人男性（２９）も同日発熱し入院。簡易検査ではＡ型、Ｂ型とも陰性だった。

　県によると、２人は１７〜１９日の日程で旅行し、京セラドーム（大阪市）での野球観戦や京都市内観光をして、１９日に大阪発の全日空機で羽田空港に到着、電車で帰宅。２０日未明以降にせきが出始め、熱が３９度に。簡易検査で２１日、Ａ型陽性の反応を示し、２２日未明に詳細検査で感染が確認された。

　東京都三鷹市の男性は２０日に大阪府から帰京、２１日は発熱のため自宅で過ごした。２２日に発熱外来を受診、簡易検査でＡ型陽性となったため、詳細検査をした。

[ 2009年05月23日 ]