尹増鉉長官「外債償還懸念確実に取り除いた」
【ソウル11日聯合ニュース】企画財政部の尹増鉉(ユン・ジュンヒョン)長官は11日、外貨流動性の供給を通じ、外国債償還に対する懸念を確実に取り除いたとの考えを示した。
ソウル市内のホテルで開かれた経済関連協議会で、祝辞を通じ述べたもの。外貨流動性の問題から生じた韓国の外債償還能力に対する投資家らの懸念をなくすことに努力し、政府は銀行への外貨流動性供給を続け、外国為替平衡基金債券(外平債)30億ドル(約2億4000万円)を発行したと紹介。これらが外債償還に対する疑問を確実に除去する契機になったと評価した。また、韓米、韓中、韓日通貨スワップを300億ドルずつ締結し、非常時に活用できる第2の外貨準備高を確保したと強調した。
韓国の経済状況に関しては、3月に66億5000万ドルという史上最大規模の経常黒字を記録するなど、最近、一部で肯定的な信号がみられると述べた。ただ、韓国政府は根拠のない悲観だけでなく、過ぎた楽観も同時に警戒しているとした。
尹長官は、世界的危機状況のなかで経済がどうなるかは「予測するものではなく、作っていくものだと考える」と述べるなど、韓国経済に対する強い自信感を示した。
祝辞を述べる尹増鉉長官=11日、ソウル(聯合ニュース) |