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剛腕・小沢、地方行脚で“ゴーマン”発言連発

“カネ”の権限掌握

小沢一郎代表代行
小沢一郎代表代行

 民主党の小沢一郎代表代行が、選挙担当として地方行脚を始めた。都心での街頭演説といった表舞台は鳩山由紀夫代表と岡田克也幹事長に委ね、農村などを回り組織を固める裏方に徹する方針だ。一方で重点選挙区の選定や資金配分の権限は握っており、22日にはさっそく“強権”を復活させる一幕もあった。

 「皆さんの先祖は明治維新を断行した。それに匹敵する平成維新を成し遂げなければならない」

 小沢氏は22日夜、鹿児島県霧島市で開かれた新人候補のパーティーでこう語り、次期総選挙での政権交代にかける決意を示した。

 23日には沖縄へ入り、来週は福岡、長崎、熊本を訪問する予定で、今後は週3−4カ所のペースで、重点選挙区をテコ入れする。周辺には「300小選挙区を全部回る」と意気込みを話しているといい、定例記者会見も免除され、党役員室職員の随行も断ったことから、党内には「身軽になって喜んでいる」(中堅)との見方も多い。

【東京12区は「空けておけ」と指示】

 支持団体幹部との会合や激励パーティーでのあいさつはするが、街頭演説は行わない方針。2007年の参院選で民主党を大勝に導いた「小沢流」を貫くわけで、党内には「小沢氏は東京にいないのが仕事」(鳩山氏)と期待感は高い。

 ただ、剛腕のイメージが強い小沢氏だけに、「強権」を警戒する向きも多い。

 22日午前、党本部で鳩山氏と会談した小沢氏は、公明党の太田昭宏代表が出馬する東京12区について「空けておけ」と“指示”した。

 赤松広隆選対委員長には「選対の部屋も使わせてもらうからな」と予告しており、党内には「小沢氏がスーパー選対委員長になった」(若手)と嘆く声もある。

 地方行脚先では記者会見や囲み取材に応じるものの、民主党は記者団に「質問は選挙関係でお願いしたい」と求めており、気を使っている様子がうかがえる。

 民主党の渡部恒三最高顧問は22日、TBSの番組収録で「300選挙区のうち95%は公認候補者が決まっちゃってる。お金も今は全部、銀行振り込み。小沢君が担当になったからってわがまま勝手なことなんかできるはずがない」と語った。

 本当にそうだろうか。

ZAKZAK 2009/05/23

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