【社会】1万7000通届かず返送 名古屋市の定額給付金申請書2009年5月23日 16時20分
名古屋市が11日から発送を始めた定額給付金の申請書約103万通のうち、約1万7000通があて先不明などで受取人に届かず、市に返送されている。転居などが原因とみられるが、市は「これだけまとまった数の返送は想定していなかった」としている。 申請書は原則、2月1日現在の住民票に記載されている住所地に普通郵便で発送。郵便事業会社名古屋支店によると、あて先の住所に表札がなく、確認はがきなどでも居住が確認できていない場合は返送される。2月以降に転居した人で、郵便局に転送届(1年間有効)を出していない人にも届かない。 市定額給付金等推進室は「あて先作成から実際の発送までに異動時期を挟んでいるため、引っ越しで届かなかった物が相当数ある」と推測。住民票の転出届などで新しい住所が分かる人には、今後再発送する。本人からの申し出があり、本人確認ができた場合も送り直す。 市には通知を受けた市民から41万5000通以上の申請書が到着。一方で、最近は「申請書が届かない」との問い合わせも1日約150件あるという。名古屋市の申請締め切りは11月11日(消印有効)。問い合わせ先は、定額給付金等コールセンター=電052(957)9239。 (中日新聞)
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