県内ニュース

イブニング・シックス

ベガルタ初の福島県内でのホーム戦(05月23日)

サッカーJ2のベガルタ仙台が福島県内で初めてのホーム戦に臨みました。福島市の県営あづま陸上競技場で行われたのは、「ベガルタ仙台」対「横浜FC」ベガルタ仙台が福島県内でホーム戦を行うのは初めてです。前半を0対0で終了した「ベガルタ」は後半13分に梁(りゃん)がドリブルでおよそ50メートル持ち込んでゴール!鮮やかに先制点を奪います。さらに勢いにのるベガルタは途中出場の中原が冷静にゴール。試合は2対1でベガルタ仙台が勝ち、第一クールを白星で締めくくり3位を守りました。

中国の小学生招いて大槻小で交流会(05月22日)

郡山市の小学校で中国の小学生を招いて交流会が開かれました。郡山市の大槻小学校を訪れたのは中国湖北省の小学5年生リュブゥユエさんです。4年前から中国の子どもに奨学金を贈っている郡山市の日中友好協会が、日本のことを知ってもらおうと今回リュさんを招待しました。日本語のわからないリュさんは最初は緊張した様子でしたが児童とフォークダンスを踊ったりするうちに少しずつ打ち解けていました。交流会の最後には、明日が誕生日というリュさんに歌のプレゼント。突然の贈り物に感激した様子のリュさんは、お礼に中国の伝統楽器、二胡の演奏を披露しました。リュさんはあさってまで福島に滞在することになっていて明日はアクアマリンふくしまなどを見学するということです。

茂庭で火災、空き家全焼し山林にも延焼(05月22日)

きょう午後、福島市飯坂町で、空き家など2軒を焼く火事があり、火は、近くの山林にも燃え広がりました。きょう午後3時ごろ、福島市飯坂町茂庭の空き家が「燃えている」と近くに住む人から消防に通報がありました。火は空き家と隣にある倉庫などを全焼し裏の山林などにも燃え移りましたが、およそ1時間後に鎮火しました。さらにそのすぐ後には現場から1キロほど離れた別の空き家からも火が出ているのが確認され、消防が向かいましたが現在はほぼ鎮火したということです。いずれの火事もケガ人の情報は入っていません。警察と消防では不審火の疑いもあると見て、詳しいことを調べています。

飯坂温泉のホテル「叶や」が破産(05月22日)

飯坂温泉のホテル「朝ねぼうの宿叶や」を運営する会社が、福島地方裁判所に破産を申し立てました。ホテルの営業は、東京都の会社の支援を受け、今後も継続されます。福島地方裁判所に破産を申し立てたのは、福島市にある飯坂温泉のホテル「朝ねぼうの宿叶や」を経営する「有限会社観光」です。関係者によりますと負債総額はおよそ12億円で、バブル期などに行った多額の設備投資が経営を圧迫したということです。先ほど会見した申立人の弁護士によりますと、今回の破産は申し立て後も営業を続ける「営業継続型の破産」で、県内では初めてのケースです。今後は、東京都の会社の支援を受けながら営業を継続するということで、54人の従業員の雇用や納入業者との取引きはそのまま継続されます。

県内初の被害者参加裁判で判決(05月22日)

県内で初めて被害者が参加した交通死亡事故の裁判で被告の少女に判決が言い渡されました。裁判に参加した遺族は前回の裁判で実刑判決を求めていましたが、判決は執行猶予つきの有罪判決となりました。判決を言い渡されたのは平田村に住む19歳の少女です。判決によりますと少女は去年7月、矢吹町の交差点で赤色点滅の信号を一時停止せずに進み、出合い頭に衝突した車を運転していた当時65歳の男性を死亡させたとされています。この裁判では県内で初めて被害者が裁判に参加する制度が適用され、前回の裁判で亡くなった男性の長男は「反省してもらうためにも実刑判決にしてほしい」と意見を述べていました。きょうの判決で裁判所は「基本的な注意義務を怠った過失は大きいが少女は反省している」などとして執行猶予つきの判決を言い渡しました。裁判のあと亡くなった男性の長男は取材に対し「自分の意見を主張できたことは感謝しているが、被告に気を使うなど精神的な負担もあった」と裁判に参加した感想を話しました。

中合会津店閉店へ〜各方面へ波紋(05月22日)

会津若松にきょう衝撃が走りました。会津若松市の「中合会津店」が、来年2月いっぱいで閉店することになりました。会津若松市の中心市街地では「会津サティ」が来月末で閉店することが決まっていて、各方面に衝撃を与えています。福島市に本店を持つ百貨店「中合」はきょう、来年2月いっぱいで会津若松市の「中合会津店」を閉店することを明らかにしました。中合会津店は昭和38年に設立された「若松デパート」が前身で、その後、中合グループに入り営業を続け、会津経済の一翼を担ってきました。しかし、郊外店の進出などで競争が激化したことで、この3年は売り上げの減少が続き、昨年度の売り上げは1992年のピーク時のおよそ半分の25億4千万円に落ち込みました。建物も建ててから46年が経過し、維持・改修に多額の費用がかかるため、ことし2月の取締役会で北海道と東北にある6つの店舗のうち、中合会津店の閉店を決めたということです。中合会津店ではきょうも午前10時から通常通りの営業。買い物に訪れた人や地元の商店の人たちは空き店舗が目立つ商店街からまた1つ大きな核が消えることに驚きの表情を見せていました。来月末には会津若松駅前にある「会津サティ」の閉店が決まっていて、市の関係者は相次ぐ大型店の閉店に戸惑いながらも事態を冷静に受け止めています。現在、中合会津店では正社員42人をはじめ派遣などあわせて200人ほどの従業員が働いていますが中合は「できるだけ雇用を確保したい」と言うにとどまりました。中心市街地にある老舗の閉店は会津の経済界にとって大きな打撃となることが避けられない状況です。

水難事故救助訓練(05月22日)

川遊びなどが増える夏のレジャーシーズンを前に、福島市の阿武隈川で水難救助訓練が行われました。福島市渡利の阿武隈川で行われた訓練には、地元の福島市消防本部と県の消防防災航空隊からあわせて35人が参加しました。訓練は中州で釣りをしていた2人が、急激な増水で中州に取り残され、そのうち1人が持病の心臓発作を起こしたなどという想定で行われました。訓練では救助隊が防災ヘリを使ってケガ人を搬ぶ訓練や、特殊な救命ロープとボートを使った救助について、真剣な表情で動きを確認していました。県警察本部のまとめによりますと、去年県内で発生した「水難事故」は28件でこのうち18人が死亡していて、ことしはすでに6人が亡くなっています。

県立病院改革推進会議(05月22日)

県立病院の改革を話し合う会議がきょう開かれ、県立大野病院と双葉厚生病院の統合について来月から具体的な内容を検討することになりました。きょう開かれた会議では県立病院の現状と今後のあり方が話し合われました。その中で県立大野病院と双葉厚生病院の統合については地域医療を確保するために充分な議論が必要だという意見が出されました。県では来月に検討委員会を開いて統合の具体的な時期や内容について話し合うことにしています。また医師不足などにより圧迫されている病院経営ついては、医師の確保や病棟の再編などの改善策を強化していくことで平成25年までに単年度赤字の解消を目指していくことにしています。

富士通再配置で県労連が反対運動(05月22日)

会津若松市に工場を持つ「富士通マイクロエレクトロニクス」が生産規模の縮小に伴い従業員に対して「再配置か退職か」を迫ることは法律的に問題があるとして、労働団体が工場の前できょう反対運動を行いました。反対運動を行ったのは県労連などの労働団体で、けさ会津若松市の富士通マイクロエレクトロ二クスの工場前で、出勤してきた従業員に対しチラシを配りました。県労連によりますと、富士通マイクロエレクトロ二クスの従業員は「富士通」からの出向社員で、出向先の「富士通マイクロエレクトロニクス」が「再配置か退職するか」の選択を従業員に迫るのは法律的に問題があるとしています。この工場では従業員1500人のうちおよそ800人が大阪や愛知など県外の施設へ再配置される対象となっていて、従業員から県労連に対して「結局、退職に追い込まれるのではないか」といった複数の相談が寄せられているということです。読み上げられた申し入れ書は工場側が受け取りを拒否したため、県労連では申入れ書を富士通本社とマイクロエレクトロ二クスの本社へ送ることにしています。