2009年5月23日2時30分
埼玉県は23日、同県久喜市の会社員男性(29)が新型インフルエンザに感染していることを確認した、と発表した。22日に県内で初の感染者と確認された鷲宮町の飲食店従業員の男性(29)と一緒に、大阪・京都方面に旅行していた。現在、県内の医療機関に入院中。熱は下がり、容体も安定しているという。
県によると、会社員は17日から19日まで関西を旅行。22日に同行者の感染が確認されたため簡易検査の予定だったが、急に体調を崩して発熱外来に受診。38度の熱があった。簡易検査はA型陰性だったが、宿が同室など、同行者と濃厚に接触があったとして、県衛生研究所で遺伝子検査をしていた。
会社員は旅行から戻った翌日から2日間、東京都北区の会社に出勤していたため、県は区に連絡。仕事で車に同乗した同僚の健康観察を依頼した。