練習を公開した高山勝成=真正ジム
「WBA世界ミニマム級タイトルマッチ」(7月14日、神戸ワールド記念ホール)
王者返り咲きを狙うWBA世界ミニマム級2位の高山勝成(真正)が22日、神戸市の同ジムで練習を公開した。無敗の王者・ゴンサレス攻略に向けて長期戦を視野に入れる高山は、12〜20日までの奄美大島合宿で1日30キロの走り込みを敢行し、スタミナを徹底強化。今後は試合までに過去最高の150〜200ラウンドのスパーリングを行い、“世界再奪取”仕様の体を作り上げることを誓った。
その表情には自信がみなぎっていた。奄美大島では徹底して走り込んだが、ただ走るだけではなく「疲れた状態でも相手がどう攻めてくるかを考えながら走っていた」と、イメージトレーニングも行っていたという。
一寸の狂いもない調整ぶりに、中出トレーナーも「今までで一番の状態」と太鼓判。来週からは本格的なスパーリングに入る。「今回はむちゃくちゃしてやろうと思ってます。自分のすべてを出したい」と高山。自己最高のハードトレで、死に物狂いで王座をつかみにいく。