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政界ロビー:金法相「盧前大統領関連の捜査打ち切る」

 法務部の金慶漢(キム・ギョンハン)長官は、「盧武鉉(ノ・ムヒョン)前大統領関連の捜査を打ち切る」と公式に発表した。金長官は午前10時から室・局長級の幹部を招集して緊急会議を開いた後、このように発表した。

 被疑者だった盧前大統領の死去により、これまで参考人として取り調べを受けてきた権良淑(クォン・ヤンスク)夫人や長男の建昊(ゴンホ)氏、長女のジョンヨン氏に対する司法処理を行わないことを決定した。

 金長官は「死亡原因とその経緯については現在、検察と警察が調査中で、明らかになり次第国民に詳しくお知らせする。盧前大統領に謹んでお悔やみ申し上げるとともに、故人の冥福を祈る」と付け加えた。

 当初、検察は盧前大統領に対し計640万ドル(約6億円)の資金と高級時計2点を受け取った疑い(包括的わいろ授受)で起訴する方針を固め、事前拘束令状(容疑者の身柄を確保できていない状態で捜査機関が裁判所に請求する令状)の請求について苦心してきた。しかし、盧前大統領の死去により被疑者不在となったため、「公訴権なし」として事件を処理せざるを得なくなった。

孫振碩(ソン・ジンソク)記者

チョソン・ドットコム/朝鮮日報日本語版
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